第560号(2001.02.01)

マイクロエコシステムによる渓畔林(津久井町日陰沢)

丹沢林の再生に新技術

魚網を活用して苗木を植栽
県自然環境保全センター

落葉堆積して土壌肥沃化

4年で5メートルに成育

 厚木市七沢の県自然環境保全センター(紅葉淳一所長)が、数年前から取り組んでいる森林再生の新技術「マイクロエコシステム(小さな生態系)」が、山間部上流の渓流地に生える湿性型森林の再生に効果があることがわかった。
 マイクロエコシステムとは、魚網を用いて蚊帳状のものを作り、それを苗木にすっぽりかぶせて育てるもので、木が網を破って伸びていくため、網を外す必要がない、落葉がよそに飛んで行かないため土壌が肥沃化しやすい、シカの菜食防止に役立つなどのメリットがある。
 同センター研究部の中川重年さんが、猟師が魚を入れる空き箱が風に飛ばされないよう網をかぶせているを見て、森林再生の技術に応用できないかと10年前から研究を始めたもの。
 センターでは平成8年4月、津久井町青根の日陰沢で、この方法を使って渓畔林造成試験を行ったところ、0.5から一メートルだったヤマハンノキ、クマノミズキ、カツラ、ホオノキなどが、3〜5メートルに成長して森林化に成功しているという。
 日陰沢では25ミリのメッシュの魚網を用いて蚊帳状(2×2×2メートル)のものをつくり、この中に1区画20センチ間隔で苗木を100本植える方法をとった。樹木を植えるに当たっては上下二段に区分し、下段は増水時に岩石が堆積したり掘れたりする可能性のある場所を想定してヤマハンノキを、上段は成長はやや遅いが自然林を作る樹種としてカツラ、ホオノキ、トチノキ、シオジ、オニグルミなどを植えた。
 植栽して四年経過したところ、マイクロエコシステムの中では木がスクスクと育ち、落葉が堆積して、周辺の地区とは明らかに異なった環境が見られるようになった。
 同センターでは、その効果の要因として、@十種ほどの木を一緒に植えることから、細かい環境の差に適した木が育っていく、A高密度に植えることから相互に競争が起きて、木が上へ上へと伸びていく、B強い日陰を緩和する木陰ができるなど環境条件が改善される、Cシカの菜食の物理的防止につながる、D網が落葉を補足する割合が90%を越えるため、落葉がよそに飛んでいかず、土壌が肥沃化しやすい―などをあげている。
 また、マイクロエコシステムは、樹木種子の放出場所としての機能も見られ、一緒に植えた低木のシモツケは、この中で花を咲かせ、周辺に種子を飛ばして若い木がたくさん育っており、ヤマハンノキでは当初の予想よりも早く育ったため、網の目にくいこむ木が出ているほどだという。
 このほか、丹沢の山岳地や山頂部の風衝地でも、このシステムを導入してブナを中心とした造成試験を行っており、同様な効果が見られている。
センターでは当初、森林の再生には10年かかると予想していたが、思ったよりも早い効果が出たため、丹沢林再生の切札になるとして期待を寄せている。


春を先取り! 

スイートピー出荷最盛期
過去17年間で最高の出来

厚木市上依知の山下栄造さん

 厚木市内の農家でスイートピーの出荷が最盛期を迎えている。市内のスイートピー農家は、同市上依知の山下栄造さんと下依知の岩崎伸久さんの2軒。
 昨年八月に種子を植え、12月中旬から花を切り始め、4月中旬まで出荷が続く。今年は昨年秋に雨天や曇天が多かったため成育が心配されたが、12月から天候が回復して成育が戻った。特に山下さん方のスイートピーは過去最高の出来だという。
 山下さんがスイートピー栽培を始めたのは、今から17年前。娘さんが嫁いだ先がスイートピー栽培農家だったことから、娘婿に教えられて始めたのがきっかけ。上依知の畑にハウス3棟を建て、総面積550平方メートルのハウス内に1万本のスイートピーを植えている。
 品種は県内の農家で主流になっているプリンセス、エリザベス、ダイアナ、ミランダ、セレモニーなど。 前年の出荷が終了したあと、5月から7月にかけて土をつくり、8月下旬に種子を播く。芽が出た後は、天井に針金をめぐらし、下に糸を下ろして支柱をつくって蔓を上に誘引する。スイートピーは放っておくと蔓がどんどん伸びていくため、成育すると背丈を1.5メートルから2メートルくらいで押さえるよう、時々蔓を下で巻き上げる作業をしなければならない。
 「手入れや花切り、出荷の用意などほかの花よりもうんと手間がかかる仕事」と語る山下さん。
 スイートピーは光を好む植物で、天候次第で出来不出来が左右される。今年は秋に曇天が続いたが、12月に入って天候が回復したため、丈夫でいい蔓が育った。過去17年間で最高の出来だという。
「毎年天候が違うからね、これだという決め手はない。私も始めて1、2年は失敗の連続だった。17年目にしてようやくコツが分かってきた」と出来栄えに満足そう。その努力が報われ、昨年11月に行われた市農業まつりの農産物品評会花の部で、山下さんのスイートピーが一等に入選した。
 出荷本数は1シーズンで20万本。主に相模原の花き市場に出荷しているが、1束25本入りの「カジュアルフラワー」として直売も行っている。これから一日置きに3千本ほどを出荷する作業が続く。


戸籍事務をスピードアップ 3月からコンピュータ化

 厚木市は3月から戸籍事務をコンピュター化して、戸籍事務の効率化とスピードアップをはかる。
 コンピュータ化が実施されると、これまで約2週間かかっていた戸籍の作成が約3日間でできることになり、証明書の発行も約10分から2分程度に短縮されるというメリットがある。戸籍の作成は3月3日から実施、戸籍謄本や抄本など証明書の発行は3月5日から取り扱われる。
 このコンピュータ化にともない、戸籍謄本は戸籍の「全部事項証明」、戸籍抄本は戸籍の「個人事項証明」に切り替わるが、コンピュター化前の証明書が必要な場合は請求することができる。
 証明書はA四判横書きのコンピュターから出力した用紙になり、従来のB4判縦書きの和紙の原本は「平成改製原戸籍」として百年間保存されるという。
 県内の自治体ではすでに藤沢、相模原、座間の3市と藤野、城山の2町で戸籍事務のコンピュータ化に取り組んでおり、厚木市は6番目、市としては4番目になる。


横手の「かまくら」で遊ぼう

厚木の子どもたち大喜び

友好都市締結15周年を記念して観光物産展開催

 1月20日、厚木中央公園で厚木市観光協会と秋田県横手市観光協会の主催で、厚木市と横手市の友好都市締結15周年を記念して、横手市の伝統行事である「かまくら」の設置や観光物産展などが開かれ、多くの市民で賑わった。
 両市は昭和60年5月24日、厚木市の市制施行30周年を記念して、災害時の相互援助を目的に友好都市を締結した。以来、スポーツや文化交流など多くの分野で活発な交流が行われている。
 しかし、これまで観光関係の交流がなかったため、今回初めて観光交流と物産展が計画された。この日は午前10時に開会宣言が行われた後、横手市の特産品であるりんごや秋田こまち、シイタケなどの展示即売が行われ、観光地なども紹介された。
 会場中央には前日、横手市から10トントラック2台で運んできた雪で、高さ2.5メートルの大きなかまくらがつくられ、子どもたちがつくった40センチのミニかまくら60個とともに設置された。
 このかまくらづくりには、横手市の職員30人が指導応援にかけつけ、市民とともに「かまくらづくり」を楽しんだ。
 また、午後6時にはかまくらに明りをつける点灯式が行われ、山口厚木市長と五十嵐忠悦横手市長の手で明りがともると、その幻想的な美しさに集まった多くの市民から一斉に歓声の声が上がった。
 また、荻野山中藩保存会による鉄砲隊の演技や雪国秋田の「なまはげ」も登場し、子どもたちの中では驚きの声も聞かれた。
 点灯式などの様子は厚木会場と横手市を情報映像通信回線で結び、横手市の子どもたちにも中継された。この日は、夕方から関東地方に降雪があり、雪のイベントにふさわしい行事に子どもたちは大喜びだった。なお、21日も10時から観光物産展のほか郷土芸能披露などが行われ、両市の友好の輪が深められた。
 参加した市民は「雪のない厚木でかまくらが楽しめるなんで夢のよう。来年もぜひやってほしい」と話していた。


市民防災研修会―不安列島「闘う防災術」

防災対策はわが家から

 1月20日、厚木市恩名の市文化会館で、厚木市と市自主防災隊連絡協議会が主催する「市民防災研修会」が開かれ、市民七百人が参加した。
 これは平成7年1月17日に発生した阪神淡路大震災の教訓を風化させることのないよう、市民一人ひとりが地震災害、地震防災に関する知識を習得して、発災時における適切な対応と防災意識の高揚を図るのが目的。1月15日から21日の「防災ボランティア週間」に合わせて開催された。
 研修会では「準備をして災害を迎え撃て―不安列島・闘う防災術」と題して、防災システム研究所長の山村武彦さんが講演、スライドやOHPを交えながら、阪神・淡路大地震と昨年10月に発生した鳥取県西部地震の比較や教訓などをもとに、実践的な防災対策について話した=写真。
 山村さんは「発災時に緊急参集できる職員は約40%。市民の防災対策はわが家から始めること」と話すと、参加した市民はメモをとりながら熱心に耳を傾けていた。


2月4日

ティーボールセミナー開催 

シドニーオリンピック

斎藤・石川選手も実技指導

 かながわ教育ティーボールセミナー&実技講習会が2月4日、厚木シティプラザ5階と厚木中学校グランドで開かれる。
 セミナーは2002年度からスタートする完全学校週5日制カリキュラムの中で、小学校3・4年生の体育におけるベースボール型ゲームの内容をティーボールとしてとらえ、小学校や養護学校の教師を対象に実施するもので、NPO法人日本ティーボール協会神奈川連盟が主催、市教育委員会、市子ども会連絡協議会などが後援する。
 ティーボールは、安全で楽しくプレイしてもらうため、野球の危険な部分を排除したスポーツ。野球やソフトボールではバットがすっぽ抜けて人に当たる事故が多いため、バットにウレタンを巻いて柔らかくしたほか、バッターボックスも半径3メートルのバッターサークルにして、打撃時にはバッター以外は入ることが出来なくした。また、スライディングを禁止し、代わりに各塁の駆け抜けを認めている。
 セミナーでは午前中、シティプラザ5階大会議室で理論や指導法、審判法などを学ぶ講義、午後は厚木中学校グランドで実技指導を行う。特に実技指導にはシドニー五輪で銀メダルを獲得した日本女子ソフトボールチームの斎藤春香選手(日立ソフトウェア)と石川多映子選手(同)を講師に招いて、体育や健康教育授業、地域活動に役立つティーボールの実践的な指導を行なう。
 参加対象は小学校、養護学校の教師、地域社会の青少年指導者、団体スポーツ指導者(先着200名)。参加費2000円(初級指導者認定を希望する方は別途2000円)。運動できる服装、運動靴、野球用グラブをお持ちの方は持参。2月3日までに事務局宛てに電話(氏名、連絡先、年齢、電話番号、勤務先を明記)またはFAXで申し込む。エFAX0465・37・6656番(久保寺)。


宮ケ瀬フェスタ2001

花見のふるさと作ろう 参加者募集

 昨年12月2日のダム工事の完成により、神奈川県の新しい水源地として誕生した宮ケ瀬湖=写真=とその周辺では、丹沢の自然と調和した水と緑のオープンスペースを「人々に親しまれる場」として整備活用することにしているが、宮ケ瀬ダム周辺振興財団では、2月25日午前10時より新たな宮ケ瀬湖の冬のイベントして、「宮ケ瀬フェスタ2001冬の陣\花見(さくら)のふるさとをつくろう」を開催する。
 けやき広場を会場に日本さくらの会から寄贈される500本の桜を植樹するほか、ピクニック広場での宮ケ瀬鍋、地元特産品の展示即売、大抽選会、もちつき、サンバなどのアトラクションを行う。
参加希望者は往復はがきに参加者全員の氏名、住所、年齢、電話番号、現地までの交通手段(路線バスまた自家用車)を明記の上、〒243b0110清川村宮ケ瀬940b4県立宮ケ瀬やまなみセンター内、宮ケ瀬ダム周辺振興財団へ申し込む。参加費大人1500円、小学生以下500円、6歳以下無料。2月20日締切(必着)エ288・3600番。


森政権は旧東海道線!

ニューヨーク市立大学

霍見芳宏教授が講演

 1月27日、厚木市内のホテルでニューヨーク市立大学大学院の霍見芳宏教授=写真=の講演(テンダー会議主催)が行われ、約200人が参加した。ハーバード大学大学院在籍当時のブッシュ新大統領を教えた霍見教授は、ブッシュ政権と日本経済の再興について、約90分にわたって講演した。
 講演の中で霍見教授は、ブッシュ氏は大学院時代は不真面目で箸にも棒にもかからない学生だった。彼はリーダーに必要な歴史観、世界観、弱者に対する愛情に欠けている。それは大統領になった今も変わらず、国粋主義者・右派の影響を受けている」と指摘した。また、日本は「デモクラシー(民主国家)ではなくクリプトクラシー(盗賊国家)国家だ。日本は官僚と癒着した与党専制国家で、為政者は延命のため選挙制度を曲げ、支持者の圧力団体と自分の利益追求に奔走している。まるで国民は盗賊集団に支配されているようだ」と指摘した。そして、ハイテク情報化時代に森政権は、財政改革をしなければならないのに、公共事業による景気刺激策という前世紀の遺物を追いかけている。日本の再興は悪い規制をやめてきちんと検証することの出来る治療を行うことだ」と提言した。そして、「森政権とかけて旧東海道線と解く。光もなければ望みもない」と締めくくった。


東海林のり子さん

働く女性セミナー2月7日 東海林のり子さんの講演

 厚木商工会議所中小企業相談所では、2月7日16時より、同市中町の厚木ロイヤルパークホテルで「第6回の働く女性セミナー」を開催する。
 当日はテレビキャスター、リポーターとして活躍している東海林のり子さんが、「リポーターとして、妻として、母として」と題して講演する。
 東海林さんは埼玉県浦和市出身で、1957年立教大学文学部を卒業後、ニッポン放送アナウンサーとして入社、70年に退社後フリーとなり、「小川宏ショー」リポーター、「3時のあなたの」の事件リポーターとして活躍、特にロックバンドXの追っかけリポーターで若者の支持を得る。現在、テレビ朝日の「ワイドスクランブル」のコメンテーターとして出演中。
 対象は厚木市および近郊に在住、勤務する女性。定員200人。受講無料。希望者は電話またはFAXで商工会議所商業部会へ申し込むこと。問い合わせはエ046・221・2151番・FAX222・0607番。



鎧と刀テーマに

郷土資料館収蔵資料展

荻野山中藩の太刀・蒙古襲来之絵など展示

2月25日まで・講演会も開催

 厚木市寿町の郷土資料館で、1月10日から「鎧と刀」をテーマにした収蔵資料展が始まった=写真。第11回目となる今回は、市が収集してきた刀剣類や市民から寄贈された江戸時代初期の当世具足や鞍橋(くらぼね)などの馬具、合戦の様子を描いた絵巻物を中心に展示している。
 刀剣類では、江戸時代に厚木市内に陣屋を構えていた荻野山中藩大久保家の家紋入り拵(こしらえ)や太刀のほか、相州飯山住行宗の銘が入った脇差しなど、郷土厚木にゆかりのあるものを展示した。
 また、絵巻物では、鎌倉時代の執権北条時宗の時代に、2度にわたって蒙古の大軍が日本を襲った元寇の経過を描いた絵巻「蒙古襲来絵詞」の模写本である「蒙古襲来之絵」「後三年合戦之絵」を展示している。
 このほか、歌川国芳や芳勝の作である錦絵「頼朝公富士之御狩図」、和本「絵入太平記」「絵本武者雄飛伝」「古刀銘盡大全」などの古書資料も展示されている。2月25日まで。
なお、二月四日午後一時三十分から一階の閲覧学習室で、「相模の刀工」をテーマにした講演会も開かれる。講師は市文化財保護審議会会長の渋谷利雄さん。申し込みは郷土資料館エ225・2515番。


吉田組倒産下水道工事続行不能b厚木市が出来高処理

 厚木市は、同市上依知216番地の地元大手建設土木会社株式会社吉田組の破産申立てにともない、公共下水道工事の続行が不可能となり、工期内に完成が難しくなったことから、1月19日に開かれた市議会全員協議会で報告した。
 工事は国庫補助対象事業である「平成12年度の公共下水道山際川第一排水区幹線工事2b工区」。工事期間は平成十12年8月24日から13年2月28日までで、設計額は1億4千320万9千500円、請負代金は1億3千965万円。
 市では今後、当該工事にかかわる出来高の検査と確認を行うとともに、工事出来高と前払金5千586万円(保証会社の保証付)との差額計算を行なう。工事出来高が前払い金に達していない場合は、差額を保証会社に請求、出来高が前払い金を上回っている場合は、市に差額の支払い債務が発生する。
 残りの工事については改めて発注する予定。
 吉田組は厚木市内の大手建設土木会社で、1月上旬50億円あまりの負債を抱えて倒産した。


冬鳥の生息調査 シベリアなどの渡り鳥が年々減少

 県央地区行政センターでは、毎年ガンやカモ、ハクチョウなど冬季にシベリアやアラスカ、千島方面から飛来する冬鳥の生息調査を行っているが、このほど平成12年度の調査結果がまとまった。環境省の依頼を受けて昭和44年度から行っているもので、今年で32回目。
 調査日は今年の1月16日、行政センター職員、自然環境保全センター職員、鳥獣保護員など18名が、厚木市七沢のリハビリテーションセンター池や森の里青山調整池、相模川、中津川、小鮎川など36か所を、双眼鏡、望遠鏡を用いて種ごとに固体数をカウントした。その結果、県央地区の29か所で3,309羽のカモ類が確認されたが、総数は昨年に比べ373羽の減少(前年度比89・9%)。平成9年度以降は毎年飛来数が減りつづけている。
 種別では11種類が確認され、昨年79羽観察されたオシドリは、リハビリテーションセンタ池で一羽のみが観察され ただけで、他の地区での観察が見られなかった。また、今年度新たに厚木市森の里青山遊水池で、コガモ95羽が確認された。
 県央地区3,309羽の内訳は、カルガモ930羽、マガモ818羽、コガモ949羽、オナガガモ166羽、ヒドリガモ296羽、ホシハジロ46羽、オシドリ1羽、その他(ハシビロガモ、トモエガモ、キンクロハジロなど)103羽となっている。


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