第570号(2001.07.01)

第1回の会議を開いた厚木市IT戦略会議

IT戦略会議を設置

厚木市

ITのまちづくりを推進

ユニークな政策や夢プラン提言へ

 厚木市は6月20日、情報通信技術(IT)を活用したITのまちづくりを推進するため、「厚木市IT戦略会議」(座長・宮地尚司ソニー厚木テクノロジーセンター代表)を設置し、厚木市役所で第1回の会議を開いた。
 市より委嘱された委員はIT分野を専門的に開発研究している市内のIT関連企業や工科系大学につとめる専門家で、これに産業、医療、教育関係者を加え16人で構成されている。
 会議では、山口市長が「全国のモデルとなるようなITのまち実現を目指し、全国に先駆けて実施するユニークな政策や夢のあるプランなど、数多くのご提言をいただけますようお願いします」とあいさつ。「市民生活の利便性の向上」「産業の振興」「電子自治体の構築」の3つの視点(柱)から活発な議論が繰り広げられた。
 戦略会議には、具体的な施策を検討する「市民生活電子化部会」「産業振興部会」の2つのワーキンググループが設置された。来年3月までに10回程度の会議を開き、検討結果を市長に提言する。
 市が推進する「ITのまちづくり」は、急速に高度化が進む情報通信技術を、市民生活や自治体経営に積極的に取り入れ、市民サービスの向上、産業の振興、事務の合理化を図るもので、市民がIT技術を積極的に活用できるまち、IT革命の恩恵を市民が幅広く享受できる地域社会をつくるのが目的だ。
 市が掲げている3つの柱は次の通り。
 @市民生活の利便性の向上 市民すべての情報リテラシーの向上、超高速ネットワークインフラの整備促進、各種情報コンテンツの整備拡充、学校におけるIT教育の推進、福祉・医療システムの構築、生涯学習情報システムの構築、消防・防災システムの構築。
 A産業の振興 地域ポータルサイトによる産業の活性化、電子商取引の促進、IT関連企業などの誘致・育成、地域産業情報データーベースの構築、人材育成、産官学共同研究の促進、SOHO推進の支援。
 B電子自治体の構築 
行政情報の電子化、電子入札・電子調達、行政ワンストップサービス、電子申請・届出、内部事務処理システムの構築。
 市ではIT戦略を策定するため、市民の意見や要望も受け付けている。
 E-mailは、1250@city.atsugi.kanagawa.jp

インターネットで企業誘致
厚木市がホームページで紹介


空き店舗や立地情報提供
貸賃や分譲価格など一覧

 厚木市は6月20日より市のホームページで、中心市街地の空き店舗や、厚木インター及び森の里地区の企業立地情報などを提供する「厚木市へのご招待\企業立地のご案内」サービスを始めた。
 相模縦貫道路や厚木秦野道路、第二東名など高規格道路網の整備により、平成19年に新しく4つのインターチェンジの開設をめざす厚木市にとって、企業誘致はまちづくりの大きな課題。近年は青山学院大学や丸井、日本バルカー厚木工場など企業や教育機関の撤退が続くほか、本厚木駅周辺のオフィスビルにも数多くの空きスペースが出るなど、経済の地盤沈下が指摘されている。
 市ではこうした現状に対応するとともに、市の立地条件や魅力、必要な情報をホームペーで紹介、進出を考えている企業や商店に情報を提供して誘致促進をはかることにした。
 ホームページでは、「厚木市へのご招待、企業立地のご案内」と題して、業務核都市や厚木の交通網、民間事業者への支援措置、産業構造の特徴、産業振興計画、文化スポーツ施設、公園などを紹介したほか、「あつぎ空き店舗情報」「あつぎ企業立地情報」をページを加えた。
 空き店舗情報では中心市街地の活性化基本計画を紹介しながら、商店会の協力を得て、本厚木駅周辺商店街や鳶尾地区商店街の空き店舗情報を入力、ビルの立地条件や構造、面積、賃料、保証金、希望業種、駐車場の有無などを一覧できるようにした=写真。
 また、企業立地情報では業務核都市の概要を紹介するとともに、都市基盤整備公団や厚木テレコムパーク、県住宅供給公社の協力を得て企業の立地情報を掲載、対象面積や用途地域、分譲価格、賃貸価格、店舗・研究所・学校・事務所などの希望業種や利用形態、現況などの物件情報を紹介している。
 ホームページアドレスはhttp:www.city.atsugi.kanagawa.jp/

アジアの子ら60人招待


ホームスティで国際交流
受け入れ先が不足

厚木のNGO 
市民に協力呼びかけ

厚木市を拠点に活動しているNGO・国際交流は子どもの時からアジアの会(高岡良助代表)では、7月19日から8月3日の日程で「第10回アジア子ども交流大会」を神奈川、茨城などで実施するが、ホームスティの受け入れ先が不足し、対応に苦慮している。
 交流事業には、台湾、中国、ロシア、韓国、モンゴル、パレスチナ、イスラエルなど8か国から聴覚障害児と孤児30人を含む60人の児童を招待する。
 児童たちは18日から23日まで茨城、群馬の児童と交流するが、その後24日から8月3日まで神奈川県内をホームスティしながら、相模原市の小学校で開かれる歓迎交流会に出席するほか、いすず自動車藤沢工場や藤沢天文台などを見学、ディズニーランドなども訪れる。
 30日からは厚木市営七沢弁天の森キャンプ場で行なわれる2泊3日のキャンプにも参加する。キャンプには地元の児童110名、ボランティア75名のほか、日本の障害児30名も招待され、各国児童が一堂に会して交流を深める。
 交流会で披露される歌や踊りなどは、政治や宗教、営利、国威発揚などを排除し、純粋に人道主義をモットーにした人間的なつきあいだけを行なうという。
 事業費の600万円は寄付金や助成金、物品販売などで捻出、モンゴルやパレスチナ児童の往復の交通費を負担するほか、国内移動費や歓迎会費、食費などに当てる。
 同会では交流のベースをホームスティに置いており、小中学生の児童のいる受け入れ家庭を募集しているが、現在のところ30件しか決まっていない。
 高岡代表は「ホームスティは、皮膚や目、言葉や顔の色が違う子どもたちが同じ布団に寝て、いっしょにお風呂に入ることで、同じ人間だということが分かり合える格好の場。いわば未来の平和外交です。ぜひ多くの皆さんのご支援をお願いしたい」と協力を呼びかけている。
 また、キャンプなどの交流事業を手伝ってくれるボランティアも募集している。ボランティアは高校生以上で参加費は無料。
 同会では7月15日、海老名市さつき町のえびな市民活動支援センターで、ホストファミリーのオリエンテーリングを行ない、受け入れ児童のホームスティ先を決める。
 ホストファミリーやボランティアの希望者は、同会代表の高岡さんまで連絡する。エ090・6107・7124番。

違反建築確認せよ 金井さんが監査請求

 厚木市王子の土地家屋調査士・金井猛さん(59)が6月25日、同市旭町のガス会社が行なった違反建築物の建築・取り壊しは、建築基準法と都市計画法に違反しているが、厚木市長は違反建築物に対する必要な法的措置を怠っている。市は違反建築物の建築と取り壊しの事実確認、建築基準法と都市計画法違反の確認および法的措置を実行すべきだとして住民監査請求を行なった。
 請求書によると、ガス会社が平成12年3月から5月の間に違反建築物を構築したが、同年6月に住民の告発により発覚、同社は違反建築物を取り壊した。
 この建築物の建築及び取り壊しは明らかに建築基準法違反であり都市計画法違反である。しかし、建築行為および開発行為の許可権者である市長は、違反建築物に対する必要な法的措置を怠っている。
 よって、ガス会社の違反建築物の建築と取り壊しの事実確認、建築基準法と都市計画法違反の確認および法的措置の実行、株主である厚木市の損害額の明示とガス会社へ損害の措置を請求するというもの。
 市はガス会社の10%の株式を所有している。

縁起物など300点展示  
和田正利さん

自作の「瓢箪展」
アツギミュージアムで

 厚木市妻田東に住む和田正利さん(65)が製作した「瓢箪(ひょうたん)展」が、7月1日から同市飯山のアツギ・ミュージアムで始まっ。
 自宅の畑でとれた瓢箪に、縁起物のダルマや虎の絵などを描いたもので、大小300点あまりを展示している。
 和田さんが瓢箪に興味を持ち始めたのは昭和54年9月、北アルプスを登山した時に、ふもとの農家の庭先にぶら下がっていた千成瓢箪をもらったのがきっかけ。翌年から自宅の畑で瓢箪づくりを始め、毎年、大瓢や長瓢、千成・百成、鶴首、アメリカ瓢箪など約12種類を栽培している。
 3月下旬に種蒔きを行ない、4月下旬に植えつけ、8月から9月になると成長が止まって果実の肌が白くなると完熟する。その瓢箪を切り取ってドリルで穴を開け、水漬けにして中身を腐らせる。約2週間後中身を外に出し、風通しのいい直射日光で乾燥させると本体の瓢箪が出来上がる。その後、絵入れや研ぎ出し、塗装、彫り物などを施して完成だ。
「瓢箪は6月ごろ、夕方から明け方まで花を咲かせるが、この時期にいかにうまく受粉させるかが最大のポイント。それによって形や大きさが左右される」と話す和田さん。
 絵入れはポスターカラーを使い、縁起物のダルマや鶴、亀、虎、昇り龍、大黒さんなどを描いていく。塗料はカシュウと呼ばれるものを使うが、瓢箪の地模様を出すために、研ぎと塗装を10回ぐらい繰り返し、七宝焼のように仕上げるテクニックは実に見事だ。また、青いうちにドリルで穴を開けて瓢箪の電気スタンドを作ったり、鶴首瓢箪の置物、大瓢箪の首の部分を加工したペンギン、アメリカ瓢箪を使った鬼棒などの珍品も手がけている。
 朱色に鶴と亀の絵を描いたものや、達磨、大黒様、虎の絵入り瓢箪などは、結婚式や長寿のお祝い物に喜ばれる。形の良いものは絵入れをしないで、柿渋を塗って昔ながらの煤けた味わいを出していく。
 父親の米寿祝いには、長野でもらってきた千成瓢箪を使って、中に米粒を入れた「米寿瓢箪」を作って兄弟に配った。また、自分が定年退職した時には、達磨の絵を描いた「七転び八起き瓢箪」を110個ほど作って、同僚や後輩にプレゼントしたという。現在、神奈川瓢箪会の幹事をつとめ、年2回の展示会に出品している。
「たかが瓢箪、されど瓢箪で、まったくの道楽だが、一つとして同じ物は出来ない。丹精を込めたものは子や孫よりも可愛い」と話している。
 会場には、小さな千成瓢箪を多数用意して、ギャラリーにプレゼントしている。7月29日まで。エ241・4018番。

厚木市が直営で子育て支援
10月にファミリーサポートセンター開設

 厚木市は10月1日から子育て支援対策として、同市中町の総合福祉センター2階に、「ファミリーサポートセンター」を開設する。
 育児の援助を受けたい人を「依頼会員」、援助を行ないたい人を「提供会員」として登録、両者を仲介して相互援助を行なうというシステムで、勤労者や家庭の主婦、子どもを持つすべての親が対象となる。
 援助内容は、保育所や幼稚園、学校などの開始時間前と終了後の子どもの預かりと送迎、冠婚葬祭など一時的な子どもの預かりのほか、急な残業など依頼会員の援助が必要な時の子どもの預かりなど。援助活動は依頼会員の自宅で行なう。
 保育対象は3歳児から小学校3年生までの子どもがいる家庭。提供会員への報酬は、月曜から金曜までの午前7時から午後8時までの1時間当たりが、3か月から3歳未満児が800円、3歳児以上から小学校3年生までが700円で、土・日・祝日はそれぞれ100円増しとなっている。兄弟姉妹を預ける場合は、2人目から半額。報酬の受け渡しは会員間で行なわれる。
 市ではトラブル防止のため、会員になると自動的にファミリーサポート保険に加入してもらい、提供会員が傷害を負ったり、子どもの身体や物品に損害を与えた場合の補償に備える。保険料は市が負担する。
 国の子育て支援策の一環として取り組むもので、県内ではすでに藤沢、秦野、小田原の各市が取り組んでおり、今年度は厚木市を含め5市でスタートする。他市の場合、委託運営がほとんどだが、厚木市の場合は直営方式。センターは月曜日から金曜日の午前8時30分から午後8時30分まで開設。事務局職員とアドバイザー合わせて3名が常駐する。問い合わせはエ225・2933番ヘ。

本厚木駅−成田空港間


直行バスの運行開始

 6月21日、厚木市と成田空港を結ぶ直行バスの運行が開始、乗り換えなしで座って行けることになった。
 直通バスは神奈川中央交通と京成電鉄の二社が、共同運行するもので、1日4往復。平塚市の田村車庫を出たバスは20分ほどで本厚木駅北口を経由して、東名高速〜保土ヶ谷バイパス〜首都高速狩場線〜湾岸線〜東関東自動車道路〜新空港道を通って約2時間20分で成田空港へ到着する。
 これまで厚木市内から成田空港へは、電車を乗り継いで3時間以上かかっていたが、約40分時間を短縮できるほか、座っていけるメリットがある。成田空港行きは予約制で、乗車日の1カ月前から神奈中高速バス予約センターで受け付ける。料金は田村車庫からは3700円、本厚木からは3500円(いずれも子どもは半額)。
 この日、午前7時より本厚木駅北口にある神奈中本厚木駅前サービスセンタで、関係者が出席して開通式典が行われた=写真。
 第一便となった5時10分発の利用状況は上々で、利用者は「これまで重い荷物を持っての乗り換えが大変だったが、とても便利になりました」と喜んでいた。

社会福祉法人すぎな会 有機栽培野菜を販売 毎週月・水・金曜日

 厚木市小野の社会福祉法人すぎな会では、昭和57年から知的障害者の農耕班による野菜の有機栽培に取り組んでいるが、今年も7月2日から有機野菜の販売を行なう「つくしの丘」がオープンする。
 有機野菜は完全無農薬で化学肥料を使わず、昔ながらの堆肥と有機質肥料によいる栽培だ。地域からも「すぎな会の野菜は安心して食べられる」「野菜本来の味がする」と評判。
 値段はなす、きゅうり、ピーマンが1本20円、じゃがいも、たまねぎが1キログラム150円、いんげん、モロイヘイヤが1袋100円。ミニトマト1袋150円、かぼちゃ300円から400円、干し椎茸50グラム250円、10個入自然卵が1パック250円。
 販売日時は毎週月・水・金曜日の午後1時から4時まで。同会では「虫や病気で全滅したこともありますが、無農薬の野菜づくりにこだわっています。一度召し上がって下さい」と呼びかけている。エ247・0311番。(厚木市小野2136・バス停愛名入口下車)

第1回厚木ティーボール大会


25チームが参加


優勝は清水チーム

 6月10日、厚木市営及川球場で、市教育委員会と子ども会育成連絡協議会の主催で、「第一回厚木市子ども会ティーボール大会」 が開催された。
 野球やソフトボール、ゴルフに似た楽しみが味わえるティーボールが、近年注目を集めてきたことから、市内の子どもたちにテーィボールの楽しさを体験してもらい、子どもたちの交流をはかろうと実施したもので、子ども会の各小学校区から高学年19チーム、4年生以下の低学年6チームが参加した。
 競技は7ブロックに分かれて行われ、子どもたちは元気いっぱいに汗を流していた。
 この日は、昼休みを利用して元日本ハムファイターズ二軍監督で、オリックスブルーウェーブ・スカウトの種茂雅之さんによるバッティング教室も開かれ、子どもたちは種茂さんの話を熱心に聞き入っていた第1ブロックの大会結果は次の通り。
 ▽優勝=清水チーム(清水小学校区)▽準優勝=戸室ソフトチーム(戸室小学校区)▽第3位=森の里オールスターズチーム(森の里小学校区)▽第4位=上荻小校区Aチーム(上荻野小学校区)。

あつぎ大潮会グループ展
静物や風景画など展示
10日まで

ギャラリー悠で

 あつぎ大潮会(梅沢善和会長)のグループ展が、6月28日から本厚木駅南口のギャラリー「悠」で始まった。同会は平成7年10月、写実の殿堂といわれる「大潮会」の会員を中心に、厚木支部として発足した。厚木を代表するグループで、本展での特選や大潮会賞などの受賞者が多い。
 グループ展はギャラリー悠が、これらのメンバーに呼びかけて企画したもので、会員18人が参加、水彩や油彩、パステルなど34点を出品した。
 作品はサムホールから8号クラスが主で、風景画では大根田雄康さんの街中の城門、森川俊一郎さんの早春の愛川、藤條昭二さんの桜門、近藤忠徳さんの堤の桜などが目を引いている。
 また、静物では杉山勇さんの椿、梅沢善和さんのさくらんぼ、松本弘子さんのほたるぶくろ、藤村陽子さんと田中千代子さんの紫陽花、中戸川陽子さんのあざみ、伊賀万寿子さんの月下美人のほか、内山典子さんの裸婦など力作ぞろいだ。7月10日まで。なお、ギャラリー悠ではグループ展や個展などの利用者に、格安にて会場を提供している。問い合わせはエ245・1207番の梅沢さんへ。

相模川漁連50周年


6月24日に記念式典
120人を表彰

 「相模川漁業協同組合連合会」(菊地光男会長)が、創立50周年を迎え、6月24日、厚木市総合福祉センターで記念式典が行われた。
 同連合会は昭和26年8月、相模川水系の6つの漁業協同組合(津久井漁協、中津川漁協、相模川第一漁協、相模川漁協、相模川第二漁協、厚木観光漁協)が、それまでの非出資漁業会を解散して結成、県より漁業権を付与された。
 以後、津久井湖と寒川堰、宮ケ瀬ダムと相模大堰の建設など、荒廃する相模川の漁場を維持するため、「作り・育てる、採る」という管理型漁業に取り組み、毎年海産稚鮎の放流をはじめ、人工採卵・人工孵化を主とした鮎資源保護対策事業、標識鮎放流調査事業などを行っている。昭和63年には、宮ケ瀬ダムの漁業補償の約4割を基金として積立て、財団をつくるなど利息を活用した相模川の魚族資源の回復につとめている。
 記念式典には、全国内水面漁業協同組合の桜井新会長をはじめ、水口信雄副知事、地元選出の衆院議員、県会議員らが来賓として出席、祝辞を述べた。また、会に功績のあった組合員120人に表彰状と感謝状が贈呈された。

国際親善のつどい


留学生に日本文化紹介


厚木中ロータリークラブ

 6月16日、厚木中ロータリークラブ(佐々木尚寿会長)の主催で、国際親善のつどいが、同市中町の厚木市女性センターで開かれた。 
 同クラブが母国を離れて、不安と期待を抱いている留学生を招いて、クラブ会員と国際交流活動を行っている市民との交流やふれあいの場を設けようと取り組んだもの。
 交流会では参加した市民から、琴の演奏、新日本舞踊、民謡、折紙実演、ゆかたの試着体験など、日本文化が紹介されるなど、なごやかな交流が図られた=写真。
 初めてゆかたを着たという東南アジアの留学生は「一度着てみたいと思 っていたので感激」と話し、着たゆかたをプレゼントされて大喜びだった。同クラブの中野正義国際奉仕委員長は「初めての試みだったが、留学生が楽しんでくれたので、また実施したい」と話していた。

東京工芸大学で七夕祭 地域住民との交流はかる

 厚木市飯山の東京工芸大学学友会(石橋慎司会長)では、7月6日と7日の2日間、厚木キャンパスで学友会文化部協議会所属クラブと委員会、同好会による「七夕祭」を開催する。
 これは学友会文化系クラブ17団体の発表を中心に、学生と教職員が、地域住民との交流を深めることを目的に行なうもので、同好会や吹奏楽団のほか、地元の古松台・南千頭自治会も参加する。
 七夕会では、写真・CGなどの作品展示が行なわれるほか、演劇公演、自主制作映画の上映、JAZZ・テクノ音楽、軽音楽演奏などの催しが行なわれる。
 なお、6日の17時から21時まではビアガーデン、7日は10時からフリーマーケット、縁日、福引、流しそうめん、打ち上げ花火、ビアガーデン(17時〜20時)野点(野外での茶会)、浴衣コンテスト、吹奏楽団合同演奏会、映画上映および三宅隆太郎映画監督による講演会、郷土の伝統芸能披露、苗木の無料配布なども行なわれる。
 一般参加自由で、参加者は2日間で約千人を見込んでいる。問い合わせは東京工芸大学学友会。厚木市飯山1583番地。エ242・6401番。

父親の代表である市長にバラの花束をプレゼント

 6月15日、厚木市内でバラを栽培している厚木市園芸協会バラ部会の大村太一部会長と梅原伸孔副部会長が、父の日に行っているバラの消費拡大の一環として厚木市役所を訪れ、市の父親の代表という意味あいから山口市長にバラの花束をプレゼントした。
 現在、市内のバラ生産者は7戸で、荻野、玉川、相川地区で栽培が行われ、面積は合わせて2ヘクタール。年間生産本数は約220万本で、市の代表的な園芸品目として、市内はじめ東京方面にも数多く出荷されている。
 山口市長は「毎年、丹精こめて育てた素晴らしいバラをありがとうございます。父親の代表として受け取るわけですので、父親の見本となれるよう頑張ります」と話していた。

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