第614号(2003.06.01)

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5月22日  ITシンポジウム-事例発表やパネルディスカッション

事例発表に耳を傾ける参加者

パネルディスカッション

  5月22日、厚木市栄町の厚木商工会議所で、「あつぎITシンポジウム2003」が開かれた。
 シンポジウムは、厚木市が主催、厚木ITコンソシアムの協力で行われたもので、「地域からの情報発信-ITのまちづくり」をテーマに、デジタル福祉マップやブロードバンドネットワークを活用した教育事例発表などが行われたほか、商工会議所、商連、市民代表によるパネルディスカッションが行われ、120人の市民が参加した。
 厚木ITコンソシアムの事例発表では、デジタル福祉マップ分科会委員の神戸祥光(かんべよしみつ)氏から、インターネット上のデジタル地図に、ボランティアがバリアフリー情報などを入れ込み、障害のある方が、安全なルートを探すことができる「デジタル福祉マップ」の実証実験の成果が報告された。
 また、サイバースクール分科会委員の成路茂太(いくじしげた)氏からは、小中学校と大学や企業が連携して、ブロードバンドネットワークを活用した新しい教育環境の実現に向けた報告が行われ、プロジェクターから映し出される映像に大きくうなずく人など、会場に集まった人たちは真剣なまなざしで事例発表に耳を傾けていた。
 この後、「地域情報化ののポテンシャルを探る\地域ポータルサイトの可能性」をテーマに、パネルディスカッションが行われ、大規模なポータルサイトを実際に運営している浦和商工会議所情報企画課課長補佐の伊東和明氏をパネラーに迎え、活発な議論が展開された。
 ※厚木ITコンソシアムは、神奈川工科大学の小宮教授を代表に、IT関連企業やITに関心のある市民が集まり、地域の情報化に関する議論や実践活動、新技術に関する知識の習得などさまざまな活動を手作りで行っている。

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5月15日  厚木看護専門学校で載帽式

キャップを受けた後ランプの灯を受け継ぐ学生たち

 厚木市寿町の厚木看護専門学校(藤島昭江校長)で、5月15日、看護師のシンボルとされるナースキャップを受ける「載帽式」が行われた。ナースキャップを受けたのは看護第1学科2年生の60人。父母が見守る中、藤島校長からキャップを受けた生徒たちは、ナイチンゲール像から一人ひとりランプの灯をいただきながら講堂を一周、全員で「命を護る者としての自覚と責任を持ち、今日の想いを新たな出発の糧とし、この灯を心に灯しつづけて、すべての人々を慈しみます」と誓いの言葉を述べた。
 載帽式はナースキャップを受け、あわせて聖火を伝達する儀式で、聖火はナイチンゲールがクリミア戦争のときに、ランプを持って患者を見回ったその時の火を受け継ぐという意味があり、火は「看護の心」のシンボルとされている。
 式典では藤島校長が「載帽式は看護という長い道のりの1つの通過点。今日の日を機会に看護とは何かを今一度考え、そして自覚し、やさしくあたたかい笑顔と自信に満ちた緊張感をもって進んでいってほしい」と激励の言葉を述べた。
 同校は昭和43年4月、神奈川県総合リハビリテーション事業団の厚木看護専門学校として発足、現在看護第1学科、第2学科(准看護士の人たちに開かれた働きながら学べる学科)で1年生から3年生まで合わせて200人が学んでいる。最近ではこうした載帽式を行う学校が少なくなってきており、同校では開校以来の伝統を守っている。載帽を受けた学生たちは、今後、神奈川リハビリテーション病院など県内の医療・福祉施設で実習を受ける。

 

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第57回あつぎ鮎まつりDANBEパレード参加者募集
 厚木鮎まつり実行委員会では、8月2日に行われる「第57回あつぎ鮎まつりDANBEパレード」に出場する参加団体を募集している。DANBEパレードは、鮎まつりの歩行者天国を演出する目玉事業の1つ。仮装パレードやダンスミュージック、企業、団体などが、さまざまなパフォーマンスを演じながら、歩行者天国を練り歩く。終了後にコンテストが行われる。
 出場資格は、11団体10名以上50名程度2パレードが出来ること3エンジン付きの車両は持ち込みできない4飲酒しての参加は厳禁5幼稚園児、小学校の参加者については、引率者が必要6中高生の参加については保護者の同意が必要7必ず付き添いスタッフが1名以上必要。賞金総額は50万円。
 6月13日までに申込用紙(市役所・公民館などに配布)に必要事項を記入の上、あつぎ鮎まつり実行委員会へ申し込む。多数の場合抽選。実行委員会ではDANBEパレードをサポートしてくれるボランティアスタッフも募集している。問い合わせはTEL:225・2820番(観光政策課)。 

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5月25日  相模川クリーン作戦-150団体4,000人が参加
 ふるさとの川「相模川」を大切にし、美しい環境と清流を守ろう-5月25日、「第33回相模川クリーンキャンペーン」が行われ、参加した市民は相模川三川合流点河川敷と旭町スポーツ広場で、河原に投げ捨ててある紙くずや空き缶などを収集して歩いた。
 キャンペーンは、6月5日の「環境の日」に合わせ、県央地区統一美化キャンペーンの一環として毎年実施されているもので、厚木市が主催、神奈川県、厚木愛甲地区相模川水系をきれにする会が後援した。
 この日早朝、三川合流点と旭町スポーツ広場の2会場に集まったのは、地元自治会、婦人会、子ども会、市内の企業や大学生など、150団体約4,000人。ビニール袋や軍手を手にした参加者たちは、河川敷に散乱した空き缶やビンなどの不燃物と、お菓子の袋・紙くずなどの可燃物とに分別しながら約1時間熱心にごみを拾い集め、全体で3,680キログラムのごみを収集した。クリーンキャンペーンに参加した人は「6月1日は鮎解禁。市外から釣り好きの人たちが大勢訪れるので、きれいになった相模川でお客さんを迎えたい」と懸命にごみを拾っていた。
 清掃の後は、三川合流点と旭町スポーツ広場で鮎の稚魚10万匹が放流され=写真=、放流に参加した家族連れや子どもたちが歓声の声を上げていた。

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5月14日  親子でふれあい-花壇の除草作業-東名中学校
 5月14日、厚木市立東名中学校(菊池丈治校長・生徒数226人)で、全校生徒と保護者、地域のボランティアによる花壇の除草作業が行われた。
 当日は除草作業に加えて、植えていたキンセンカと菜の花の種を採る作業やラベンダーなどの苗木を植える作業も行った。
 同中学校は「笑顔いっぱい、花いっぱい、歌声いっぱいの学校」をスローガンに、自己を見つめ、人とのかかわりの中で、豊かな人間性をきずくことのできる生徒を育成することを教育目標として、掲げている。

 
 花壇は昨年の春、親子とのふれあいや生きる力を育む教育に役立てようと、地域ボランティアやPTA、生徒が一緒に作ったもので、面積は約2千平方メートル。ポピー、かすみ草、水仙、紫陽花などの草花のほか、保護者から寄贈された樹木などが植えられている。ボランティアの1人として参加し、花の種などを提供している石井潔さんは、「子どもたちが草花と接することで、他人を思いやる心を育ててほしい」と話していた。花壇は、毎月1回、保護者や生徒たちで手入れが行われ、殺風景なグラウンドの中のオアシスとなっている。

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5月18日  ちびっ子ラガーが元気に駆け回る-栗田ラグビー祭
 5月18日、厚木市まつかげ台の栗田工業総合グランドで、第3回クリタ・ラグビー祭が行われ、招待された厚木、海老名、大和など県内6つのラグビースクール会員230人が参加、ミニラグビーやタグラグビーの試合を通じて交流を図った=写真。
 大会は1昨年4月、栗田工業グランドが、全面芝貼り改装されたのを機会に同社のラグビー部が、競技の普及と地域貢献を目的に開催、毎年行っているもの。この日は、地元の子どもたち60人も招待され、初めてのラグビーを楽しんだ。
 招待されたちびっ子ラガーたちは、普段練習や試合では味わえない芝のグランドの感触に大満足、白熱した試合が繰り広げられた。
 
会場では昨年度の関東社会人リーグで優勝した同社ラグビー部の現役選手35人が、参加したチームのコーチや子どもたちに、練習やプレー方法を指導するなど、なごやかな交流で一日を過ごした。

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5月20日  今年は魚影も育ちも申し分なし-6月1日鮎解禁
 今年は魚影も育ちも申し分なし-6月1日は「鮎解禁」。相模川には早朝から、解禁を待ちこがれる太公望が繰り出し、約5万人の釣り客で賑わう。
 5月20日、相模川漁連が厚木市旭町の小田急線鉄橋下流で行った試し釣り=写真=では、組合員8人が約90分間の間に、200匹をつり上げた。中には16センチから18センチ級も多く見られ、同漁連では、「今年は鮎の型が大きく豊漁が期待できる」と話している。
 同漁連によると、3月初めごろから遡上が始まり、相模大関を遡上する鮎は多い時で1日50万匹から60万匹。昨年の秋から鮎の産卵しやすい環境整備に取り組むとともに、猟友会の協力を得て鮎の大敵である川鵜対策にも取り組んだ。
 これまでに約220万匹を放流し、解禁後はさらに成魚70万匹を放流する。

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5月18日  青少年指導員が昔ながらのおもちゃ作り

 5月18日、厚木中央公園で昔ながらのおもちゃを作る少年少女フェスティバルが開かれ、大勢の子どもたちで賑わった。
 これは手作りのおもちゃを通して交流を深めたり、物作りの楽しさを知ってもらおうと、市教育委員会が、青少年指導員連絡協議会(玉井久子会長.110人)などの協力で開いたもの、今年で6回目になる。
 この日は、約1,500人が竹や身近にあるものを材料に、ベーゴマや糸電話、竹鉄砲、風車、竹馬、竹笛、万華鏡、割り箸鉄砲など19種類のおもちゃを完成させた=写真。
 参加した子どもたちは「初めて竹を切って面白かった」「TVゲームより面白い」と話し、保護者も「子どもが上手に作っているので驚きました。自分も熱中してしまいました」と話していた。

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  5月20日 清水小で交通安全教室-県警音楽隊も出動

 5月20日、厚木市立清水小学校(三好建校長・児童数874人)で、「交通安全教室」が行われた。春の交通安全教室に合わせて、生徒に交通ルールを正しく認識してもらうために行ったもの。
 1.2年生は、校庭に白線で描かれた横断歩道を渡りながら、信号機だけに頼らず自分の目で確かめて渡ることの指導を受けた。また3年生は以上は、自転車に乗り、発信や停止の仕方、交差点の渡り方、点検などの指導を受け、子どもたちは真剣な表情で耳を傾けていた。
 この後、交通安全に対しする関心を高めるため、県警音楽隊とカラーガード隊による演奏が行われた=写真。
 音楽隊はアニメの主題歌などを演奏、カラーガード隊による色鮮やかな旗を使った演技では、子どもたちが大きな歓声を上げていた。また、演奏に合わせて全校児童が校歌を合唱し、交通安全意識を高めた。

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 6月8日にチャリティコンサート-文化箏愛好者「箏フレンズ」

 厚木を中心に県内各地で活動している文化箏愛好者グループ「箏(こと)フレンズ」(水澤晴美代表・60人)が、6月8日、厚木市文化会館で初めてのコンサートを開く。
 箏フレンズは、同市上荻野に住む文化箏音楽振興会講師の水澤晴美さんが指導しているグループで、月2回地域の公民館やカルチャーセンター、公共施設などで練習、音と心のハーモニーを楽しんでいる。
 文化箏は長さが86センチで、通常琴の半分の大きさ。流派もなく誰でも気軽に楽しめるのが特徴で、童謡や民謡から演歌、ポピュラー、映画音楽に至るまで巾広いレパートリーが楽しめる。琴フレンズでは、これまでにレストランでのミニコンサート、老人福祉施設や病院、女性センターなどで演奏活動を行ってきたが、自主コンサートは今回が初めて。「今までお世話になった人たちへの恩返しの意味を込めてチャリティコンサートにしました」と水澤さん。水澤さんの呼びかけに、ハーモニカやオカリナ、ギターグループも賛助出演する。入場は無料。当日は会場に募金箱を設置して、善意銀行へのカンパを呼びかける。水澤さんは「老人ホームなど声をかけていただければ慰問にも伺います」と話している。連絡はTEL:241・9795番。

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 6月2日〜11日 あつぎ大潮会小品展-ギャラリー悠で
 あつぎ大潮会(梅沢善和会長・27人)の小品展が、6月2日から本厚木駅南口のギャラリー悠で始まる。同会は平成7年、写実の殿堂といわれる「大潮会」の会員を中心に厚木支部として発足した厚木を代表する絵画グループだ。
 小品展はギャラリー悠が呼びかけて毎年行っているもので、今年で4回目。今回は会員23名が出品、油彩、水彩、パステルなど6号から8号クラスを中心に静物画、風景画など合わせて46点が展示される。
 風景画では大場三郎さんの「震生湖」、内山典子さんの「鎌倉散歩」、大根田雄康さんの「新緑せせらぎ」、近藤忠徳さんの「朝の甲斐駒」、森川俊一郎さんの「白馬・平川」、日高米光さんの「赤木沢」、吉村史郎さんの「相模川」のほか、静物画では杉山勇さんの「白椿」、梅沢善和さんの「ばらの花」、松本弘子さんの「はな」、田中千代さんの「椿」、安立修さんの「かき」など力作揃いで、ギャラリーの目を楽しませてくれそうだ。
 梅沢会長は「作品の質も年々向上し、12月の本展やあつぎ大潮会への出品など意欲的に描いています」と話している。11日までTEL:229・5322番。

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 5月21日 厚木中ロータリークラブが市立6保育所に三輪車贈呈

  5月21日、厚木中ロータリークラブ創立25周年記念例会が、厚木ロイヤルパークホテルで開かれ、同クラブから市立保育所に三輪車36台が贈呈された。
 同クラブが創立25周年記念事業を実施する中で、厚木市内の保育所6カ所に、各6台が贈呈されたもの。三輪車には、子どもたちに人気のアニメキャラクターなどがデザインされている。
 この日、贈呈を受けた山口市長と厚木保育所、もみじ保育所の園児4人は、出口義勝会長から「会員たちの気持ちを込めて贈ります」と三輪車を渡され、園児たちは緊張しながら元気に受け取った=写真。
 保育所では「子どもたちは三輪車で遊ぶのがとても好きです。三輪車の台数が増え、子どもたちは喜ぶでしょう」と感謝の言葉を述べていた。記念事業では厚木市のほかに、愛川町、清川村にも要望に応じて、学校教材や保健体育関係の測定器が贈呈された。また、ロータリー活動に関し、ポリオ撲滅基金や奨学金の寄付なども実施している。

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 5月9日 厚木市立病院でオカリナの演奏会
 5月9日、厚木市立病院1階の外来ホールでオカリナ演奏が行われた。「看護の日」の記念事業として行われたもので、岡部武史院長は「音楽は心を豊かにし、病気を癒す効果も知られている。今日は美しいオカリナの音色を楽しんで欲しい」とあいさつした。
 出演したのは厚木市内を中心に活動している「ハミング・バード」で、オカリナの竹林康子さん、大久保和加恵さん、キーボードの藪田宏子さんの3人。
 この日は約一時間、アニメ曲や歌謡曲、ポップスなど親しみのある14曲が披露され、入院患者や患者の家族など約100人がオカリナの美しい音色に身体を揺らしてリズムをとるなど、コンサートを楽しんだ。

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