第616号(2003.07.01)

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厚木市議選乱戦模様  新人・現職入り乱れ、激しい団子レースの予想 

 任期満了にともなう厚木市議会議員選挙は7月6日告示、13日投開票で行われるが、6月13日開かれた事前説明会には41陣営が出席、定数28に対して41人の立候補が見込まれており、市制施行後3番目に多い多数乱立型選挙となる模様だ。党派別では、無所属25人、公明党5人、共産党3人、神奈川ネットワーク運動3人、市民の党3人、民主党一人、自民党1人となっている。このうち新人は18人、現職20人、元職3人の内訳。女性も7人が立候補を予定している。今回は現職4人が引退するほか、市議を辞職して市長選・県議選に出馬した落選組が市議選に再出馬するといういわゆる逆戻り組もいて、異例の選挙戦となりそうだ。市長選や県議選の余波もあり、地区別では荻野、小鮎、南毛利、厚木、相川地区では新人が多く、現職入り乱れての激戦が予想される。また、無所属など地域代表が多いといわれる立候補予定者の中で、全市域に政治活動用ポスターを掲示するなど全国区型といわれる活動をする人、さらには本厚木駅頭やバス亭での朝立ち組、自転車を利用したパフォーマンス型選挙などで、無党派層への支持拡大を狙う人も多く、有権者がどんな判断を示すか注目される。(本文敬称略)

 創価学会など宗教票の固い支持基盤を持つ公明党は、4期つとめる貞方寛が引退、代わりに新人の川口仁、寺岡まゆみのほか、現職の簗田晃、田上祥子、関戸順一の5人を擁立する予定で、4議席から5議席をねらう。共産党は、県議選に新人を擁立したが惨敗したため、議席増を断念、森屋騏義、釘丸久子、柴田盛規の現職3人トリオが現有議席を守る。
 生活クラブ生協を中心として市民運動型選挙をめざす神奈川ネットワーク運動は、市議の山本裕子が県議に転身、2期の今村まゆみ、1期の加納美奈子、北村一美も共に引退するため総入れ替えとなり、新人の山口葉子、前田多賀子、山本とも子の3人を擁立、これまで確保していた4議席から1議席少ない3議席をねらう布陣だ。
 また、市民の党は市議を辞職して市長選と県議選に出馬した奈良握、内海光雄の落選組が、市議選に再出馬するほか、新人の花田ようこを擁立、議席の確保をねらう。このほか、民主党は新人の有馬慎一郎、自由民主党は現職議長の松田則康を擁立する。
 注目されるのは保守系を中心に無所属で立候補を予定している顔ぶれ。現職の徳間和男は多選の批判をよそに市議選史上初めてともいえる10期目に挑戦するほか、6期目に挑戦する和田美正と太田洋の両ベテランも議席確保にいどむ。
 ベテラン3人に加え、高橋徹也、萩原新吾、久崎教生、森住勉、沼田幸一、斉藤仁礼、石井恒雄が、無所属の新人と激しく票を競い合うものと見られる。 
 小島一郎、石井芳隆は、県議選小林常良派の支援を受けるため票の伸びが期待でき、上位当選をねらう。高田浩は今回も市民の党とは異なる独自の戦いに挑む。このほか元職の佐藤明も出馬を準備している。
 一方、無所属新人では、薬剤師で医学博士の石射正英が地区あげての支援を固め上位当選をねらう。このほか湘北教職員組合の組織内候補として出馬する松前進、山口市長の直系といわれる竹松俊雄、代議士・参議院議員秘書歴10年の藤井立秀、亀井善之代議士の元秘書神子雅人、団体役員の柳原伸一、多自然型川づくりの実践者西井伯夫、25歳の最年少候補となる松本樹影など多士済々で、中野正昭、芦川富次も立候補の準備を進めている。民主党公認で県議選に出馬して落選した佐藤知一は、無所属で出馬する予定だ。
 現職有利といわれる中で、新人がどんな戦いを見せるか注目されるが、市長選や県議選の余波で、上位当選組が大量票を獲得すると、当選ラインが下げることも予想され、28番目を境にして、上下5人が激しい団子レースを展開、わずか数票差で明暗が分かれるという厳しい選挙戦となりそうだ。
 有権者は6月2日現在、前回より1万票198票多い17万1,164人(男8万8,990人・女8万2,174人)。投票率は選挙を行うたびに低下しており、前回の50.48%を超えるか注目される。
 投票は13日の7時から20時まで市内42カ所で行われ、21時から荻野運動公園体育館で開票作業が行われる。大勢判明は23時ごろになる模様。

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6月13日  中学と大学の吹奏楽部が交流 睦合中と神奈川工科大
 6月13日、14時から厚木市下荻野の市立睦合中学校(下島光久校長・生徒数499人)で、神奈川工科大学アンサンブルを招いて、全校生徒を対象に芸術鑑賞会を行った=写真。
 厚木市の「まなびをひらく」推進事業の一環として「芸術に触れ、芸術を感じ、芸術に目覚める」をスローガンに行われたもの。
 同校では毎年、人としての生き方や優しさ、共生の心を培ってもらおうと芸術鑑賞会を開き、講演会や演劇、音楽会などを実施している。この日は学校エリアにある神奈川工科大学の吹奏楽部に協力をお願いして、芸術鑑賞会と睦合中学吹奏楽部との合同演奏会を行うことにした。
 会場となった同校体育館には、全校生徒のほか保護者や数多くの地域住民が訪れ、金管楽器の美しい音色に耳を傾けた。
 大学生の演奏は中学生にも馴染みのある曲が選曲され、最後に行われた睦合中
学生との合同演奏は、息がピタリとあって、演奏が終わると会場には大きな拍手が鳴り響いた。
 吹奏楽部の顧問・江上雅子教諭は「お兄さんやお姉さんとの交流を生徒たちは大変喜んでいます。できれば今後も交流を続けていきたい」、また、神奈川工科大学の霜島達男学生担当部長代理も「今後も地域の小中学校との交流は喜んでお受けしていきたい」と話していた。

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6月22日  厚木市民体育祭開かれる
 6月22日、第26回厚木市民体育祭が、同市下荻野の荻野運動公園を中心会場に開かれた=写真。
 大会は生涯スポーツ活動の振興とスポーツを通じて明るい社会づくりを目指すことを目的として、ソフトボール、卓球、バドミントン、ゲートボール、ソフトバレーボール、ターゲットバードゴルフの6種目の競技を、市内14地区の公民館対抗で競い合った。
 この日の参加選手は1,197人。地区代表選手ということで、この大会のために春ごろから練習を重ねてきた。また、競技役員は各種目の協会から220人がボランティアで参加、審判などの運営に当たった。
 午前8時30分、荻野運動公園体育館で行われた開会式では、ソフトバレーボール競技に参加する森の里地区の新納孝代さんが、力強く選手宣誓を行った。開会式後、各選手はそれぞれの会場に移動、梅雨合間の晴天で気温が30度を超える暑さの中、熱戦を繰り広げた。

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6月13日  全国朝市さみっと 山口市長が亀井農林水産大臣に支援要請
 6月13日、山口巌雄厚木市長は、地元選出の亀井善之農林水産大臣を訪問し、今年10月同市で開かれる「第9回全国朝市さみっと2003inあつぎ」に関して、国への積極的な支援要請を行った=写真。
 全国朝市さみっとは、全国の有名な朝市が集い、今年の10月25、26の両日、厚木中央公園を中心に行われる。厚木市民朝市をはじめ、全国及び県内朝市物産展、講演会、交流会など多彩な催しが予定されている。
 この日、農水省大臣室を訪れた山口市長は、亀井大臣に直接要望書を手渡し、「全国朝市さみっとを成功させるため、財政的な支援をはじめ、農林水産省や関係機関の指導、助言など積極的な支援をいただきたい」と要請した。
 厚木市民朝市を良く知る亀井大臣は、昭和49年の朝市開始当時を振り返りながら、「朝市は私の提唱している地元の安全な生産物を地元で消費してもらおうという”地産地消“を具現化するもの。厚木市だけでなく、全国朝市の発展のため、出来る限り協力したい」と答えていた。 

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6月214日  給食調理場が完成 妻田小・荻野小
  厚木市立妻田小学校(神崎良一校長・児童数713人)で、給食調理場が完成、6月2日から学校で給食を作る自校方式による給食が始まった。
 同校では21日、体育館で完成を祝う会を開き、山口市長、松田議長、地元自治会長、公民館長ら地域関係者が出席した=写真。
 最初に6年生の浜田裕太さんが児童を代表して開会を宣言、神崎校長に続き、山口市長が「衛生管理面や温かい給食を皆さんに食べてもらいたいと考え、厚木市が給食調理場を整備してから妻田小で5番目となります。明るく楽しい給食を通して、元気な学校生活を送ってください」とあいさつした。
 この後、6年生の篠原舞さんが、完成した給食調理場の概要や様子を説明、また3年生から6年生まで各学年の代表が、「給食」への思いを作文で発表、児童全員でお祝いの歌「はじめの一歩」を合唱した。
 6月30日には荻野小学校にも給食調理場完成、関係者を集めて「完成を祝う会」が開かれた。同市では23の小学校中、6校に給食調理場が完成したことになる。

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6月17日  保育園児が市長に花束プレゼント
 6月17日、厚木市戸室のみどり保育園(山崎田鶴子園長)年長組の園児・後藤綾香ちゃん、北山健くんほか5人の園児たちが、厚木市役所を訪れ、父の日にちなんで山口市長に花束をプレゼントした=写真。
 園児の代表が「いつもいろいろありがとうございます。これからもお仕事にがんばってください」とあいさつ。市長は「かわいい皆さんから、このような心のこもったプレゼントをいただいて大変うれしく思います。お家の人の言うことを聞いて、素直でよい子になってください」とお礼の言葉をのべた .

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  6月18日 女性経営者と市長のつどい
  6月18日、厚木商工会議所で「女性経営者と市長の集い」が開かれ、商工会議所女性会(安藤晴美会長・55人)の会員や関係者40人が出席した。
 山口市長の「厚木市の今と未来について」の講演後、意見交換が行われ、中心市街地の再開発や地下道の利用、託児施設の充実など多くの意見が出された=写真。

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下依知主婦殺人事件 有力情報なく発生から1年
 厚木市下依知の主婦奥野京子さん(当時48歳)が、自宅近くの路上で遺体となって発見された事件は、6月25日で発生から一年が経過した。
 厚木署特別捜査本部は、強盗殺人事件としてこれまでに1万人を超える捜査員を動員、発見現場周辺を中心に聞き込み捜査を続けてきたが、依然として犯人逮捕に結びつく有力な情報は得られていない。
 奥野さんは昨年6月25日午前0時25分ごろ、自宅近くの路上で首を絞められ死んでいるのが見つかった。発見される1時間前、アルバイト先の飲食店で仕事を終え、店を出た後消息不明になった。奥野さんは勤め先からの帰りはバスを利用するか、家族に迎えに来てもらっていたが、この日は家族の迎えがなくバスに乗った形跡もなかった。現場からは奥野さんが所持していた財布や携帯電話、傘などもなくなっていた。
 同捜査本部では、チラシを新たに1万2,000枚を作成して市民に情報提供を呼びかけている。
 担当の刑事は「現場付近で不審な人や車を見た」「事件について心当たりがある」「事件後急に姿を見なくなった人がいる」など、おかしいなと思ったことがあったらどんなことでもいいから情報を提供してほしいと話している。情報提供は厚木署特別捜査本部tel223-0110内線592.677番。

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 厚木市がメールマガジン配信   インターネットモニター募集

 台風や光化学スモッグシーズンの到来に向けて、厚木市は7月1日から、防災行政無線で放送している情報をメール、マガジンで配信する。
 内容は防災情報、光化学スモッグ情報、緊急性のある迷子情報、火災情報などで、電子メールを利用し、メールアドレスを登録したパソコン、携帯電話で受信できる。利用登録は市のホームページ、または携帯電話のホームページから行う。詳しい問い合わせは情報政策課へ。0225・2459番。
 

 厚木市はインターネットを活用し、市政に関する市民の意見をすばやく収集して施策に反映させるため、「インターネットモニター」を募集する。
 登録された市民を対象に、電子メールとホームページを組み合わせて、アンケートの送付と回収を行うもので、これまで行ってきた「私の提案」「各種モニター」などの広聴制度に加え、市民と行政の新たなコミュニケーションの手法とするもの。
 対象は市内在住の20歳以上の方100人で、ホームページの閲覧が可能で電子メールを送受信できる方(携帯電話は不可)。募集期間は7月1日から14日まで。市ホームページの応募用入力画面からも申し込みできる。多数の場合は抽選になる。問い合わせは情報政策課0225・2459番。

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厚木市医師会 2003年度版医療機関マップ発行
 厚木市医師会では、地域医療連携推進事業の一環として、2003年版「あなたの街の医療機関マップ」を作成した=写真。
 厚木市、愛川町、清川村を地域とした各医療機関の診療科目、診療時間、休診日、所在地、電話番号を収録し、身近な診療所を「かかりつけ医」として有効に利用してもらおうというもので、地図なども挿入して分かりやすく説明したほか、休日・夜間救急診療機関も掲載した。掲載されている医療機関は3市町村合わせて122カ所。
 同医師会では9万3千部を作成、7月1日までに自治会を通じて広報紙と一緒に全戸配布する。

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