第631号(2004.02.15

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商店街に元気フラッグ526枚 子どもたちの絵で街を元気に
 厚木のまちを元気にしていこう\このほど厚木一番街通り、中央通り、なかちょう大通り、商和会、旭町など5つの商店街の街路灯に、地元の小学生が描いたキッズアート「まち元気フラッグ」が登場した。
 昨年7月、中心市街地を活性化するため、厚木商工会議所が母体となって発足した「厚木TMO」が、厚木のまちを元気にしていこうと取り組んだもので、「まち元気アップ委員会」が厚木小学校と厚木第二小学校に協力を依頼、児童906人が「家族の顔」や「私のまち」をテーマに色とりどりの絵を描きあげた。
 2月3日、午後1時30分から本厚木駅前の厚木一番街商店街入口で、関係者を集めて完成式典が行われた=写真。
 街路を彩るフラッグは、縦120センチ、横55センチと縦90センチ、横50センチの2種類で、5商店街合わせて526枚。3月中旬まで各商店街の街路灯に掲示される。
 フラッグづくりに参加した厚木小学校1年生の小山凌平さんは、「皆と相談して厚木のまちを描きました。みんなに喜んでほしい」。また、同じ1年生の高橋彩乃さんは「お城の絵を描きました。お城は多くの人が集まるところで、厚木の街もたくさんのお客さんが来るといいと思います」と話していた。
 主催した厚木TMOでは「家族で子どもや孫の絵を見るためにまちに足を運んでもらい、中心市街地の活性化に結びつけたい。また、事業に参加することで子どもたちにはまちづくりの一員であることを自覚してもらえれば」と話していた。
 TMOとは「まちづくりを企画・調整・実施する機関」で、昨年7月18日、同商工会議所が厚木市の認定を受け、正式に発足した。空洞化が見られる本厚木駅を中心とした中心市街地の再活性化を推進するため、市が策定した「中心市街地の活性化基本計画」をベースに、ハード、ソフト両面について具体的な整備方針や内容、事業スケジュール、などを策定したもので、厚木文化村施設整備、生活エンジョイ型複合拠点施設整備、全国物産舘整備などのほか、共同イベントの開始、空店舗活用などのソフト事業にも取り組む。 

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厚木地域福祉計画スタート  保健福祉審議会が答申

  厚木市保健福祉審議会(小泉直見会長)は、1月30日、昨年12月に山口巌雄市長から諮問を受けていた市の総合計画「あつぎハートプラン」の個別計画に位置づけられている「厚木地域福祉計画」の答申書を同市長に手渡した=写真。
 同計画は、平成16年度から19年度までを計画期間として、市民、団体、事業者などや市が協働して共に社会の発展を支えていくという新たな社会システムの形成を目指して、総合的に福祉施策を展開していくための基本的な方向性を示したもの。
  市では市民の意見を反映するため、地域での懇談会や検討会を重ねるとともに、昨年6月に公募した市民、団体、事業者などを構成員とする「市民検討委員会」を発足させ、計画の素案をとりまとめてきた。計画の推進により、地域が一体となって支え合う豊かな福祉社会の実現が、平成16年度よりスタートとする。 

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 楡さんが最優秀賞  ビジネスプランコンテスト       
 厚木市で初めてとなる「ビジネスプランコンテスト2003」の発表会が1月30日、厚木商工会議所で行われ、フェトン株式会社・楡孝(にれたかし)さんの「レーザープロセス装置事業」が最優秀賞を受賞した=写真は最優秀賞の楡さん(左)と優秀賞の村上さん。
 同コンテストはユニークで新しい独自のビジネスプランを発表する場を設け、優秀なプランを表彰してプランの事業化を目指すもので、昨年7月から個人、学生、グループ、企業などを対象に作品を公募したところ34人・36件の応募があった。
 10月に書類審査、11月にヒアリングを行い、新規性や創造性、将来性、実現性などの観点かからコンテストに出場する8人のプランを選定した。コンテストでは大学教授や県の産業技術総合研究所、市内の大手企業や銀行からも審査員が派遣された。その結果、楡さんの「レーザープロセス装置事業」が最優秀賞、村上一秋さんの「コネクターニッチ市場への切り込み戦略」が優秀賞に決定した。
 また、西川宣夫さんの「異文化理解による国際ビジネス要員教育事業」、新藤悦子さんの「安全・安心を提供する手づくりみそ工房」、青木叡介さんの「新金型取付治具の開発、設計、販売」、谷秀次郎さんの「瀬戸物横丁五つの事業」がそれぞれ奨励賞に選ばれた。表彰式=写真=では楡さんに30万円、村上さんに15万円の賞金が渡され、今後、フォローアップとして開業に向けたインキュベータルームなどハード的な支援や、相談を受けるための専門家の派遣、融資をはじめとする資金的な支援などが行われる。
 「レーザープロセス装置事業」は、レーザー技術とプロセス技術の融合によるレーザープロセス装置の開発を目指す技術。特定のニーズに特化してのワイヤストリッパ(極細同軸ケーブル加工装置)などの商品開発、携帯、車載向けケーブル用ストリッパのラインアップ、インクジェットプリンタヘッド加工用マイクロドリラ、トランジスタ用アニーラ(熱処理装置)などの開発、商品化を行う。

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昔のおもちゃを作って遊ぼう  厚木小学校
 厚木市立厚木小学校(久保田征子校長)の1年生が、2月6日同小体育館で、地域のお年寄りを講師に招いて「おもちゃ作り体験教室」を開いた。
 昔から伝承されている手作りのおもちゃを作って、みんなで楽しく遊ぼうというもので、1組から4組までの児童126人が参加した。講師は厚木北地区文化振興会(中丸武夫会長)のメンバー14人。
 初めに中丸会長が昔のおもちゃの種類や遊び方などについて説明、このあと、子どもたちは紙こっぷけん玉やぶんぶんごま、空き缶ぽっくり、紙玉鉄砲、うちゅうロケットなどの5グループに分かれ、お年寄りの指導で思い思いにおもちゃづくりを楽しんだ=写真。  
 
 子どもたちは「紙こっぷけん玉を作って遊ぶことができて楽しかった」「ぶんぶんごまは、思うようにひもを通すことができず時間がかかってしまった」などの感想を述べていた。
 指導した文化振興会の中丸武夫会長は、「地域との協働による学校づくりが叫ばれる今日、子どもたちは地域のお年寄りと交流しながら昔の遊びを学ぶことが出来てとても良い体験をされたと思います」と話していた。

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家庭・学校・地域の教育力の向上目指して 小中学校PTA活動研究大会

 2月7日、厚木中学校体育館で、厚木市立小中学校PTA協議会(奥田七代会長)の主催で、「第25回厚木市立小・中学校PTA活動研究大会」が行われた。大会には市内36校(23小学校・13中学校)からPTA会員約660人と厚木中学の生徒80人が参加した。
 「家庭・学校・地域の教育力の向上を目指して\大人も共に学ぼう!子どもたちの健やかな成長のために」を「テーマに行われた今回は、PTA功労者と広報紙コンクール入選作品の表彰のほか、2PTAの事例発表とパネルディスカッションが行われた。
 事例発表に当たった荻野中学校PTA(若杉重美会長)は、「花と歌声と笑顔のあふれる学校を」をテーマに、子どもたちが笑顔で学校生活を送れるよう、学校花壇の整備やPTA自らの合唱サークル活動などを発表した。また、厚木第二小学校PTA(庄司孝四郎会長)は、「ふれ愛\子どもたちの健やかな成長のために」をテーマに、「かけこみポイント」の設置や地域を巻き込んだ遊びなどの体験を紹介しながら、子どもたちが学び、ふれあうことのできる事業活動の報告を行った。
 パネルディスカッションでは、厚木市教員委員会の社会教育主事、市川美紀子さんをコーディネーターに、PTA協議会の奥田会長、市青少年指導員連絡協議会の玉井久子さんなどをパネリストに、数多くの提言や活発な討論が行われた。また、会場を巻き込んでの質疑応答や意見交換もあり、参加者の教育への熱い思いが伝わる大会となった。
 参加した睦合中学校PTAの剣持忠晴さん(42)は、「皆さんが熱心にPTA活動に取り組んでいる様子がわかりました 。共感を覚えるとともにたいへん参考になりました」と感想を話していた。

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厚木・愛川・清川3市町村に介護用品を寄贈 厚木の3ロータリークラブ 
 2月4日、厚木、厚木中、厚木県央ロータリークラブの3団体が、在宅高齢者の介護に役立ててもらおうと、厚木市に介護用リクライニング車椅子4台、愛川町にマイク対応CDラジカセ、清川村に介護用折りたたみ車椅子などの介護用品を寄贈した=写真。
 市内のホテルで行われた贈呈式には、山口巌雄厚木市長、古座野茂夫愛川町助役、山口静雄清川村長が出席した、山口市長は「財政が厳しい中で、このような高価な品物をいただき感謝します。大切にして高齢者福祉に役立たせていただきます」とお礼の言葉を述べた。
 寄贈した3ロータリークラブは、厚木市を拠点に活動する奉仕団体で、今回の寄贈は活動の一環として3つのクラブが合同で行った。厚木市は寄贈された介護用車椅子4台を、在宅介護支援センターに配置して活用することにしている。

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小鮎中の岩崎拓斗さん ソフトテニス・ジュニアナショナルチームの選手に選ばれる
 ソフトテニスの平成16年ジュニア・ナショナルチームの選手に、厚木市立小鮎中学校(黒岩士朗校長)ソフトテニス部の岩崎拓斗さん(3年)が選ばれ、2月4日、山口巌雄市長を表敬訪問した=写真。  ジュニア・ナショナルチームは、日本のソフトテニスの強化をはかるため、財団法人日本ソフトテニス連盟が、全国から18名を選出したもの。将来、ナショナルチームで活躍できる選手を育てようと若い選手が選ばれるが、中学生が選出されたのは久しぶり。今回は大学生6人、高校生9人、中学生3人が選ばれた。
 岩崎さんは、小学1年生からソフトテニスを始め、中学2、3年に関東大会で優勝、また、昨年行われた全国大会の団体戦で3位などの活躍が認められたもの。今後、12月まで年数回の合宿に参加する。
 山口市長から「スポーツは自分との戦いだから、自分に負けず頑張って」と激励されると、岩崎さんは、「チームの選手は自分より上手い人ばかりだが、将来ナショナルチームで活躍できる選手になれるよう頑張ってきます」と話していた。

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市制記念日祝って野菜の宝船

 1月28日、厚木市民朝市推進委員会が、厚木市役所と市立病院のロビーに、地元で採れた新鮮野菜を満載した「宝船」を飾りつけた。
 2月1日の「市制記念日」を祝い、地産地消と1日に開催する「市制記念朝市」を広く市民に知らせようと行ったもの=写真。
 宝船の大きさは市役所が全長3メートル、市立病院が全長2メートル。大きさに合わせて新鮮な大根や白菜、人参などの地場野菜15品目を盛り込んだ。
 朝市出店者組合の高澤和雄組合長は、「最近は市制記念日を知らない市民もいると聞いている。縁起物の宝船で記念日をPRできたらうれしい。また、市立病院では患者の方に少しでもやわらいだ気持ちを持っていただけたら」と話していた。

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警察官を講師に招いて外部侵入者対応研修会

 近年多発している学校内での犯罪から子どもたちを守ろうと、2月5日、6日の両日、厚木市立三田小学校と市立依知南小学校で、厚木警察署や地元の駐在警察官などを講師に招いて、教職員を対象にした「不審者侵入の対応」について研修会を行った。
 研修会には、近隣小中学校の教職員なども参加して、約100人が受講した。
 講師として招かれた同署生活安全課の川井洋さんは、「厚木管内で昨年発生した刑法犯は7,289件、県内で相模原、大和に続き3番目に多発している地域。そういったまちの中にある学校だという状況を認識してもらい、常に危機感を持って子どもたちの周りに目を光らせていてください」と呼びかけた。
 また、椅子や机、清掃用モップなど日常、教室にあるものや先端が2つに分かれた長さ約2メートルの「さすまた」などを使った防御方法なども研修した。「さすまた」の実践体験では、参加者は犯人役を相手に真剣に取り組んでいた=写真。
 研修会の後半では、「正常な精神状態ではない侵入者への対策はどうしたらよいか」「過剰防衛にならないか」など、いつ起こるか知れない不測の事態に備え、熱心な意見交換が行われた。

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プロボクサーの五百久選手が山口市長を訪問
 厚木市温水在住で、日本スーパーライト級7位のプロボクサー五百久寛行(いおくひろゆき)選手(30)が、2月4日山口市長を表敬訪問した=写真。
 五百久選手は、秦野市にある不二ボクシングジムの所属で、24歳でデビュー、昨年10月に行われたスーパーライト級10回戦で、対戦相手を判定で下し、同級7位にランクインした。次の試合は3月2日、後楽園ホールで予定されている。
 日本チャンピオンの射程圏内に入った五百久選手は、「これからも練習を重ね、チャンピオン目ざして頑張ります」と告げると、山口市長は「ボクシングは孤独なスポーツ。健康に留意して厚木市の期待の星として、そして3人の子どものためにも頑張ってください」と激励した。

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一條キクさんが満100歳に
 1月28日に満100歳の誕生日を迎えた一條キクさんをお祝いするため、山口市長が2月4日、一條さんが入所している同市下荻野の特別養護老人ホーム「敬和荘」を訪れた=写真。
 お祝い会には入所者や職員による手作りの梅酒が用意され、参加者20人が乾杯して、一條さんの100歳を祝った。
 一條さんは、明治37年厚木市小野で、8人きょうだいの2番目として生まれた。2歳で結婚、東京都中野区に移り住んだ。平成9年に同荘に入所した。市内では第16番目の長寿者。目が多少不自由だが、健康状態は良好で、食事は好き嫌いなく取り、毎日元気に過ごしている。 
山口市長が「健康に留意してずっと元気でいてください」と声をかけ花束や記念品を贈ると、嬉しそうな表情で花束を抱え「本当にありがとうございます」と何度もお礼を述べていた。

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市民功労表彰など 114人を表彰
  49回目の市制記念日となる2月1日、厚木市総合福祉センターで、市政の発展に功績のあった市民を表彰する「厚木市表彰式」が行われた。
 今回は、社会福祉の分野で市民福祉の向上に貢献された小島末子さん(80)=写真=が市民功労表彰、市議会議員として市政に貢献された貞方寛さん、釘丸久子さん、小林常良さんの3人に自治功労表彰、自治会長など76人(団体)が一般表彰、また、第3回全日本チアダンス選手権権大会ポンポン高校生部門で優勝した県立厚木高校ダンスドリル部IMPISHなど34人(団体)がスポーツ表彰として表彰されたほか、8人に感謝状が贈られた。
 
 市民功労表彰を受けた小島さんは「すばらしい賞をいただいて光栄です。話を聞いた時は、びっくりしたやらうれしいやらで胸がいっぱいになりました。子どもや孫たちもお祝いしてくれます」と話していた。 

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購入者は539人  厚木まなび債に千人を超える応募
 2月2日、住民参加型ミニ市場公募債「厚木まなび債」の購入者を決定する抽選会が、厚木市老人クラブ連合会役員の立ち会いのもと市役所3階特別会議室で行われた。
 厚木まなび債は、市が高齢者福祉対策の一環として、満60歳以上の市内在住者を対象に、安全で確実な資産運用を提供しようと、住民参加型ミニ市場公募債として発行するもので、現在同市長谷に建設中の厚木市学習支援センターと北小学校給食調理場の建設費の一部として活用される。
1月22日から28日までの申し込みには1,004人、9億2千510万円の応募があったが、厳正な抽選の結果、発行総額5億円の購入者539人が決定した。 
 厚木まなび債は1月中旬の国債利回りを参考に確定利率を決定、8月25日と2月25日の年2回、利子が受け取れる。満期は5年。

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