第633号(2004.03.15)

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福祉の世界にユビキタス モバイル端末とGPS利用でリアルタイムに情報登録
 インターネットを利用して高齢者や車椅子の人が外出する際、街のバリヤ情報(段差の大きい道路や放置自転車など)やバリヤフリー情報(車椅子用トイレの設置場所など)を提供するデジタル福祉マップづくりが、厚木市で産学公と市民との連携で進められているが、このほど、厚木ITコンソシアム・デジタル福祉マップ分科会(代表・小宮一三神奈川工科大学教授)が、外出先でいつでも自分の位置が把握でき、目的地まで安心安全に行くことができるユビキタス時代を先導する「福祉マップ」づくりの実験に成功した。
 昨年2月の地域実験の後、1年間にわたって厚木障害者自立生活センターと連携して、使いやすさに関する検討を重ねてきたもので、2月26日に神奈川工科大学の学生ボランティア30人が参加して実証実験を行い、目標とする福祉パップの機能を確認した。
 デジタル福祉マップにはボランティアを中心とした情報登録者向け機能と、高齢者・車椅子利用者を中心とした情報利用者向けの2つの機能がある。今回の実験ではモバイル端末とGPS(汎地球測位システム)という位置情報表示の技術を用い、本厚木駅中心市街地において「いつでもどこでも福祉マップを便利に利用する」機能を実現した。
 新しい機能は、情報登録者がバリヤなどの情報を発見したその場所にて、リアルタイムで情報登録ができる(従来は一旦紙の地図に書いてからパソコンで登録したため、時間がかかった)ほか、GPSにて地図上の正しい場所に情報登録ができる。また、情報利用者はGPSにて外出先で自分のいる場所を中心とした地図表示が行え、周辺にある商店やトイレなどの情報を得ることができるほか、今いる場所と目的地まで行くための安全ルートをリアルタイムで同時に表示することができるため、安全安心して移動できる。
 実験では本厚木駅周辺エリアを5班に分け、学生が実際に車椅子を使って「情報登録者実験」と「情報利用者実験」を行った。途中、高い建物の下では位置表示に時間がかかるなど改良すべき点があったが、新しい機能による使いやすさが確認できたという。参加した学生は「車椅子の方に役立つ機能が実現できた」「高齢者の方にも見やすい画面を工夫したい」と感想を述べており、小宮教授も「より使いやすいデジタル福祉マップに一歩前進した」と総括していた。
 同実験に関する詳細な報告は、3月18日、本厚木駅近くの神奈川工科大学ITエクステンションセンターで開催される「コンソシアムセミナー・交流会」で行われる。

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南毛利学習支援センター 4月1日にオープン

 厚木市が市民の自主的な学習活動を支援するため、平成14年度より同市長谷1094番地に建設を進めてきた「南毛利学習支援センター」が完成、4月1日オープンする。市が将来的に考えている複数館構想の第1号館で、3月27日10時より、関係者を集めて落成式が行われる。
 センターの敷地1826.21平方メートルのうち約半分は、市有地である南毛利文書庫跡地を活用、残りを隣接する厚木市農協南毛利倉庫跡地を平成13年度に取得した。
 センターは鉄筋コンクリート3階建てで、延床面積2,470平方メートル。木工や絵画、粘土などに使う美術工芸室2室のほか、視聴覚室、パソコン26台を備えたコンピュータ研修室、調理実習室、音楽室、小会議室と研修室が各2室、200人が収容できる集会室などを設けた。
 このほか25台分の駐車場も設置した。開館時間は午前9時から午後10時。建設費は測量・造成を含めて7億576万円だが、このうちの4億円はミニ市場公募債として60歳以上の市民から集めた。
 厚木市が市民の自主的な学習活動を支援するため、平成14年度より同市長谷1094番地に建設を進めてきた「南毛利学習支援センター」が完成、4月1日オープンする。市が将来的に考えている複数館構想の第1号館で、3月27日10時より、関係者を集めて落成式が行われる。
 センターの敷地1826.21平方メートルのうち約半分は、市有地である南毛利文書庫跡地を活用、残りを隣接する厚木市農協南毛利倉庫跡地を平成13年度に取得した。
 センターは鉄筋コンクリート3階建てで、延床面積2,470平方メートル。木工や絵画、粘土などに使う美術工芸室2室のほか、視聴覚室、パソコン26台を備えたコンピュータ研修室、調理実習室、音楽室、小会議室と研修室が各2室、200人が収容できる集会室などを設けた。このほか25台分の駐車場も設置した。開館時間は午前9時から午後10時。建設費は測量・造成を含めて7億576万円だが、このうちの4億円はミニ市場公募債として60歳以上の市民から集めた。
 活用については、生涯学習指導者に学習や研修などの場を提供するほか、教育委員会主催の指導者養成講座などに利用するが、当面は隣接する南毛利小学校の児童数増加にともなう教室不足を解消するため、特別教室としての利用を最優先させる。
 市民が利用できるのは平日の学校が使用しない時間帯と土、日、夏休みで、事前の登録が必要だ。登録は3月1日から生涯学習課と各地区公民館で受け付けるほか、6月分までの貸館の申込みも受け付けている。使用料は会議室1時間200円、集会室・コンピュータ研修室600円。このほか市ではセンター内に、小学校低学年(1年生から3年生)を対象にした留守家庭児童クラブも設置する。 

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 榊原さんが横手市の「友好親善大使」に!
 厚木市飯山の水彩画家榊原勇城さん(66)が、2月16日、友好都市である横手市の五十嵐忠悦市長から同市の「友好親善大使」に任命された=写真。
 榊原さんは平成8年、厚木市が市民から公募した「雪まつり訪問団」の一員として初めて横手市を訪問、「川の流れる街並みは厚木市とよく似ており、人情味あふれる人たちが多い」とすっかり横手市のファンになった。以来、これまでに7回訪れ、個展を開くなどして横手市民と交流を深めてきた。
 今年もライフワークである「橋」をテーマに、2月12日から17日まで、同市のかまくら館で3回目の個展を開催、一昨年訪問した際にスケッチした横手川にかかる蛇の崎橋、学校橋などの雪景色など10点を展示した。
 榊原さんはかまくら期間中の15日、訪問団の一員として同市を訪れ、五十嵐市長を表敬訪問した際、同市長が「8年間にわたって横手市民と交流を深めている榊原さんを友好親善大使にしたい」と任命した。榊原さんは「これまでの活動が認められたものと思いとても嬉しい。これからも両市の橋渡しをしていきたい」と話している。

  

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中国雑技団の手に汗握る興奮と感動の演技に拍手  睦合中学
 2月25日、厚木市立睦合中学校(下島光久校長・生徒数499人)で、中国雑技団を招いた芸術鑑賞会が行われた=写真。
 これは厚木市の「まなびをひらく」推進事業の一環として、本物の芸を鑑賞することで生徒たちに日常ではできない感動を味わってもらおうと企画したもの。
 同校は昨年度、ポップスグループの体育館コンサートを行うなど、型にとらわれない自由な発想で生徒たちに貴重な経験を提供している。こうした事業は保護者にも好評で、この日も全校生徒のほか、保護者や地域住民、同校卒業生など百数十人が同校を訪れて、雑技団の演技を楽しんだ。
 健康飲料のTVコマーシャルなどでお馴染みになった「中国雑技団」(除領民団長)は、在日中国人芸術家などで結成された雑伎・芸術団で、世界のコンクールや中国全国大会での優勝経験者も多く、そのレベルは折り紙付きといわれている。団員全員が共同生活を送りながら毎日ハードな練習に汗を流し、究極の一体感や迫力を生み出している。
 この日、団員は体育館ステージで、中国獅子舞や皿回し、一輪車芸、軟体アクロバット芸、椅子倒立アクロバットなど多彩な演技を披露した。この人間技とは思えないとぎすまされた妙技の数々に、生徒たちはハラハラ、ドキドキ、手に汗握る興奮と感動の演技に大きな拍手を送っていた。

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手話に親しみ福祉の心をはぐくんで 北小で母親が手作りの壁掛けを作成
 3月5日、厚木市立北小学校(曽根勝校長・児童数471人)で、手作りの布製壁掛け「手話ゆびもじ表」を使った「手話教室」が開かれた。
 この壁掛けは、同校PTA(榎本昭治会長)で、この春卒業する児童の母親4人を含む5人が、児童が元気に育った6年間のお礼にと作成したもので、2月27日に学校へ贈られた。大きさは、縦・横約1.8メートルで、青色のキルティング布に、「あ」から「ん」までの50音1つひとつを手話で表した軍手が縫い付けられている。
 軍手には、針金を芯に綿が詰められ、50音の手話が形づくられて、それぞれに黄色のフェルトでひらがなが表示されている。動きの必要な手話には、同様に矢印を表示して動きを表現するなど、低学年の児童にも手話が分かりやすく学べる工夫をほどこした。母親たちが、2月上旬から約1か月かけて、この壁掛けを完成させたという。 
 教育ボランティアとして手話の授業に協力してきたPTA副会長の滝泰子さんも、今回作成にたずさわった1人。この日、昼休み時間を利用して、4年生の児童27人が会談室に集まり、滝さんから壁掛けを使った手話を教わった=写真。
 滝さんが、「軍手が真っ黒になるほど、この壁掛けに触って、手話に親しんでください」と話すと、児童たちは、軍手の形をまねながら、手話で自己紹介などを行っていた。滝さんは、「私たちも、子どもと一緒に小学校のPTAを卒業です。これをきっかけに、子どもたちの心に、福祉への優しい気持ちが育ってくれれば」と話していた。 

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信州の四季を描く  大根田雄康さんが個展 18日からギャラリー悠で

 愛川町田代に住む洋画家・大根田雄康さん(68)が、3月18日から24日まで本厚木駅南口のギャラリー悠で、信州の四季を描いた個展を開く。山や湖、街道、棚田などの風景画50点で、「好きな山歩きをして描いた作品ばかりです。自分の元気さを見ていただきたい」と話している=写真。
 大根田さんは厚木、愛川の小中学校で教師をつとめ、平成7年愛川町立菅原小学校長を最後に退職した。絵を始めたのは高校生からで、横浜国大では美術科に籍を置いて絵を学んだ。昭和41年には写実の殿堂といわれる大潮会に初出品、その後特選を受賞して会員に推挙された。平成13年から理事をつとめ、あつぎ大潮会の副会長もつとめる。初期のころは油絵も描いたが、20年ほど前県展に出品したころから水彩画を専門に描くようになった。
 

 山歩きやスキーが好きで、暇をみては全国を旅行、特に信州の四季に魅せられ、6年前には南安曇郡穂高町にセカンドハウスを兼ねたアトリエを建てた。1年のうち3分の1は穂高で生活、取材旅行をしながら信州の四季を楽しんでいる。
 昨年6月、長野県の高遠町が主催する「第2回信州高遠の四季展」(審査員=平山郁夫、平松譲など)に出品、全国760点の公募作の中から、高遠の街道を描いた「街道秋陽」20号が「奨励賞」を受賞した。
 「同じところにいるとぬるま湯になってしまうので、自分に活を入れるために応募しました」と語る大根田さん。個展ではこの入賞作品と入選作の「門前秋日」20号もギャラリーのウインドウを飾る。

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学校のクスノキを想い出に 校庭にテーブルとベンチを制作
 2月28日、厚木市立荻野小学校(門田美恵子校長、児童数332人)の校庭に、PTAの父親たちが制作したテーブルとベンチが設置された。
 PTAの父親を中心に組織する「大時計くらぶ」(小金沢新治代表)の13人が、以前校庭に植えられていたクスノキを使って作成したものだ。このクスノキは昭和52年、現在の校舎が建てられた記念に植樹されたものだが、昨年度の給食調理場の建設に伴い伐採され、教材などに利用するため、学校が保管していた。
 大時計くらぶでは、このクスノキを想い出の品として子どもたちに残そうと昨年、卒業式や入学式、運動会で校門に立て掛ける看板を制作した。今回は、長さ3メートル、幅0.5メートルのテーブルと4台のベンチを1セットにしたもので3組を制作した。父親たちは、2月上旬から休日を利用して、やすりかけや塗装、組み立てなど延べ3日間かけて完成させた。参加した父親の1人は「これまで子どもたちを見守ってくれたクスノキを、このような形で残せて良かった」と語っていた。
 現在、テーブルを囲み、友達と語らう子どもたちの姿=写真=が見られるが、学校では「写生や植物観察など屋外の授業で使用したり、桜の季節には給食を食べたりして、利用していきたい」と話している。 「大時計くらぶ」は、父親が学校に来る機会を増やし、学校運営に父親の力を生かそうと、平成13年6月に発足。子どもたちをチクタク小さな時を刻む小時計に、大人はそれをどっしりゆっくり見守る大きな時計にたとえ、名前が付けられた。これまで、看板やテーブル作りのほか、運動会での保護者参加種目の企画、体育館での舞台発表や写真撮影用のひな壇を作るなどの活動をしている。
 

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村田義一さんの「朝霧」が特選に!

 3月8日、第31回厚木市広報写真コンクールの審査会が行われ、入賞作品が決定した。
 平成15年1月1日以降に市内で撮影した行事や風景など未発表の作品を、1月5日から30日までの期間公募したところ、47人74点の作品が集まった。市では2月16日から27日まで市役所1階に展示し、市民の投票による一時審査と専門家による2次審査を行い、特選1点、入選3点、佳作6点を選んだ。入賞作品は4月5日から19日まで市役所市民ホールに、5月から地下道ギャラリーに展示される。
 入賞者は次の通り。▽特選「朝霧」=写真=村田義一▽入選「厚木の自然を残したい」飯原敏男、「冬空のモザイク画」田原直子、「ファニー」佐藤弘▽佳作「誓い\爺ちゃんと娘」長澤博巳、「竹トンボ作り」出利葉照雄、「稲穂」山本雄二、「燃えるどんど焼き」鈴木春光、「桜とカメラマン」浦山義明、「鮎に脱帽」花上友彦。

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行事や風景など厚木の1年間を写真で紹介
 厚木の1年間の出来事を写真で紹介する「広報活動写真展\レンズが語るあつぎ2003」が3月3日から同市中町のヤングコミュニティセンターで始まった=写真。
 写真展は、市の広報課で平成15年中に撮影した市内のイベントや街の風景など40枚あまりをパネルにして紹介したもの。新年の恒例行事「消防出初め式」や「鮎祭り」、昨年10月に開催された「全国朝市さみっと」など市の行事を収めた写真のほか、「広報あつぎ」に掲載した風景など四季折々の表情が、季節を追って紹介されている・
 3月31日までヤングコミュニティセンターで展示したあと、9月30日までの期間、市役所1階の市民ホールや市立病院、ぼうさいの丘公園など市の公共施設6カ所を巡回して展示する。

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