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厚木市林の洋画家杉山勇さん(88・大潮会名誉会員)が米寿を迎え、この9月高齢者叙勲「瑞宝双光章」を受賞した。それを記念した個展が10月1日から7日まで本厚木駅南口のギャラリー悠で開かれる。 杉山さんは大潮会の名誉会員に推挙された重鎮。「年はあまり気にしたくないが、作品が老いてはいないか」と気になり、ここ数年は描いては見つめ、見つめては描くという作業を繰り返し、対象となる花や果実の特性に迫ってきた。米寿を人生の一区切りとして近作に加え、今までに残っている作品でも捨てがたいものは取り上げて加筆したほか、一時期盛んに描いた中国の風景なども再度描き起こし、このほど40数点をまとめあげた。 いわば70、80代の総まとめともいえるもので、杉山さんは「その反省と評価からこれらからの道をさがしていきたい」と話している。まさに本物の人生はこれからという感じで、その限りない人生のいとなみを見事に演出してくれている。 今回出品する一連の作品は、深い年輪をにじませ、美しい色彩と光と流動感が、人生のロマンを奏でている。その世界は東洋的かつ日本的で、長年かかって築きあげてきた静物画における杉山絵画の独自の世界を示すもので、 深く限りない情感が人々の心を和ませてくれる。 |
会場にはサムホールの小品から20号、50号に至る作品が展示されるが、その一隅には「中国旅情」と称したコーナーが設けられ、中国ロマンも加わった魅力あふれる展覧会となる。米寿と叙勲を記念した堂々の記念展だが、杉山さんは「これまで多くの皆様にお世話になった」として、得意の柿を描いた色紙の小品を300枚用意、来館者全員にプレゼントする。 ■ギャラリー悠=本厚木駅南口を出ると、右に向かって 線路沿いを直進、早稲田予備校、城南予備校を過ぎるとすぐ左。駅から徒歩3分。TEL:229・5322番。 |
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犯罪が発生しにくい環境作りを推進し、警察、行政、自治会、ボランティアなどが総ぐるみとなって、安心・安全なまちの実現に取り組もうと、9月18日厚木市文化会館で、厚木、愛川、清川の3市町村が主催して「安心・安全まちづくり研修会」が開かれた=写真。 当日は管内の防犯関係者約400人が出席、都高泉厚木市助役が「安心安全なまちを目指し、市民、行政、警察が一体となって、犯罪の発生しにくい環境づくりを強力に進めよう」とあいさつ、研修会では、「厚木市金田防犯モデル地区」など防犯活動に取り組む4団体が、それぞれの防犯活動の事例紹介を行った。 「犯罪から鎌倉を守る会」の大津定博代表は「拍子木を打ちながら行うパトロール活動で、空き巣ねらいが激減した」と紹介があり、「元船子地区オウム真理教拠点化阻止協議会」の野原源由代表は「アレフ信者の進出阻止のため、地域住民が一体となって24時間監視活動を行った結果、地域に大きな連帯感と信頼感を築くことができた」と述べた。 |
この後、元全国防犯協会連合会広報部長の宍倉正弘氏が「犯罪のない、安心・安全なまちを目指して」と題して講演、「地域が自主的な防犯運動に取り組み、犯罪を起こさせない環境づくりが大切である」と強調、参加者も「自分たちのまちは自分たちで守るという防犯意識のもとに、地域の自主的な防犯活動を強力に進めることが大事」と話していた。 |
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9月11日、相川地区ふるさとづくり推進協議会の主催で、大山道を歩き地域の歴史にふれる大山道散策事業が行われた。大山道はかつて、大山に参詣する人々が往来した古道で、厚木市内には数本の大山道が通過している。戸田の渡しから相川地区を通過する大山道は、戸塚宿で東海道と分かれ、藤沢市の長後を経て、伊勢原市の下糟屋、大山に至る古道だ。江戸時代から多くの参詣者が利用した重要な街道で、今でも多くの道標が残されている。 この日、公民館の呼びかけで集まった地域の小学生から高齢者まで21人が参加。午前9時相川公民館を出発し、地域に残る大山道の道標や大山詣での人々が立ち寄ったであろう長徳寺、福蔵院などを訪れ、史跡を見学した。 |
途中、立ち寄った延命寺では、住職から寺の歴史や厚木市指定文化財の「木造菩薩立像」(2本)の説明があり、参加者は本堂に安置された仏像を興味深く眺めていた。 約4キロのコースを2時間30分かけて歩いた参加者は、「車に乗っていると気づかないことが、こうして歩くことで地域の歴史を肌で感じることができる」「これほどたくさんの史跡が地域にあることを知らなかった。今日学んだことを友達にも教えてやりたい」などと話していた。 |
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9月12日、厚木中央公園で「市民ふれあいマーケット」が開催され、大勢の市民でにぎわった=写真。 日常生活の中で不用になった物を持ち寄り、マーケットを開催することで、物を大切にする心を育むとともに、限りある資源の有効利用とリサイクルを推進することを目的として開かれたもの。 家族や職場の仲間など130グループが出店。衣料品やおもちゃ、陶磁器など、タンスや物置で眠っていた不用品が大量に並べられた。午前10時の開場を待ちきれないお客さんが、掘り出し物を見てまわりながら、気に入った品物を見つけると、さっそく出店者と値段の交渉を始めていた。 |
出店者からは、「ふだんやったことのない値段の交渉ができた」「お客さんとの会話を楽しめた」「使わなくなったものが売れて、ちょっとしたおこずかい稼ぎ」、来場者からは、「店舗が多いので掘り出し物を探すのが楽しみ」「子どもにちょうどよい服が見つかってラッキー」などの声が聞かれた。このイベントは10月31日にも開かれる。 |
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9月18日、敬老の日を前に、地域のお年寄りの日頃の社会貢献に感謝の気持ちを伝えようと、厚木市立依知北公民館で「お年寄り感謝のつどい」が開かれた=写真。 北小学校のPTA役員OB有志で結成した親睦団体「三春会」(三橋道明会長)が、自治会や老人倶楽部の協力を得て開いたもので、地域での開催は今年が初めて。 この日、下川入を含む依知北地区のお年寄り300人が招待され、市内で活躍する芸能グループを招いて歌や踊り、和太鼓、マジックショーなど合わせて15のプログラムを披露、お年寄りに楽しんでもらった。 |
同会は平成3年に結成、これまで老人ホームなどを慰問してきたが、日頃趣味として練習しているものを地域のために活用できないかと、このつどいを企画した。三橋会長は「お年寄りの活躍で今の繁栄がある。いつまでも健やかに元気で暮らしてほしい」と、集まってくれたお年寄りの表情に満足していた。 |
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国際協力事業団のシニア海外ボランティア事業の一員として、インドネシア共和国で溶接の指導に当る厚木市毛利台在住の間瀬功さん(63)が、
9月22日山口市長を訪れ、出発の報告を行った=写真。 この事業は国際協力事業団が、発展途上国の人材育成を通じて、国づくりを支援する技術協力の要請に応えるもので、幅広い知識と技術を持ち、途上国発展のために貢献する意思、ボランティア精神のある中高年を対象に派遣される。 間瀬さんは昭和45年大阪大学大学院溶接工学科修了後、トキコに入社、58年にベビコン部(小型コンプレッサー)製造課長に就任、同部長などを歴任し、平成13年定年退職した。今年度のシニア海外ボランティアの前期募集に応募、派遣が決まった。期間は2年間で、5日成田から出発する。 間瀬さんは「日本ではシニアの技術を必要としなくなっていますが、発展途上国ではまだ役立つ部分もあるので、過去の経験を少しでも生かしたい。自分の成長にもなるので、早く環境に慣れ、インドネシアの溶接技術の向上に貢献したい」と話していた。 |
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厚木中央公園での開会セレモニーでは、各高校・大学の代表者6人により決意表明が行われた。セレモニー終了後、参加者たちは8班に分かれ、本厚木駅前などで啓発物品やチラシを配布しながら、薬物の乱用防止や環境浄化などを呼び掛けたり、周辺の公園や道路でごみ拾いや違反看板の撤去などを行った。 道路や公園の清掃をした中学生は、「自分たちの手で、まちがきれいになりうれしい」と笑顔で話していた。また、駅前で啓発活動をした高校生からは、「薬物は絶対いけない。誘惑があっても足を踏み入れたりしない」「配布したチラシを受け取ってもらえて良かった」などの感想が聞かれた。 |
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誰もがいつでも、いつまでも年代に応じたスポーツやレクリエーション活動を楽しんでもらおうと9月12日、厚木市荻野運動公園で 第2回スポーツレクリエーションフェスティバルが開かれた=写真。 会場内では、体育館内でのフォークダンス、バドミントンや陸上競技場での体力測定、多目的広場でのターゲットバードゴルフ、プールでのアクアエクササイズなど、午前10時には会場いっぱいに全14種目の体験コーナーが設けられ、参加者らは思い思いの競技に挑戦、心地よさそうな汗を流していた。 |
ペタンクの競技に初めて参加した間島明子さん(主婦・59)は「今まで知らなかった競技。球を投げる力加減やタイミングがおもしろい。誰でも楽しめる競技だと思います」と競技を楽しんでいた。 また、会場内には地元の農産品などの販売コーナーや手打ちうどんの試食コーナー、保健師による血圧測定コーナーなどが設けられ、家族連れや競技の合間に一休みする参加者で賑わっていた。 |
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日頃、子育ての中で感じていることや疑問に思っていることなどを話し合おうと、9月22日厚木市総合福祉センターで、山口巌雄市長と長谷川美雪教育長が、近隣の小学校に通う保護者と「子育てホットフリートーク」を開いた。 参加したのは厚木小、厚木第二小、戸室小学校に通う児童を持つ保護者約20人=写真。 保護者から、「学校への不法侵入者の対応策は」「中学校給食の開始は」など、学校運営での課題や「公園などを子どもたちが安全に使えるようにしてほしい」「見通しの悪い交差点に信号機を設置できないか」など、周辺地域の治安に関する意見や市への要望なども出された。 |
山口市長は「皆さんの意見は一つひとつ精査して発言して良かったと思われるよう努力したい」と答えていた。「子育てホットフリートーク」は、11月11日までの間、市内8会場で開かれる。 |
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9月12日10時から、ぼうさいの丘公園で、青少年らのバンド16組による「青空ライブ」が行われた=写真。 厚木市青少年健全育成会連絡協議会(棗進会長・14地区151組織)が、青少年の音楽活動の発表の場を作ることにより、互いの交流や連帯感を深め、青少年の健全な育成を図ることを目的に実施したもの。 ロックを演奏するグループを中心に16組、76人の青少年らが各20分間ずつのステージを熱演した。棗会長は「青少年の交流の場として実施したが、将来的には青少年が自分たちで企画して開催できるようこれからもバックアップしていきたい」と話していた。 |
演奏した若者は「野外は初めてだったので緊張した」「いつも暗いスタジオでやっていたので、外で演奏するのは気持ち良かった」と感想を話していた。 |
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