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厚木市は昨年4月から警察官OB5人による「市民安全パトロール隊」を編成して、
街頭犯罪の防止と交通安全指導に取り組んでいるが、総務省と国土交通省が昨年12月1日付けで、道路運送車両法の保安基準を見直し、民間団体や地方公共団体などが自主的に行う防犯パトロールに使用する自動車に青色回転灯を装着・点灯することが可能となったことから、市が保有している2台のパトロール車に青色回転灯を搭載、12月24日から運用を開始した。 12月1日、厚木署を通じて県警本部に申請を提出、証明書が交付されたのを受けて、このほど地方運輸局から認定申請書が交付された。県下では最も早い運用となる。 |
市ではパトロール隊の活動として、市内における巡回定期パトロール、市民や警察などからの要請による犯罪多発地域の昼夜巡回パトロール、夜間における犯罪防止のための防犯啓発活動や防犯・交通教室などを行っており、今回の青色回転灯装着車両の運用により、夜間における防犯効果が著しく上がるものと期待している。 |
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厚木市の山口巌雄市長は1月7日、年頭の記者会見を行い、市制施行50周年記念事業や平成17年度予算編成の見通しなどについて所信を述べた。 同市長は、2月1日には市制施行50周年記念事業のスタートとして電子市役所宣言やITのまちモニュメント時計の除幕、市内各地区からともしびを手にした市民が厚木公園に集まる人と光のページェントなどを開催するほか、携帯電話などの情報端末を利用したバス運行情報システムをスタートさせると述べた。 2月5日には式典と合わせて韓国軍浦市、北海道網走市との友好都市締結調印式を行う。 また、昨年、都市再生緊急整備地域の指定や地域再生マネージャーの派遣などに加え、この1月から「厚木市企業等の誘致に関する条例」が施行できたことから、企業誘致活動を積極的に進める方針で、3月には企業を対象とした説明会を開催、市長自ら出席して現在の厚木市の状況や条例の内容についてPRしていきたいと述べた。 平成17年度の予算編成については、歳入の根幹をなす市税収入は多くを望める状況にないとして、文化会館改修工事や市庁舎免震改修工事が終了することもあり、一般会計は16年度を若干下回る733億5千万円程度(前年度比1・9%減)になるとの見通しを明らかにした。 同市長は交通渋滞対策や環境施設建設、小学校給食施設の整備などに、限られた財源をバランスよく配分していくことが大きな課題 である、新規事業としては元気老人80運動の一環として高齢者の外出機会の拡大を図るため、70歳以上の高齢者にバス乗車券購入費用の一部助成や、一般市民による自動対外式除細動器(AED)の使用が可能になったことから、消防各分署や公共施設への配置、新たに導入を予定している救急二輪車への積載などを検討していると述べた。 また、教育面では、中学校の選択制に加え、4月から小学校1年生は35人学級、中学1年生の英語と数学に補助教員を配置していく考えを明らかにした。 |
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1月11日から14日まで、厚木市役所正面玄関入口に「だんご飾り」がお目見え、印鑑証明などの交付で庁舎を訪れた市民が立ち止まって眺めるなど、厚木に伝わる伝統行事を懐かしんでいた。 だんご飾りは厚木北公民館文化振興事業の一環として、地域の歴史などを研究調査している厚木北地区文化振興会と婦人会の皆さんが飾り付けを行ったもので、昭和57年から毎年行われている。 会員たちは11日の朝から米の粉で作った白、ピンク、緑のだんごと縁起物の鯛、大判、小判などの飾りや、市制施行50周年を祝った短冊を用意、高さ3メートルほどのヤナギとミズキの枝いっぱいに飾り付けを行った。 |
昔の厚木地方は養蚕が盛んで、地元の農家が小正月にマユに見立てた「マユ玉」という米を粉にひいただんごを飾って、養蚕の豊作を祈願したという。今では飾り付けを行う家も少なくなり、ふるさとの伝統行事が消えてしまわないようにと、同会が毎年、市役所、厚木北公民館、厚木北児童館、厚木小学校の4カ所に飾りつけを行い、伝統行事の伝承と市民へのPRを行っている。 中丸武夫会長は「毎年、厚木地域の風習を今の子どもたちに伝えたいと願いをこめて作っています。地域の伝統をこれからの時代につなげていくことは私たちのつとめです。特に今年は全世界の平和と幸福とともに、厚木市の市制50周年を祝うだんご飾りにしました」と話していた。 |
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厚木市新春恒例の消防出初め式が1月8日10時から、同市中荻野の荻野運動公園駐車場で行われ、消防職員や団員、市内事業所の自衛消防隊など約600人が参加した。 職員の士気を高め、市の消防力を広く市民に公開するため毎年開かれているもので、今年から多くの市民が見学できるようにと、会場を市文化会館から荻野運動公園へ移した。 式典では消防活動に功績のあった消防団員、団体など64人(団体含む)が表彰された。 続いて厚木市古式消防保存会(中村直二会長・27人)のメンバーによる恒例のハシゴ乗り=写真=とまとい振り込みが披露されたほか、消防職員や自衛消防隊員による本番さながらの模範演技や消防車両によるいっせい放水などが繰り広げられた。 会場はカメラを手にした多くの市民で賑わい、見事なはしご乗りやキビキビした消防演技に拍手や歓声を送っていた。 |
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厚木市の成人式が1月10日同市恩名の文化会館で開かれ、大勢の新成人で賑わった=写真。 今年成人式を迎えたのは昭和59年4月2日から60年4月1日までに生まれた2933人(男性1607人、女性1326人)で、昨年より147人減少した。 会場となった文化会館には華やかな振り袖姿の女性や真新しいスーツに身を包んだ男性たちであふれ、友達同士で楽しく談笑する光景があちこちで見られた。 式典は11時の部と14時の部の2回に分かれて行われ、飯山白龍太鼓公演で幕開けした後、山口市長が「自らがいかに生きるべきかを問い直し、自分自身が自分の意思で人生を設計し、行動していって欲しい」と祝福の言葉を贈った。 |
記念公演では、地元の県立厚木高等学校ダンスドリル部と若者に人気の歌手はなわさんが出演、スリリングなチアダンスの演技とはなわさんの歌とトークに、大きな拍手が送られていた。参加した新成人は「大人になった自覚を持って責任ある行動をしていきたい」と新たな決意を語っていた。 |
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1月5日午後3時から、厚木市中町のホテルで「厚木市合同賀詞交換会」が開かれ、新春を祝った。 厚木市と自治会連絡協議会、商工会議所、農協など4団体の主催で毎年行われているもので、市の幹部職員や 自治会関係者、経済界の代表、県議、市議ら約450人が出席した。 式典に先立ち、県下の合唱コンクールで最優秀賞に輝いた東名中学校(杉山芳子校長・生徒数209人)の合唱団が、「パシフィックオーシャン」や「ふるさと」などの合唱を披露、出席者から惜しみない拍手が寄せられた=写真。 |
発起人を代表してあいさつに立った山口市長は「今年は市制50周年を迎える記念すべき年。先人の築いてきた努力に改めて感謝し、温故知新の精神で22万市民と歩んでいきたい。ITのまちづくりを進め、市民誰もが情報を得やすい環境を整えたい」などと抱負を述べた。 |
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厚木市が愛甲2581番地に建設していた「愛甲児童館・愛甲老人憩いの家」の複合施設が完成、12月25日竣工式が行われた。 建物は鉄骨造り2階建て、児童館は217.11平方メートル、老人憩いの家は299.85平方メートルで、共有部分は558.76平方メートル。児童館には遊戯室、図書室、和室、湯沸室、倉庫、事務室、トイレ、老人憩いの家には大小会議室、和室、倉庫、湯沸室、トイレなどが完備している。児童館は36館目、老人憩いの家は38館目で、複合施設としては7館目となる。 |
式典には都高泉助役や斉藤仁礼議長、老人クラブ関係者や児童など100人が参加した。くす玉開きと市の木「もみじ」の記念植樹が行われた後、都高助役が「核家族化などで家庭の中で子どもとお年寄りがふれあう機会が少なくなる中、地域のお年寄りと子どもたちの交流の場として活用してください」とあいさつ、愛甲小学校6年生の直井優美子さんが「児童館ができることを楽しみにしていました。お年寄りから楽しい遊びや昔話などを教えてもらいたい」とお礼の言葉を述べた。 |
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1月9日午前10時から相模川三川合流地点にある厚木北青少年広場の河原で、「厚木北地区地域子ども教室」が開かれ、地区内の子どもと大人約180人が参加して、餅つきなどを楽しんだ=写真。 これは平成16年度から始まった教育委員会の地域子ども教室の一環で、子どもの安心、安全な活動の場所づくりとともに、地域住民との関わりや異学年との交流を通して、子どもたちが心豊かに成長することをねらいとした事業。 今回は厚木北地区地域子ども教室運営委員会(美濃部淳委員長)が餅つきを企画、公民館、地区健全育成会、PTA、小学校などが協力、合わせて厚木北地区青少年健全育成会の手作り凧揚げ大会も行われた。 |
会場に集まった小学生約100人は、杵の持ち方や力の入れ方について大人から手ほどきを受けた後、さっそく餅つきに挑戦。初めて餅つき体験をする子どもたちが多かったが、コツを飲み込んだ子どもたちは用意された20キロの餅米を瞬く間に突き上げた。 その後大人が用意したあんこやきな粉、大根おろしなどの餅を味わいながら、楽しい一日を過ごした。今後も子どもたちが楽しめる企画を実施するという。 |
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