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2002年に厚木で開かれた「アジア太平洋ハーモニカ大会」での優勝を機に、プロの道へ転向したハーモニカ奏者・岩間朱美さん(33)の、初のコンサートが12月24日、愛甲石田駅近くのフォーラム246で開かれる。 岩間さんは5歳のときから複音ハーモニカを習い始め、81年、国際ハーモニカテープコンテストの複音ジュニア部門で2位。その後、複音ハーモニカの第一人者である厚木の岩崎重昭氏に師事してメキメキ力をつける。85年には第5回FIH全日本ハーモニカコンテスト復音ハーモニカ部門で優勝。02年、厚木市で開催された第4回「アジア太平洋ハーモニカ大会」無伴奏独走部門金賞、04年に香港で開催された第5回同大会でも連続優勝を飾った。 これを機にハーモニカのプロの道を歩むことを決意。翌年勤めていた会社を辞めて、本格的にハーモニカに取り組むことにした。現在ソロで活発な演奏活動を続けるほか、各地でハーモニカ指導も行っている。 今回のコンサートはプロの道を歩み始めた岩間さんが全身全霊を傾けて取り組むもので、ハーモニカ人生28年のなかでの記念すべき初のコンサート。ハーモニカ仲間や関係者が実行委員会を組織して準備を進めており、あつぎハーモニカ協会、全日本ハーモニカ連盟、日本ハーモニカ芸術協会が後援する。 |
演奏予定曲は「愛の挨拶」や「ウィーン風小行進曲」「G線上のアリア」「シンコペーション」「チャルダッシュ」「フォーレの子守唄」のクラシックから武満徹の「翼」「めぐり逢い」「島へ」や中田喜直の「さよならはいわないで」、そして「涙そうそう」「七つの子」やクリスマスソングなど約20曲。これまでどのハーモニカプレイヤーも演奏したことのないファン垂涎の曲も多く、コンサートへの期待が高まっている。 また、ハープの長村美代子さんやピアノの和谷麻里子さんとのデュオのほか、柳川優子さんらのゲストも出演、にぎやかな応援演奏も予定されている。司会はクロマチック奏者の竹内直子さんが担当する。 チケットは前売り2500円(当日3000円)。コアアートスクエアで販売している。電話286・3520番。 |
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厚木市温水の湘北短期大学で行われている交換留学プログラムの1つとして、オーストラリアから来た留学生が日本の生活や文化、歴史を学んだほか、高校を訪問して交流を深めた。 留学生はオーストラリアの国立ニューカッスル大学の4名と、国立オーストラリアン・カソリック大学の16名で、11月25日来日、12月11日までの期間短期留学した。期間中、同短大の学生組織「国際交流委員会」の学生が中心となって企画・運営する日本料理や着物着付け、伝統文化体験などの交流プログラムに参加した。 11月30日は、同短大の生活プロデュース学科・吉川ゼミの学生18人と交流しながら、日本料理の作り方を体験した。この日のメニューは鮭といくらのチラシご飯、きのことエビのお吸い物、インゲンの胡麻和え、スウィートポテトなど。 留学生たちはなれない手つきでさいばしを持ち、短大生と協力しながら日本料理の作り方を学んだ=写真上。試食会では「ちょっと口に合わないものもあったけど、おいしくできました。オーストラリアに帰ったら家族に作ってあげます」と話していた。 12月1日は、同短大で特別講座「十二単衣」が行われ、留学生全員と短大生250人が参加した。帯の実演=写真下=では振り袖姿の留学生が登場すると、「わあ、きれい」の歓声が上がった。留学生の1人は「日本にこんなに美しい服があるなんて、日本人はもっと着物を着ればいいのに」と感想を話していた。 また、6日は厚木市の重要無形民俗文化財「相模里神楽」を見学。おかめやひょっとこの五人囃子の面白おかしい踊りに笑いもこぼれ、笛や太鼓、伝統的な装束やお面を身に付けた独特な踊りに興味深く接していた。今回は、留学生3名、同短大生1名が、社中に加わり特別出演した。体験した留学生は、「独特の立ち回りが大変でした。脈々と受け継がれる歴史の重さを体験できた」と感想を話していた。終了後は留学生全員が、お面や太鼓を直接手に取り、神楽を体験した。 このほか交換留学プログラムでは、餅つき、厚木市長表敬訪問、近隣高等学校訪問、鎌倉、大山観光など盛りだくさんの交流プログラムが行われた。 |
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12月11日、厚木市金田地区の西部を流れる中津川左岸の河川敷を、自治会や消防団、生産組合の人たち約140人が参加して、樹木の伐採などをする大清掃が行われた=写真。 地元の金田地区自治会連合会(成瀬誠治会長)や同地区内の各種団体代表者で組織する「金田地区まちなみ推進委員会」(鈴木嘉雄委員長)が企画したもので、同河川を管理する県相模川総合整備事務所などの協力を得て実施された。 大清掃が行われた場所は、国道246号の中津川橋から下流鮎津橋までの延長1,700メートルで、面積は10万2千平方メートル。中津川はかつては川遊びや魚釣りに憩いを求め、同地区を縦横に流れ水田を潤す牛久保用水の水源として欠かすことの出来ない河川だった。 |
事業のきっかけとなったのは、宮ヶ瀬ダムの建設により、以前ほどの洪水はなくなったものの、逆に河川敷にニセアカシアなどの樹木が繁茂するようになったため、景観が大きく崩れ、災害時に大きな影響を与えたり、青少年の非行、犯罪の温床にもなりかねないとして、自治会やまちなみ推進委員会が、河川管理者の県と交渉して実現した。 この日は地元の土木業者もボランティアとして参加、クルミの木などの一部を残してニセアカシアなど約2000本の樹木を重機で掘り起こし、チェンソーで細切りにして、破砕機にかけチップ処理した。 樹木の中には、樹齢30年、高さ18メートルにもなるニセアカシアも数本見られた。チップは地区内公園の植物の根元に敷き詰めるなどして有効利用を図った。 大清掃を企画した成瀬誠治自治会連合会長(63)は、「今年の6月ごろから企画を立てた。すべてボランティアだが、大きな計画のため、何度も会合を重ねた。年内に実現できて良かった。これで地域もますますきれいになる。川があり景色もいいので、散歩道や公園になってくれればうれしい」と話していた。 |
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今年も清川村宮ケ瀬に日本一の「ジャンボクリスマスツリー」がお目見え、12月3日から点灯を始めた=写真。ツリーは水の郷ふれあい広場内にある樹齢85年、高さ30メートルの自然のモミの木を利用して飾りつけたもので、モミの木のてっぺんに約2メートルの星をつけたほか、白熱球、点滅球など合わせて1万個のイルミネーションをつけた。また、今年から2代目もみの木「レインボーツリー」もあらたに登場した。 3日午後6時、吹奏楽のファンファーレが流れる中、ファイヤーロードに点火、電球が灯ると観光客から大きな歓声が上がり、花火のコンビネーションによる絶妙な美しさが、真冬の夜空を彩った。25日までの毎日午後5時から同11時まで点灯される。期間中は、水の郷の樹木にもおよそ10万個のイルミネーションを飾りつけ、ライトアップされた大噴水「虹の妖精」の夜景とともに、光のパラダイスが訪れた人をメルヘンの世界 へ誘う。 |
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12月11日、厚木市立依知南公民館で、チャリティイベント「クリスマスキャンドルファイヤー&お楽しみコンサート」が開かれ、小中学生や地域住民約300人が参加した。 依知中学校(杉山薫校長)が、開かれた学校づくりを目指して、小中学生や地域住民を対象に行ったもので、この日は不用品を持ち寄ったバザーの後、ステージで依知中学校の吹奏楽部演奏や地域サークルによるハーモニカ演奏、依知小・同南小教員のコーラスやハンドベル演奏、中学校教職員と生徒のフォークコンサートなどが行われた=写真。 |
メインイベントのキャンドルファイヤーは、小学校から高校までの教員有志で組織した県学校野外活動研究会の協力で、ゲームなどを交えて賑やかに行われ、エンディングは感動的な歌とともに終了した。会場に置かれたチャリティボックスへの募金は、市社会福祉協議会に寄付される。 杉山校長は「地域で集い、連帯感を深めることが出来た。今後もみんなの力で地域全体を明るく盛り立てながらこうした事業を行っていきたい」と話していた。 |
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11月27日、厚木市文化会館で、厚木市青少年健全育成大会が開かれ、バルセロナ五輪柔道男子71キロ級金メダリストの古賀稔彦氏と、アテネ五輪女子柔道63キロ級金メダリストの谷本歩実選手の師弟コンビが「輝き! あの感動」をテーマに講演した。 大会は、11月の全国青少年健全育成強調月間に合わせて、市民意識の高揚を図るために開かれているもので、今年が30回目。主催は厚木市、教育委員会、青少年問題協議会、社会を明るくする運動実施委員会の4団体。 |
今回の大会テーマは「どう輝いて生きるか\心のふれあいを大切に」で、市内各地区の青少年健全育成団体などから約1150人が参加した。 アテネ五輪では師弟の「絆」が感動を呼んだが、古賀氏は「一日一日、自分に嘘のない練習をする事が大事。金メダルを取りたいのではなく、金メダルを取る、でなければ駄目」と、日々の練習の大切さと自分を強く信じる気持ちを持つことを説いた。 谷本選手は地元の南毛利柔道スポーツ少年団の選手から、「背負い投げはどうやったら上手になれるか」との質問に、「古賀先生直伝の一本背負いは得意だが、実は背負い投げはあまりやったことがない」と話し、古賀氏が壇上で同少年団の選手2人に直接指導しながら、「背負い投げのコツは投げる方向を見ることがポイントだ」と説明すると、少年団の選手たちは熱心に耳を傾けていた=写真。 大会では、青少年健全育成に尽力した50人に対して感謝状が贈られたほか、地区活動の体験発表、社会を明るくするにはどうしたらいいかを考える児童・生徒の作文も発表された。 |
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11月27日、あつぎパートナーセンターで、「日本語フェスティバル」が開かれ、厚木市在住の16カ国150人の外国籍市民が参加して、日本語でのスピーチや各国のあいさつ、インドダンスなどを披露した。 フェスティバルは、さまざまな国の人と交流を深め、相互文化の理解を深めようと、厚木市が主催し、厚木日本語ボランティアの会、厚木日本語クラスの会が協力して実施したもので、今年で10回目。 |
お国自慢や日本での生活のこと、文化の違いなどを、日ごろ学んだ日本語で話す「日本語スピーチ」では、ベトナム、インドネシア、中国、インド、フィリピン、韓国の6カ国、10人の外国籍市民が発表した=写真。 「餃子の物語」と題してスピーチしたトウ・イトウさん(中国)は「日本人は餃子が好きで、餃子発祥の国から来た私には誇りです。でも、仕事場では臭いがきついので食べてこないように注意された」などのエピソードを披露しながら、日本と中国の餃子には大きな違いがあり、中国に本場の餃子の味を試しに来て下さいと締めくくった。 「日本語を勉強しよう」とスピーチしたシス・ワントさん(インドネシア)は「寒いと冷たいの区別が分からず、寒い水が飲みたい。飲むと食べるの区別が分からず、薬を食べる。終了と終わりの区別が分からなかった」と、日本語の難しさを話した。 交流会では、参加者が母国の伝統料理を持ち寄って振る舞ったり、書道などの日本の伝統文化を体験し、国や人種の壁を超えた交流が行なわれた。 |
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厚木市立戸室小学校(古島兼幸校長・児童数570人)で、12月2日、同市出身で横浜ベイスターズの多村仁選手(28)を招いて、記念講演会を行った。 同校の開校30周年を祝う記念事業として行われたもので、多村選手が会場に入場すると、子どもたちは太鼓のリズムに合わせた「多村コール」で出迎え、会場は熱気に包まれた。 多村選手は子どもたちとのトークショー形式で「夢に向かって」をテーマに講演。「野球を始めたきっかけは」「小さいころは何をしていたの」「夢をかなえるにはどうしたらいいの」などの質問に、幼いころの経験などを披露しながらひとつひとつ丁寧に答え、子どもたちにスポーツの楽しさや友達・仲間の大切さを伝えていた。 講演後はミニ野球教室も開かれ、バットの振り方やボールの投げ方、柔軟体操などの基本的な動きを実演した。子どもたちは多村選手の指導に、「すごい」「かっこいい」などと感心した様子で小さな野球教室を楽しんでいた。 多村選手は最後に「朝起きたらその日の目標を一つ立てよう。僕は人より1回でも多くバットを振ることを目標に頑張って夢が実現しました。君たちも夢がかなうよう毎朝目標を立ててがんばろう」とメッセージを贈っていた。 |
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12月11日から20日まで行われる「年末の交通事故防止運動」の一環として、11日10時から交通安全パレードが行われ、横浜ベイスターズの小池正晃選手=写真=が、一日署長として参加、「無事故で年末・笑顔で新年」を合言葉に交通安全を呼びかけた。 パレードに先立って厚木中央公園でセレモニーが行われ、山口市長が「無事故で年末・笑顔で新年を合言葉に交通安全を訴えていきましょう」とあいさつした。 この後、白バイの先導で、スローガンの横断幕を先頭に、県警カラーガード隊に続き、小池選手が「一日署長」のたすきをかけ、「年末の交通事故防止運動実施中」と書かれたバットをかたどったボードを抱えながら、道行く市民やドライバーに手を振って事故防止を呼びかけた。 |
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