反対の意見を述べる住民 |
決起集会に集まった住民たち |
厚木市と愛川町、清川村の3市町村が共同で進める「ごみ中間処理施設」の建設候補地に選定されている厚木市の棚沢地区住民で組織する「ごみ中間処理施設建設計画白紙撤回を求める会」(和田吉二会長・関原康夫委員長」では、7月22日17時より棚沢スポーツ広場で3回目の「反対決起集会」=写真=を開き、施設建設を無条件・白紙撤回させるまで断固戦うことを決議した。
集会には地元棚沢を含め近隣住民120人が参加、和田吉二会長のあいさつの後、関原康夫委員長が、厚木市の6月議会で白紙撤回を求める陳情が不採択になったこと、愛川町が平成6年に棚沢自治会と締結した「協定書」の存在を知りながら、候補地選びを厚木市任せにして、傍観していること、議会終了後両自治体からのアプローチがまったくないことなどが報告された。
この後、各地区住民の代表が壇上に立ち、「自然の大切さを感じながら農業を営んでいるが、ダイオキシンが蓄積されると、安心、安全な農産物の提供が脅かされる」「収集車の通行によって今以上に交通渋滞が発生し住民や子どもたちが危険にさらされる」「カブトムシや水遊びのできる豊かな自然を残してほしい」「愛川町は協定違反をしており、地方自治違反だ」「候補地選定は市民に知らせずごく一部の人だけで決めるという市民不在の行政」と次々と反対の意見を述べた。
この後、柏木久雄事務局長が、決起集会決議文を読み上げ、「市長は常日頃、市民自治を口にされているが、やっていることは全く正反対。計画を即時、白紙撤回したうえで、どうしても必要な施設であるなら、市民に実情を説明し、市民の多様な意見をまとめ、施策に反映させるやり方で、ごみ施設計画を改めてゼロから進めるよう強く要求する。このため私たち住民は周辺の皆さんと共同して、無条件白紙撤回させるまで断固戦う」とする決議文を採択した。 |
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