第694号(2006.11.15)

シルバー人材センターの正月用しめ縄飾り

 厚木市松枝の社団法人厚木市シルバー人材センター(藤井信義理事長)で、会員たちの手作りによる「正月用しめ縄飾り」の受付が11月1日から始まった。
 同センターでは昭和61年の高齢者事業団の時からしめ縄飾りの製作に取り組んでいる。原料となる稲わらは同市金田と及川の農家と委託契約を結んで喜寿モチを栽培、穂が実る前の夏に青刈りして乾燥させたものを使う。   
 今年は9月12日から製作を始めた=写真。ベテランの武田昇司さんに、古内昭五郎さん、鈴木實さん、松本瑞枝さん、近藤とよさんら5人が製作に取り組んでいる。長さ70センチの玄関飾りのほか、120センチのごぼうじめ、一文飾り、輪飾り、自動車飾りなど12月中旬ごろまでに、7種類3,610本を製作する。
 最近は若者を中心に玄関リース飾りが人気で、今年は直径25センチと18センチのリースを140本作る。神社や企業からは3メートル大のごぼうじめの特別注文もあるという。
 値段は市価の約半値。玄関飾り(縦70センチ・横30センチ)で2,800円、ごぼうじめ1,500円、輪飾りや一文飾りは100円で、玄関リースは大が2,500円、小1,800円となっている。お客さんの8割は固定客で、市販されているものより大きくてできが良いと評判だ。例年通り12月26、27の両日午前9時から午後4時までセンターで引き渡しを行うが、今年も2,500円以上お買い求めの方は、依知、睦合北、荻野、小鮎、玉川、相川、森の里の地区に限って、会員が配達を行うという。
 同センターでは「昨年は人気のリース飾り、一文飾りは完売してしまいました。人気商品は11月中には予約でいっぱになるので、お早めに申し込みを」と話している。 揩Q24・9585番。

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2006日豪交流年を記念  箏フレンズがオーストラリア訪問

 厚木市内を中心に小田原や町田で文化箏の教室や演奏活動を行っている「箏フレンズ」(水澤晴美代表・52名)のメンバーが、2006日豪交流年記念事業の1つとして、10月18日から22日までオーストラリアを訪問、日本の伝統文化である箏の演奏を通して各地で学生や市民と交流を深めた。
 06日豪交流年は、1976年に締結された日豪友好協力基本条約締結30周年を記念して、両国政府が草の根レベルのイベント開催や交流を呼びかけたもので、10月はちょうど交流月間にあたる。箏フレンズは元駐日公使や日豪協会かながわの手配で17名のメンバーが交流事業に参加した。
 一行は首都キャンベラのナラバンダー・カレッジ(日本の高校2、3年生)とオーストラリア国立大学音楽学部を訪問、「上を向いて歩こう」などのデモ演奏の後、希望者に文化箏の体験をしてもらった。また、キャンベラの隣にあるクインビアン市の高校とも交流会を持ち、市主催の「日豪文化交流コンサート」では、盆踊りの「炭鉱節」を英語で指導したり、箏の弾き方やお手玉を教えたりたりして交流を深めた。
 コンサートでは原住民アボリジニの踊りに、クインビアン市と友好都市の南アルプス市の神楽と箏フレンズが出演、「赤とんぼ」や「六段の調べ」「さくら」など日本の曲を披露して、拍手喝采を浴びた。
 水澤代表は「オーストラリアの皆さんの日本への関心の高さは想像以上で、コンサートの休憩時間にも文化箏にはすぐ人が寄ってきて弾きたがるので、会場の片隅で即席の体験教室を開くほど人気がありました。まさに手軽な文化箏なればこその場面でした。オーストラリアの皆さんと共に楽しみ、学び合い、日本の文化の一端を紹介できたことは、日豪文化交流に多少なりとも貢献できたのではないかと思っています」と話していた。

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ごみ中間処理施設白紙撤回を求める会 山田愛川町長に抗議文
 厚木市の「棚沢地区ごみ中間処理施設建設白紙撤回を求める会」(和田吉二会長・関原康夫委員長)は、11月6日、先に同会が愛川町に提出した「協定順守についての申し入れ」に対する同町からの回答は、協定締結時の棚沢地区住民の善意を踏みにじるもので承服できないとして山田登美夫町長に抗議文を提出した。
 白紙撤回を求める会は今年8月25日、平成6年10月22日付けで締結した「愛川町斎場・火葬場建設に関する協定書」の別紙合意事項7項目の中には「今後、棚沢自治会に隣接して新たな不快施設を設置しないようにされたいことについては、要望どおりとします」とする確認事項が盛り込まれており、これを順守するよう同町長に文書で申し入れていた。同町は9月29日、「協定書の解釈については、棚沢自治会に隣接した愛川町内に町が単独で新たな不快施設を設置しない」としたものであるとの回答を寄せていた。
 白紙撤回を求める会では、「回答は協定締結時の棚沢地区住民の善意を全く踏みにじる内容で到底承伏できない」とし、棚沢地区を「中間処理施設建設」候補地にしたのは厚木市であるから、町は関係ないかのごとき内容になっており、責任を回避している。もし仮に厚木市に「中間処理施設」が建設されれば、愛川町の全町民のごみが搬入処理されることになり、明らかに愛川町の「不快施設」であり、協定違反は明らかであると反論、回答の即時撤回を求めている。

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あつぎマラソンに2,000人が参加

 「あつぎマラソン」が10月29日、厚木市荻野運動公園競技場をスタート、ゴールで行われた=写真。大会はハーフマラソンの部や10キロの部など6種目で行われ、約2千人が参加、さわやかな空気の中、同競技場周辺の変化に富んだコースを駆け抜けた。沿道には多くの市民がかけつけ、懸命に走る選手に大きな声援を送っていた。
 前回新設されて好評だった小学1、2年生と保護者が2人1組で走る親子の部には、昨年を上回る140組が参加、親子で励まし合いながら競技場内のコース1キロを全員が完走した。
 10キロの部を走った横浜市の30歳代の男性は、「昨年に続いて仲間と一緒に出場しましたが、アップダウンが多いコースできつかったけれど、山や川などの景色を楽しみながら走ることができた」と話していた。

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ハーモニカで第九を楽しむコンサート

 ハーモニカ愛好者の大アンサンブルで演奏する「ハーモニカで第九を楽しむコンサート」が11月4日、ぼうさいの丘公園で開かれた。「ハーモニカのまちづくり」を進める厚木市ならではのイベントで、迫力ある演奏に、会場を訪れた約500人が熱心に耳を傾けた=写真。
 コンサートはことしで4回目。アジア太平洋ハーモニカ大会のスタッフを中心とした市内外のハーモニカ愛好者で結成され、世界にも類を見ない大アンサンブル「あつぎグランドハーモニカアンサンブル」が、サラサーテの難曲「チゴイネルワイゼン」や、「青い山脈」など名曲の数々を披露した。
 メーンイベントの「第九」演奏時には120人のアンサンブルに、観客席からハーモニカを持ち寄った約100人の演奏が加わり、大迫力のコンサートとなった。愛甲から親子連れで来たという女性(28)は「ハーモニカの音がこんなに遠くまで届くのには驚きました。知っている曲が多く披露され、聴きやすかった」と話していた。

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健康あつぎ普及員が健康ウォーク

  厚木市の健康普及員が10月28日、地域での健康づくりの指導者として、健康な体を保持・増進を図ろうと「健康ウォーキング」を楽しんだ=写真。
 心地よい秋晴れとなったこの日、発着点となった同市荻野運動公園には、約100人の健康あつぎ普及員が集まった。
 スタート前に健康あつぎ普及員会長の佐久間トシ子さん(60)が「皆さん、健脚だとは思いますが、無理をしないでけがの無いよう楽しみましょう」とあいさつ。コースは、市内の北西部を流れる荻野川沿いの通称「健康の道」で、健康づくり課がウォーキングコースとして整備した。里山、田園風景が広がり、川のせせらぎを楽しみながら季節の移り変わりを満喫できる約7・6キロ2時間のコースだ。
 厚木北地区の健康普及員として参加した内田喜美子さん(47)は「普段、地域の方々の健康増進・維持を考える立場にいるので、まずは自分の体力づくりをしようと思い参加しました。厚木の秋の景色を楽しみながら、最後までしっかりと歩くことができました」と話していた。

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地域の人に学んだ郷土芸能を発表 玉川中学校で郷土学習発表会

 郷土に伝わる芸能や料理などを直接地域の人から学ぶ「郷土学習」の発表会が、10月26日厚木市立玉川中学校(本杉長生校長・生徒数391人)で行われた=写真。
 同校の郷土学習は、生徒に地域の人とふれあい、学ぶことで郷土に愛着を持ってもらおうと、10年以上前から毎年実施している。学習では1年生から3年生までの全校生徒が学年の枠を超えて8グループに分かれ、6月から総合的な学習時間を利用して活動、同市内に伝わる相模人形芝居や相模里神楽、七沢浅間太鼓など郷土芸能の学習や郷土料理の研究、学校の脇を流れる玉川にほたるを呼び戻す活動など、郷土に関連したテーマを地域の人たちから学んできた。
 発表会では同校と隣接する玉川野球場を会場に行われ、生徒たちは約半年間の学習の成果を堂々と発表し、招待された指導者や保護者から盛んな拍手が送られていた。
 今回は、昨年から厚木市が実施している「郷土芸能学校出前体験教室」も一役。市内に伝わる郷土芸能を生徒に体験してもらい、後継者としても育成していこうと、同市の無形民俗文化財に指定されている「相模里神楽垣沢社中」が講師として派遣された。
 相模里神楽の発表を終えた3年生の生徒は「面芝居なので視界が狭く、全員がしっかりと動きを覚えないとずれてしまう。でもみんなで一生懸命に練習してきたのでうまくできた」と話していた。

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丘いっぱいにツツジの花を  上古沢緑地ツツジ植栽イベント開催

 厚木市の上古沢緑地で10月28日、花と緑あふれる美しいまちづくりを目指して同緑地ををツツジの名所にしようと、市民らの手による「ツツジ」の植樹会が行われた。
 これは、昨年迎えた市制50周年を記念し、友好都市の首長らとともに記念に植えられた「友好のツツジ」を中心に、今年の春の植栽に続いて行ったもので、4回目の植栽となる=写真。
 当日は「植えて、見て、感動して」をテーマに、親子連れや友だち同士など約700人が参加。分け与えられたツツジの苗木を小さなスコップでひとつひとつていねいに植えていた。
 家族で参加した谷保千秋さん(32・長谷在住)は「みんなで植えたツツジの成長がとても楽しみです。子どもたちも自然に対するやさしい心が育ってくれればcc。この丘いっぱいにきれいに咲く日が待ち遠しいですね。今日はさわやかな秋空の下で、気持ちよい汗をかきました」と額の汗をぬぐいながら笑顔で話していた。
 
この日、市民の手で植えられたツツジは約6000本。今後も市民が憩える「ツツジの名所」を目指し、植栽イベントを行っていくという。

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ぼうさいの丘公園に力作19点  野外彫刻造形展

 厚木の芸術の秋を彩る「野外彫刻造形展」が10月29日から11月5日まで、同市温水のぼうさいの丘公園で開かれた。市内17人の彫刻作家や市立依知中学校美術部2グループが制作した作品19点が青空の下に展示され=写真、公園を訪れる家族連れを楽しませていた
 同展は、市民に多彩な芸術や文化の鑑賞と発表の機会を提供する「あつぎ市民芸術文化祭」の一環として行われ、ことしで16回目。
 会場となった「子供広場・原っぱ」には、人の顔をかたどった石彫や針金と軍手で手招きする手を表現した作品、大小の竹を組み合わせて「人の心が束になれば大きな力を発揮できる」というメッセージを込めた高さ6メートルの造形作品などが並んだ。
 
 同展運営委員長の彫刻家・高橋正晴さん(56・愛名在住)らが講師を務める石彫アート教室も開かれ、子どもから大人まで思い思いの作品を制作した。3歳と10歳の孫2人と教室に参加した渡辺登喜雄さん(63・温水在住)は「孫に物作りの楽しさを教えたくて挑戦しました。こういう体験はなかなかできるものではないので、孫たちにとってもいい思い出になる」と、楽しそうに孫との共同作業に集中していた。

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韓国・軍浦市に厚木からゲートボール派遣団

 厚木市の友好都市である韓国・軍浦(くんぽ)市で両市の高齢者が友好を深めようと、11月21日から24日までゲートボール派遣団が軍浦市を訪問する。両市の高齢者の交流は、今年3月、軍浦市のゲートボール選手団18人を厚木市に迎えてスタート、厚木青少年広場での大会開催を経て、今回は厚木市側から訪問することになった。
 派遣団は市老人倶楽部連合会の鈴木茂会長を団長とする15人。このうち選手は同クラブに所属するゲートボール愛好者から男女13人が選考された。
 11月8日、市役所で結団式を行った一行は、「厚木市の代表として精一杯プレーを楽しみ友好を深めてきます」と決意を話していた=写真。

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