第704号(2007.04.15)

民主(鈴木氏)が初議席 堀江氏トップ当選、山本氏も議席守る 県議選厚木市選挙区

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地図情報システム運用開始  厚木市

 厚木市では4月1日からインターネットを利用した地図情報システムのサービスを開始した。文字や画像などを地図と結びつけて表示するシステムで、ホームページと連携することにより、公民館、学校、病院など位置に関する情報が非常に分かりやすくなり、地図や航空写真を見ながら距離や面積を測定したりできるため、目的地までの距離や広場の面積も簡単に確認できる。
 民間でも同様なサービスが増えているが、行政ならではの情報として、用途地域や防火地域、道路など都市計画などの情報を提供することにより、市役所窓口に行かなくても自宅や会社から都市計画情報を確認できるのが特徴だ。特に土地登記簿上で1筆ごとに付されている地番を使って検索する機能は田畑や空き地など住居表示のない土地の検索にも対応している。
 また、子育て世帯が買い物をする際に、割引や特典などのサービスが受けられる「エンゼルサポート」事業に登録された店舗の情報も登録している。
 
 利用については特別なソフト(アプリケーション)のインストールは必要なく、住所検索、目標物検索のほかにキーワード検索でも利用可能だ。また、地図を見やすい大きさに拡大・縮小したり、距離や面積を簡単に測定できるため、散歩コースや目的地までの距離を測ったり、広場の面積を確認したりもできる。
 携帯電話からの利用も可能で、外出先から都市計画情報や施設情報も簡単に確認できる。例えばGPS機能がついた携帯電話(携帯電話会社により、パケット通信料が発生する場合もある)であれば、現在地表示機能により、一番近い避難所を検索することができるため、災害時の情報収集としても有効な手段となる。
 市では今後、催し物や観光情報なども掲載するほか、緊急時には防災情報なども提供できる体制をつくっていくという。同ステムは市のホームページから利用できる。

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森林セラピー基地に認定 東丹沢七沢温泉郷・県内で初めて

 全国で癒しの森づくりを展開しようと、林野庁が認定を進めている「森林セラピー基地」に、厚木市の東丹沢七沢温泉郷が神奈川県内では初めて選ばれた。
 「森林セラピー」は森の風景や音色、香りなどを直接肌で感じ、リラックス効果などを体感できることで、候補地での実験で科学的に立証されると、森林セラピー基地に認定される。 
 昨年8月、12人の学生被験者を対象に生理実験が3泊4日の日程で行われ、宿泊場所や食事、飲み物などを同一にした生活形態で過ごしながら、森林部(県立七沢森林公園内)と都市部(本厚木駅東口周辺)に分かれ、心拍数の変動や血圧測定、唾液中のストレスホルモン(コルチゾール)、アミラーゼの分泌状況の検査のほか、マイナスイオンの量などを測定してストレス状況を科学的に分析した=写真。
 3月22日、大学教授や医師らによる審査が行われ、実験結果のほか、食事、文化、歴史、医療施設、温泉旅館や長期滞在の可否、森の整備状況や管理状況などを総合評価、滞在型「基地」として認定された。すでに基地として認定されているのは山口市(山口県)など6箇所で、日帰り規模のセラピーロード(ウォーキングロード)は佐久市(長野県)など4箇所。
 2期目となる今回は厚木市など14箇所の候補地の中から、東丹沢七沢温泉郷、鹿児島県霧島高原、長野県栂池高原など11か所が「基地」、3か所が「セラピーロード」に認定された。
 同市では、「七沢地区は閑静な温泉郷をはじめ、東丹沢の豊かな自然が満喫できる場所。滞在型の〈基地〉のお墨付きを得たので、観光客の増加につなげたい」と期待を寄せている。

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愛新覚羅顕 さんが市長を訪問 4月22日・パートナーセンターで講演

 『清朝の王女に生まれて』(中央公論社刊)の著書でで知られ、4月22日に市内で講演を予定している愛新覚羅顕 (あいしんかくら・けんき)さん(88)が10日、厚木市役所に小林常良市長を表敬訪問した。市議時代を含め過去にも3回ほど面識がある市長は終始リラックスした様子で、約30分にわたり懇談した=写真。
 顕 さんは清朝八大親王の1人である粛親王の末娘で、清朝最後の皇帝「溥儀」とはいとこ同士。旅順高等女学校・長春高等女学校を経て女子学習院に留学。卒業後、日本女子大学英文科に入学、一九四一年の太平洋戦争勃発とともに帰国した。戦後は北京で食堂経営をするかたわら翻訳の仕事にたずさわったが、中国内の反右派運動の高まりの中で逮捕・投獄され、15年にわたる獄中生活を送り、7年の強制労働を経て自由の身となる。
 懇談の中で、小林市長は「今の日中関係を見て思うことは」と質問。愛新覚羅さんは「安倍首相になって、すぐに訪中したのは良かった。でも、一番いいのは国民同士が盛んに行き来すること。みんなが友達になってくれれば」と、国民レベルでの交流の高まりを期待していた。
 講演会は、中国児童教育基金協会(徳間和男会長)の主催で22日、午後4時30分より厚木パートナーセンターで開かれる。講演会には同協会への寄付金1,000円が必要。
 講演では故郷・旅順や実姉の「女スパイ」河島芳子の思い出、女子学習院への留学から戦後北京での生活、文革下20数年の獄中生活、強制労働など、自らの劇的な半生について語る。問い合わせは1225・1717番(徳間)。

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輪島市へ震災支援  ブルーシートなど救援物資を渡す

 3月25日に発生した能登半島地震で大きな被害を受けた輪島市を支援しようと4月8日、小林常良厚木市長ほか消防職員、防災担当職員ら7人が公用車で現地を訪れ、ブルーシートなどの救援物資を手渡した=写真。
 現地対策本部が設置されている輪島市の一本松総合運動公園では、梶文秋輪島市長が出迎え、「遠いところからありがとうございます。市民を代表して心から厚くお礼申し上げます」と感謝の言葉を述べると、小林市長は「皆さんが一刻も早く元の生活に戻ってくれるよう心からお祈りします」と、ブルーシート100枚と土のう袋1800枚を手渡した。
 一行は物資の搬送後、特に被害が大きいとされる同市門前地区を視察した。倒壊した家屋や道路、電柱などの損壊の様子を目前にした職員は「さまざまな復興に協力できれば」「被災後の早急な対策が重要だと実感した」と話していた。 
 市では視察の結果を受け、4月22日まで本庁舎1階や総合福祉センター、14の地区市民センターに募金箱を設置して「能登半島地震災害救助金募金活動」を実施する。

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中小企業の合同入社式に120人が参加

 厚木市内の中小企業に入社した新入社員120人が4月3日、厚木商工会議所で行われた合同入社式・研修会に参加、式典後の研修会で社会人としての心構えや仕事の進め方の基本などを学んだ=写真。
 入社式は、単独では式典や研修が実施できない中小企業の新入社員が対象。22回目を迎えた今回は、昨年を12社上回る32社から120人(男性84人、女性36人)が参加した。
 式典では主催者を代表して黄金井会頭が「自ら考え切り開く力を養い、厚木の経済の発展に寄与してほしい」とあいさつ。小林常良市長も「入社して最初の1年が特に大切。思い通りにならないことも多いと思うが、粘り強くいろいろな角度から勉強し、企業を背負う人材に成長してほしい」と激励した。
 昨年の先輩からもエールが送られ、化粧品メーカーに勤務する中島麻衣さんは、「あいさつ、責任、人とのかかわりは社会人として必要な要素。それらを大切にして頑張ってほしい」とアドバイスした。
 式典に出席した加藤康太さん(22)は「会社の一員として、明るく楽しくたくましく活躍できれば何より。パソコンを使った設計の仕事に就くので、早く必要な能力を身に付け良き設計者となれるよう頑張りたい」と決意を語っていた。

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新入学児を事故から守ろうと訴え 交通安全パレード

 新入学児童・園児を交通事故から守ろうと4月7日、本厚木駅周辺で「交通安全パレード」が行われ、厚木市や厚木署、関係団体から150人が参加、市街地を行進した=写真。パレードのスタートに先立ち、厚木中央公園で行われたセレモニーでは、市立厚木第二小学校の新入学児童・五味俊介君と浦田遥風ちゃんを「一日子ども警察官」に任命した。委嘱状を手渡された2人は「交通ルールを守り、事故に遭わないよう気を付けます」と元気よく答えていた。この後、白バイやパトカーに先導され、県警音楽隊・カラーガード隊や市交通安全対策協議会のメンバーが列を作り、1日警察署長の2人も本厚木駅前など中心市街地を約1キロにわたって行進、歩行者やドライバーに交通安全を呼び掛けた。

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24日から市民ギャラリーで大潮展

 あつぎ大潮会(大根田雄康代表・26人)の「第12回あつぎ大潮展」が4月24日から30日まで、同市中町の市民ギャラリーで開かれる=写真は昨年。
 同会は平成7年10月、写実の殿堂として知られる「大潮会」の会員と一般出品者を中心に神奈川支部として発足した。中央画壇と直結した会として知られ、毎年12月、上野の都美術館で開かれる本展に出品した作品を地元で展示する「あつぎ大潮展」を開いている。また、数年前から市役所本庁舎4階ロビーに会員の作品を展示して職員や市民に見てもらうほか、スケッチ会や研究会などを開いている。
 今回の展覧会は、大潮会の名誉会員で最長老の杉山勇さん、会の運営に直接かかわっている理事の大根田雄康さんをはじめ、あつぎ大潮会の会員、会友ら27名が水彩画、油彩画、パステル画などを出品する。入場者数は毎回1500人を越え、今年も風景や静物、人物など100号クラスの力作60点が展示される。問い合わせは1247・2328番(安立)。

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手作りの安心安全マップ作成 厚木南地区安心安全まち会議

 厚木南地区安心安全なまち会議(井上昇代表・議長、30人)は、このほど地区住民の安全を確保するため手作りの「安心安全マップ」を作成した。
 マップはA3判フルカラーで、地区内にある身近な安全ポイントの確認と地区のPTAが中心となって進めている子どもたちが緊急時に駆け込むことができる「かけこみポイント」の表示や、通学時における注意箇所、危険箇所,災害の発生時に各自治会(自主防災隊)が指定する一時的な避難所も合わせて掲載し、防災マップとしての活用も図れるようにした。

厚木市史近世支流編(4)村落2が刊行

「厚木市史」近世資料編(4)村落2が、このほど刊行された。江戸時代の依知、睦合、玉川地区16か村の村々の様子がわかる待望の地域史の刊行で、相模原市史編さん室特別顧問の神崎彰利さんが監修した。A5判1128頁で上製本函入り。3570円。市役所1階の市政情報コーナー、郷土資料館で販売している。1225・2060番。

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