「あつぎ食ブランド」に認定
食で市の知名度アップにつなげようと厚木市は3月19日、市内で作られている優れた食品を「あつぎ食ブランド」∧愛称=あつぎOEC(おいしい)フード∨として認定した。コンテストなどに入賞している和菓子やせんべい、酒類などのほか、昔から市民に親しまれている鮎料理、とん漬けなど28品目が選ばれた=写真左。
市役所で行われた認証式では、小林常良市長が「ブランド品で厚木の名を広めてもらい、厚木を訪れるたくさんの方々に喜んでもらいたい。共に手を取り合って厚木の魅力をアピールしていきましょう」とあいさつ、事業者に認定証を手渡した=写真下。和菓子3品が認定された山形屋(山際)の梶沼直人さん(42)は「とても光栄なこと。厚木ブランドに恥じぬよう、今後も質の高い商品を提供していきたい」と述べた。また、鮎料理が認められた相模川第二漁業協同組合(三田)の栗原梅吉さん(82)は「うれしい半面、責任の重さを感じる。鮎は厚木の名物、厚木に来ればおいしい鮎が食べられるという環境づくりに取り組みたい」と今後の意気込みを語った。
ブランドの認定は市が取り組むシティセールスの一環で、近年の「食」に対する関心の高まりを受け、市が誇る食資源を内外に情報発信することで、市の知名度やイメージアップにつなげていくのが目的。認定商品はあらかじめ全国規模以上のコンテストで入賞した条件で公募。応募のあった商品を市内の商工業者や学識経験者で組織する選定委員会が、市民の意見などを参考に審査・選定した。
認定された商品は今後、市の広報やケーブルテレビ、屋外大型ビジョンなどのメディアを通じて宣伝するほか、対外的なイベントに出品するなど幅広い周知をはかっていく。
あつぎ食ブランド
認定商品28品目
▼菓子=からすの卵、石臼胡桃、楓香(御菓子司山形屋)鮎の塩焼きせんべい(合資会社三河屋)三豆一穀(有限会社小野塚商店)▼ウィンナー=ポークウィンナー、粗挽きウィンナー、ヴァイスヴルスト、ニュールンベルガー、チョリソー、レバーペースト(農事組合法人厚木ハム)▼地ビール=ゴールデンエール、アンバーエール、ブラウンポーター、ペールエール、YOKOHAMA・XPA、スィートバニラスタウト、黒糖スィートスタウト、湘南ゴールド(サンクトガーレン有限会社)丹沢のしずく(厚木ビール株式会社)▼地酒=大吟醸盛升、吟の舞盛升、本醸造盛升(黄金井酒造株式会社)▼焼酎=本格米焼酎弥太郎、本格焼酎旗頭(黄金井酒造株式会社)▼ホルモン=厚木シロコロ・ホルモン(厚木シロコロ・ホルモン探検隊)▼豚肉=厚木のとん漬け(厚木食肉商業協同組合)▼鮎料理=塩焼き、フライ、甘露煮(相模川第二漁業協同組合)
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