1日から小島冨司さんが「野良の芸術家展」 6月1日 |
小島さんは08年3月退職後、京都造形芸術大学大学院(通信)に入学、芸術環境研究領域をこの3月に修了した。研究のテーマは、地域の中に身を置き、一生活者として人生を生きようとする「野良の芸術家」と呼ばれる人たちだ。それは地域の中にある自然や歴史、文化、風土的の恩恵に浴しながら、地域の人々とかかわることを大事にし、豊かに生きることを実践する芸術家で、絵師のほか、農に生きる人であったり、手に職を持つ職人であったりするという。 小島さんは、厚木の荻野、飯山地区では、江戸末期から明治に生きた地域の絵師「井上五川」、「飯山の庫裡橋際の地蔵堂に住した徘徊師「つぶ祢坊」、昭和の時代に生きた飯山の石工で俳句講を実践した「木村壽年」、現在農業を営みながら農民文学で小説を書き続ける飯塚静治さんなどが野良の芸術家と呼ばれる人たちで、そうした地域の先人と身近な活動家が、花鳥風月や龍図を描き、俳句を詠い、小説を書き、そのいずれもが誠実な芸術的活動として「自然なもの素直なもの、簡素なもの、丈夫なもの」を創り出してきたと解説する。 個展では自ら制作して飯山桜まつりなどで発表してきた地域の昔話を題材にした紙芝居「飯山の七不思議」と「飯山白龍物語」を展示して見せ語りを実演するほか、縦90センチ・横60センチ大の手作り和凧「白龍」、白龍や野仏、野の花などを描いた「白龍・野仏画」、「地口行燈画」など合わせて90点あまりを展示する。小島さんは「作品を描きつつ、地域の自然や歴史、文化や人々の暮らし、風土的なものから生まれる野良の芸術を目指したい」と話している。 個展は29日まで、時間は11時から17時。電話241・4018番。(写真は展示する「白龍和凧」と野仏画を披露する小島さん)(2010年6月1日) |
厚木市・児童用ヘルメット・3人乗り自転車に助成 6月1日 |
道路交通法の改正により児童用自転車ヘルメットの着用が努力義務化されたことにともない、乗用中の児童の頭部保護、転倒時におけるケガを軽減させるのが目的。同市では昨年小学生の自転車事故が46件発生、このうちヘルメットをかぶらない事故が45件だったことから、購入費の一部を助成して着用の普及をはかることにした。 ヘルメットは3千円から4千円で、初年度は市内在住の小学生5200人(全児童の40%)を対象に、SGマークの付いたヘルメット購入時に1000円を助成する。期間は6月1日から8月31日までで、市が発行する助成申請書に必要事項を記入の上、事業協力の販売店に持ち込む(身分を証明できるもの提示)と、その場で購入できる。市では3年間で市内在住の全児童に適用したいとしている。 また、幼児2人同乗用自転車購入については、昨年7月、県道路交通法施行細則の改正により、幼児2人同乗用自転車に限り3人乗りで運転することが許可されたことにともない実施するもので、市に住民登録がある16歳以上の人で年齢6歳未満の児童を2人以上養育している方が対象。7月8日と10日に市が行う講習会に参加するのが条件。BAAマーク及び幼児2人同乗基準適合車マークが貼付された自転車の購入費2分の1(限度額4万1千円)を助成する。1世帯1台が限度。講習会終了後に配布される申請書に必要事項を記入の上、申請する。講習会申し込み締め切りは6月18日。問い合わせは市役所交通安全課へ。電話225・2760番。 厚木市は6月1日から市民を対象とした24時間、年中無休で通話料無料の「電話健康相談」を開始する。医師不足の中、軽症患者が夜間や休日に救急外来を利用するコンビニ受診や緊急性の認められない119番通報を軽減させることとあわせ、家族構成が変化する中で介護、育児、メンタルヘルスなどについて気軽に相談できる環境整備を整えるのが目的。また、怪我などの応急措置や休日・夜間の医療機関情報を提供することによって不要・不急な救急搬送を抑制するのもねらいだ。 |
食と農体験ツアー 5月22日 |
1回目のこの日は、市内玉川地区の畑でサツマイモの植え付けを行った。地元で子どもたちに農業を教えている三橋昇さんが指導、マルチと呼ばれる黒いビニールシートを土の上に張る班とサツマイモの苗を植える班とに分かれ、交互に作業を行った。2人の子どもと参加した秋山寿奈美さん(39)は「農業体験だけでなく、特産品を味わうなどいろいろ楽しめるのが魅力。子どもたちも農作業を通じて自然の大切さを学べる」と話していた。 参加者は作業の後、市内の焼肉店を訪問、厚木の食の主役ともいえるシロコロを味わった。 ツアーは全3回予定されており、参加費は食事込みで1人6千円。今後は植えつけたサツマイモの手入れと市内農園でのナシ狩り、サツマイモの収穫とバーベキュー、市内産新鮮野菜の買い物なども行われる。ツアー途中からの参加も可。申し込みは市農業振興課。電話225・2800番。(2010年5月22日) |
神奈川ふだん記が第70号刊行 6月1日 |
今号は70号の特別記念号で、巻頭はふだん記編集委員の犬養清さん、上智大学名誉教授の植田康夫さん、編集顧問の水上寛裕さんの3人が寄稿した。犬養さんは61号から70号までの歩みを「地域密着の小さな文化運動を実践」と題して報告、植田さんは、「地域史、住民史とは、互いが肉眼で見える者同士が形成する歴史。空間をせまくとらえることによって、改めて見えてくるものがある。やまゆりはそういう歴史の大切さを示唆している」と激励文を寄せた。水上さんの「活動の心を探る」は、細やかな視点と目配りで、一人ひとりにスポットを当て、「やまゆり」を介して生きる表情豊かな文友の姿を綿密に紹介している。 70号のテーマは「私の十代の頃」と「懐かしい母の料理」。「私の十代の頃」には、甲子園大会予選で、佐倉一高の「四番サード長嶋君、背番号五番」とアナウンスした思い出、軍国少年として国のいうままに身を捧げてきた空しい十代、空き巣事件で逮捕された教師を反面教師として生きていこうと決めた十代、戦時下に転々と寄宿替えの生活だった十代、トランペットに魅せられて吹奏楽部に入った十代、満州から引き揚後の生活など27人の文友が原稿を寄せた。 「懐かしい母の料理」では、大根と人参のビタミン漬、カレーライス、冷やし中華、だごじる、手打ちうどん、酒饅頭など16人が懐かしい母の料理を紹介している。みんなで書く住民史「愛川町の昔と今」には、半原の穏川のアヒルへ向かって自動小銃を連射したGIジープ、両向地区での薪山作業、第一号戦死者の村葬、平和の碑建立趣意、高峰村青年団回顧録2、中津川のルーツをたずねて3、など9篇が寄せられた。ヴァイオリニスト佐藤陽子さんの特別寄稿は13回目。 文友交流の場となっている「あの花この花」にも82篇の投稿があり、今号もボリューム満点の300頁。同会では8月22日13時から愛川町文化会館で「やまゆり70号出版記念会」を開く。参加費は3000円。問い合わせは代表の足立原三紀子さんへ。電話285・2973番。(2010年6月1日) |
6月26・27日「みんなの環境展開催 」 5月13日 |
環境展は6月26、27の両日市文化会館で行われるもので、4階集会室で「食と環境」をテーマにパネル展示するほか、27日10時から小ホールでドキュメンタリー映画「未来の食卓」の上映、13時10分から食品添加物評論家の安部司氏による講演「食品の裏側」、中下裕子弁護士をコーディネーターとしたパネルディスカッション「安全な食を子どもたちへ」をテーマにシンポジウムを開く。 同事業は市と市民活動団体が協働で事業を行うもので、採択された第1回目の事業。市と対等な立場で協議を行い、事業を通して問題の解決を目指すのがねらい。予算は57万8千606円。 パネル展示への入場は無料。映画、講演とシンポジウムは先着350名で締切。6月15日までに往復ハガキに「映画」か「講演とシンポジウム」か「両方」か、参加者名(複数記載可)を記入の上〒243-0816厚木市林5-15-10青砥方みんなの環境展事務局まで申し込む。 (2010年5月13日) |
JA“夢未Kidsスクール”スタート 5月15日 |
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ふれあい花壇に1650株の花 5月8日 |
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第13回少年少女フェスティバル 5月23日 |
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試し釣りでは型・数とも上々 5月20日 |
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あつぎ元気フォーラム開催 5月14日 |
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