8月6日〜8日・第64回あつぎ鮎まつり         <8月1日>

 

花火大会やDANBEパレード

 清流相模川を舞台に繰り広げられる県央最大の夏祭り「第64回あつぎ鮎まつり」が、8月6日から3日間、相模川の三川合流点と中央通り、厚木なかちょう大通り、一番街通り、厚木公園、本厚木駅北口広場、厚木中央公園など7会場を舞台に開かれる。
 今年のキャッチフレーズは「鮎きらり、人街きらり、夢きらり」。6日の前夜祭は、12時から市役所前の厚木中央公園で「市民出店村」がオープン。7日までの2日間、フードコート「食の祭典」など模擬店54店舗が立ち並ぶ。特設ステージでは12時30分からハートキャッチプリキュアショー、17時30分から中村中、藤田麻衣子らが出演する「コンサート」で前夜祭を盛り上げる。
 7日は13時より中央通りで開会式。中央通り〜厚木なかちょう大通りを行進する「オープニングパレード」には、県警音楽隊・カラーガード隊、交通安全母の会、厚木東高校バトン部、厚木市女性消防団、神奈川工科大学と相模女子大学の学生で構成する吹奏楽部「アカシアウィンドアンサンブル」など5団体180人が参加する。目玉となる市民参加の「あつぎDANBEパフォーマンス・コンテスト」には、市内26チームが参加、さまざまな仮装や踊りを披露して演技を競う。
祭りのハイライトとなる大花火大会は、7日19時より三川合流点で打ち上げ。今年も仕掛花火9台、スターマイン16台など、合わせて1万発の花火が真夏の夜空を彩る。フィナーレを飾る恒例の「大ナイアガラ」は、相模川を海老名側に横断して実施、川面に映る250メートルの光の滝が、大勢の見物客を魅了しそうだ。
8日は6時30分から3川合流点で早朝清掃。11時から小学生鮎つかみどり大会が三川合流点付近で行われるほか、 祭り気分を盛り上げる勇壮なみこしショーには興神会、輿睦会など3基が繰り出し、12時15分から中央通りと厚木なかちょう大通りを練り歩く。このほか13時15分と14時15分から中央通りと厚木なかちょう大通りで東京農大全学応援団の「だいこん踊り」や民謡おどりなどが行われる。
 総予算は7千220万円で、うち市の委託金は4千560万円。市や商工会議所、厚木市商店会連合会など6団体で組織する実行委員会では、期間中の人出を約76万3千人(うち花火58万5千人)と見込んでいる。問い合わせは実行委員会電話295・5496番。(8月1日)

和太鼓研修で国際交流               <7月29日>

 

愛川町とロシア・サハ共和国の子どもたち

  アジアの文化や民族、自然との共生を通してシルクロードのまちづくりに取り組んでいる「愛川町シルクロードのまちづくり実行委員会」は、8月5日午後2時30分より同町文化会館で、アジア一級のミュージシャンを招いて「アジア・シルクロード音楽フェスティバル〜サハ太鼓祭りin愛川」を開催する。
 イベントの目玉は、日本の和太鼓研修のため、ロシア・サハ共和国の首都ヤクーツクからやってくる児童太鼓グループ「テティム」(児童13人と指導者3人)のメンバー。一行は7月29日来日、8月5日までの1週間、県立愛川ふれあいの村に宿泊しながら太鼓芸能集団「鼓童」の元メンバーでソリストとして活躍する金子竜太郎さんの指導を受け、地元愛川の小中学生や愛川高校の太鼓部、半原清琉太鼓のメンバーとも交流、研修曲を5日のフェスティバルで発表する。
 フェステイバルにはサハ国立劇場のハトラエフ夫妻、ネパールの横笛と指太鼓の名手パンチャ・ラマ、サラバン・ラマ兄弟、世界馬頭琴コンクールで金賞に輝いた内モンゴルのライ・ハスローのほか、日本からは金子竜太郎、津軽三味線の木村俊介、ギターの竹田弘樹らが出演、多彩な民族音楽を披露する。
 実行委員会は今年1月、「日本の近代化を支えたシルク産業の起業地・愛川町は、弁財天や観音信仰などを通してアジアとつながっている心のシルクロード。このシルクロードでつながるアジア・ユーラシア各国の文化と絆を再発見し、愛川のまちづくりに生かそう」と発足した。フェスタはそうした国際交流活動の一環で、県立愛川高校、財団法人繊維産業会が共催、町教育委員会などが後援する。(7月29日)

県消防操法大会に県内27市町村が参加            <7月27日>

厚木市は22チーム中11位

 厚木市下津古久の県総合防災センターで7月27日、県消防操法大会が開かれ、ポンプ車操法と小型ポンプ操法の2種目に、県内27市町村から32チーム・138人の消防団員が出場した=写真。
 大会は隔年開催で県内消防団員の士気の高揚と迅速で適切な消防技術の向上を図るのが目的。今年で47回目。種目は5人1組でポンプ車からホースを延長し、順々に2個所から放水するポンプ車操法と、4人1組で小型の動力ポンプからホースを延ばし放水する小型ポンプ操法の2種目。
 大会には、ポンプ車操法の部に10チーム、小型ポンプ操法の部に22チームが出場。選手たちは、仲間の消防団員や家族などの声援を受けながら、休日や夜間などに練習し培った機敏な動作を次々と繰り広げていた。
  厚木市からは小型ポンプ操法の部に、上依知地区を拠点に活動する第2分団第1部(小原光貴部長)が出場。2番員を務めた小林大介さん(34・上依知在住)は「4ケ月の訓練は長かったが、精一杯訓練の成果を出せたと思う」と笑顔で話していた。厚木市は、22チーム中11位の成績だった。ポンプ車操法の部は湯河原町消防団、小型ポンプ操法の部では南足柄市消防団が最優秀賞に輝いた。(7月27日)

8月7日までチャレンジショップ開店            <7月26日>

 

にぎわい処で友好都市の物産品など販売・厚木商業高校の生徒たち

 7月26日、厚木商業高校(風間弘校長・生徒数796人)の生徒が、厚木市の友好都市などの物産品を販売する「チャレンジショップ」が、同市にぎわい処に開店した。8月7日までの午後1時から午後4時30分(7日は午前10時から午後3時30分)まで営業、生徒たちが、商品の仕入れから販売・経理までの店舗運営を体験する=写真。
 チャレンジショップには、同校チャレンジショップ委員会(近藤和樹委員長)の生徒72人が参加。職業体験を通じた商業知識の実践的な学習を目的とした委員会活動の一環で、ことしで7回目を迎えた。にぎわい処の入口付近には約8平方メートルの販売スペースが設けられ、友好都市から仕入れた、さけとばや監獄キャラメル、たらばがにせんべい(網走市)、きりたんぽ、秋田ラーメン(横手市)などを陳列。ことしは中央農業高校のクッキーやジャム、伊勢原養護学校で作られているはがきや瀬戸物、5月の神奈川フードバトルで金賞を受賞したオギノパンの丹沢あんぱんなど、メンバーが自らセレクトした約60品目が店頭に並んだ。
 委員長の近藤和樹さん(3年)は「近くで売ってない珍しいものばかりなので、多くの人に寄ってもらいたい。このショップを通して、仕入れから販売の仕組みを学びたい」と話していた。会場では、学校紹介のパネル展示やフォークソング部の演奏会(1〜3日)、鮎まつり花火大会の7日には、「あゆのびくクイズラリー」と題した子ども向けの特別イベントも行われる。(7月26日)

水難事故防止の「着衣水泳教室」開催            <7月14日>

 

厚木市立相川小学校

 夏休み中の水難事故防止を呼び掛けようと7月14日、厚木市立相川小学校(井上桂校長・児童数180人)で「着衣水泳教室」が行われた。水上安全講習に取り組むボランティア団体・アクアリウム(中尾英紀会長、13人)から5人の講師を招き、4・5年生54人が水難事故に遭った際の対処方法などを学んだ=写真。
 海水浴や川遊びでの事故に備え、児童に水の怖さや水に対する意識を高めてもらうのが目的で、児童たちは講師からもろもろの注意を受けた後、服を着たまま順番にプールへ入水。歩いたり、泳いだり、水の中で衣服を脱ぐなど水着で入るときとの違いを体験した。
 その後、海や川に落ちてしまった場合の対処法として衣類やビニール袋、ペットボトルなどを浮き袋として代用する方法や、デッキブラシやロープを使っておぼれている人を救助する方法などが紹介された。また「川では、流れのゆるい岸辺で遊ぶ」「小さい滝でも危険なので、近づかない」「海では波が沖に戻っていくところが危険だから、波が立ってないところでは遊ばない」など、事故回避の説明などを受けた。
 児童たちは「服を着たままだとうまく泳げなかった」「服を脱ぐのが難しく、時間がかかった」「思うように体が動かなかった」と感想を話していた。(7月14日)

韓国の小学生チームとサッカーの親善試合            <7月16日>

 

厚木市立三田小学校

 7月16日、韓国の小学生サッカーチームが厚木市立三田小学校(新井啓司校長・児童数933人)を訪問。歓迎式やサッカーの親善試合を通して友好の絆を深めた。
 韓国小学生チームは、京畿道(きょんきどう)地域で選抜された小学6年生の男子32人。三田小学校は、出場を希望した6年生の選手25人(女子1人含む)で、それぞれ2チームに分かれて対戦、計2試合を行なった=写真。
 試合は韓国チームが優勢に試合を進め、2試合とも勝利した。試合終了後、三田小学校の選手たちは「パス回しがとても上手でボールが取れなかった」「韓国のチームはとても強かった。もっと練習しようと思った」などと話し、素晴らしいチームとの対戦に感激していた。
 新井校長は「一生懸命にボールを追いかける子どもたちの姿を見て、言葉は通じなくても、とてもよい交流ができたと思う」と韓国小学生との交流会の成果を話していた。
 韓国チームの子どもたちは、市内の小学生サッカークラブ「ゴールプランダーズ」(小俣基行代表、50人)メンバーの自宅にホームステイしながら、18日・19日に山梨県山中湖村で同クラブが主催する大会「GPサッカーフェスティバル」(6年生40チーム・4年生40チーム参加予定)に国外招待チームとして出場した。韓国・京畿道の小学生選抜チームは厚木市の友好都市・軍浦市があることから、同クラブが招待した。
(7月16日)

正しく乗って安全、快適に             <7月10日>

 

幼児2人同乗用自転車乗り方講習会 

 幼児2人を安全に乗せられる自転車「幼児2人同乗用自転車」の乗り方講習会が7月10日、厚木市立厚木小学校で開れた。小さな子どもがいる親49人が参加し、同自転車の走行方法など事故防止を学んだ。
 道路交通法の改正などで自転車の3人乗りが認められ、普及が進んでいる同自転車。安全性などの基準に適合していることを示すマーク「BAAマーク」などが付いていることが条件になっている。市では、県内初となる自転車購入費の助成をことしから実施。市内在住で6歳未満の子どもを2人以上養育している方などを対象に、購入費の2分の1(限度額41,000円)を助成している。助成を受けるには市が開催する講習会を受けることが前提で、受講後に申請ができる。
 この日の講習会は、神奈川県警と同市警察署、県自転車商組合から講師を招いて実施。交通安全に対する意識を高めるとともに、同自転車の安全な乗り方などを学んだ。
 その後行われた実車講習では、参加者1人1人が自らの子どもを乗せて同自転車に乗車。体育館に設置されたカラーコーンを目印に8の字走行し、乗車感覚を体験するとともに、講師から安全に乗るためのこつなどを教わっていた。
 講習会に参加した久保奈保子さん(28・松枝在住)は「思っていたよりふらつくので乗り方が難しい。子どもたちのためにも安全運転を心掛けたい」と乗車した感想を話していた。(7月10日)

第6回小江戸あつぎまつり            <7月10日>

 

にぎやかな江戸時代を再現  

 江戸時代に小江戸と呼ばれ盛えた厚木の街並みや文化を再現する「小江戸あつぎまつり」が7月10日、東町商店街と天王町通り周辺で開催され、大勢の親子連れが江戸風屋台が立ち並ぶ、小江戸の街並みを楽しんだ。
 小江戸まつりは、江戸時代の風流でにぎやかな街並みや文化を再現し、東部商業地域の活性化を図ろうと平成17年から始まり、ことしで6回目。ことしは店舗の外観を和風に改装するなど小江戸を再現している東町商店街も会場となり、4カ所で開かれた。
 オープニングセレモニー後に地元自治会による子どもみこしが行われ、6基約150人が参加し厚木町から東町に掛けて約300メートルを練り歩いた。このほか会場内では、セミをかたどった“せんみ凧”のたこ揚げ体験や幕末の画家、渡辺崋山が小江戸と記した“游相日記”をモチーフにした紙芝居が行われた。また、
猿回しやバナナの叩き売り、南京玉すだれなども行われ、江戸時代の情緒あふれる光景が広がった。
 孫と来ていた豊田友之さん(71・林在住)は「初めて来ましたが、江戸風屋台がいいですね。会場の雰囲気を楽しんでいます。孫といっしょに猿回しを見に行きます」と小江戸の街並みを楽しんでいた。猿回しを見ていた近所に住む40代の男性は「昨年来たときは、あめ細工が売り切れていたけど、ことしは買えて子どもも喜んでいます。この後、子ども体験コーナーに行ってみたいと思います」とうれしそうに話していた。(7月10日)

しっかり学んで事故防止                 <7月8日>

 

森の里小学校で交通安全教室

 夏休みを前に厚木市立森の里小学校(蓮見優子校長・児童数351人)で7月8日、交通安全教室が開かれた。神奈川県警と同市警察署から講師を招き、全児童が路上での正しい歩き方や自転車の走行方法などの事故防止を学んだ。
 5、6校時を利用した教室は、全児童が下学年(1・2・3年生)と上学年(4・5・6年生)の2グループに分れてスタート。校庭での実地練習と体育館でのビデオ講習をそれぞれ1時間ずつ交互に受講した。
 下学年の実地練習では、校庭に設置された模擬交差点などを使って、正しい歩行位置や交差点・信号の渡り方などを児童一人一人が体験。講師の警官から、危険箇所や正しい交通ルールなどの指導を受けた。自転車を利用する機会が多い上学年のグループには、自転車の正しい走行についての実技指導も合わせて行われた。ビデオ講習では、警察で作成した交通事故の実写映像をスクリーンで鑑賞。事故が起こる様々なケースを見て学んだ。
 ビデオ講習を見終えた6年生の男児は「自動車の死角が危ないということが分かった」「トラックの近くは危ないので、近づかないようにしようと思う」。自転車講習を受けていた5年生の女児は「いままでルールを守っていないことがよく分かった」「右・左・後ろの確認はちょっと面倒だけど、これからはちゃんとやってみようと思う」などと思い思いの感想を話していた。
 同教室は、夏休みに向けた生活指導の一環。すべての児童に交通安全に対する意識を持ってもらおうと実施した。蓮見校長は「小学生の交通事故の多くは自転車によるもの。夏休みを前にもう一度、自転車の乗り方やマナー、ルールなどを児童に確認してほしかった。“自分の命は自分で守る”ということを理解し、毎日元気で過ごしてもらいたい」と話していた。(7月8日)

県央の4市町が水難救助合同訓練を実施            <7月7日>

 

水難事故に備えて

 夏休みを前に厚木、海老名、座間の3市と愛川町の各消防本部が7月6日、厚木市と海老名市を流れる相模川(相模大堰=厚木市岡田付近)で4市町合同の水難救助訓練を実施した。
 同訓練は、水遊びや釣りなど河川敷でのレジャーが多く水難事故が発生しやすい季節を迎え、水難救助体制の万全を図るため、厚木市消防本部が企画。相模川沿いの3市町消防本部に呼び掛け、ことし初めて実現した。各消防本部から指揮隊や救助隊、救急隊など14隊52人(厚木市5隊19人、海老名市5隊17人、座間市1隊7人、愛川町3隊9人)の隊員が参加した。
 訓練は相模川の増水により、釣り人2人が流され行方不明になったという想定で実施。厚木市と愛川町が右岸(厚木市側)、海老名市と座間市が左岸(海老名市側)の両岸に分かれ、訓練を展開した。消防無線の県内共通波を統制する無線統制訓練を始め、エンジン付きの救命ボートを5艇使用した目視による検索や十文字型の大きな針のようなものを川底に投げて捜索するスバリ検索を実施。合同で潜水し、救助者が水没した付近にブイを浮かせ、その周りを捜索する環状検索や潜水士が手をつなぎ、川の流れに沿って捜索する直状検索などの検索法を行い、各消防本部間での連携方法を確認した。
 潜水訓練に参加した厚木消防署救助小隊の高澤浩二さん(31)は「今回、初めて他市町との連携で潜水したが、スムーズに連携できた。連携すれば広範囲を捜索でき、検索漏れが少なく時間の短縮にもつながり、より早く救出できる」と話していた。全体を指揮した厚木消防署警備第二課長の石川強さん(53)は「今までは各市町が捜索ポイントに分かれてやっていた。今回は合同で捜索するなどの協力体制が確立でき、非常に有意義な訓練だった。これからの季節は水難事故も増えてくる。子どもから目を離さないことや水に入るときはお酒を控えるなど、注意してほしい」と水難事故防止を呼び掛けている。(7月7日)

あつぎ「第九」合唱団が結団式            <7月4日>

 

12月の市民芸術祭で歌声を披露

 12月26日に開催する総合的な芸術文化の祭典「あつぎ市民芸術祭」で公演するあつぎ「第九」合唱団の結団式が7月4日、厚木市中町のヤングコミュニティセンターで行われた。
 市民芸術祭は市民に芸術・文化の鑑賞や発表の機会を提供し、芸術文化の創造や育成を図ることを目的に始まったもので、ことしで28回目。
 この日、結団式に参加したのは、公募で集まった中学3年生から81歳までの市民220人(男性62人、女性158人)。本番では、ソプラノ、アルト、テノール、バスの4パートに分かれベートーヴェン作曲の「交響曲第9番ニ短調 作品125」を厚木交響楽団の演奏に合わせて歌い上げる。
 式典後、団員は発声の仕方やドイツ語の発音など、初めての全体練習を行った。本番まで15回ほど練習を行うほか、初心者には特別練習が設けられるなど、万全の態勢で臨む。
 合唱団を指導する福島章恭さん(48)は「大勢の参加があって本番が楽しみ。皆さんいきいきと練習していて、意欲もある。第九は気持ちと技術が大切なので、磨いていってほしい」と本番での成功を期待していた。今回の参加者の中で最年少の厚木市立林中学校3年生の女子生徒は「小さいころから交響曲を聴いていて、その中でも第九が好きで参加しました。ドイツ語の発音が難しいので、がんばって練習したいです。」と意気込みを話していた。 
 入場料は、指定席1,000円、自由席800円で同文化会館などで10月からチケットを発売する。(7月4日)

若者に読んでほしい本、手作りPOP募集         <7月3日>

 

7月15日〜9月15日まで 厚木中央図書館

 厚木市立中央図書館では、「若者に読んでほしい本」を紹介するポップ作品を7月15日から募集する。今年が「国民読書年」であることから、ポスターやステッカーなど若者へのPR手段として有効なPOP作品を募集して、若い世代の図書館利用と新しい読書への取り組みを促すのが目的。
 応募作品はコンクール形式で掲示、一般来館者からの投票により上位10点を入賞作品として館内及びHPで公開する。また、応募者全員に、通常立ち入りの出来ない図書館書庫の見学会やレファレンスサービスなどの講座が受講できる案内状を送付する。
 厚木市の小中学生を対象とした読書アンケートによると、読書が嫌いな理由として「面白い本がない」「どんな本を読んだらいいのかわからない」などが多いという。同図書館では「 面白い本や読んでほしい本はたくさんあります。若い年代の方は、自分が読んだ本を友人に推薦する気持ちで書いてください。また、人生経験の豊富な方は、若い頃に読んで、今の若者に読ませたい本、人生のプラスになった本をご紹介ください」と話している。
 POPははがきサイズからA4サイズまで(立体構造は除く)の独自作品。1人2点まで。郵送または厚木市立中央図書館へ直接持参。市のホームページ・マイタウンクラブ公募システムからも応募できる。応募締め切りは9月15日。問い合わせは中央図書館。TEL:223・0033。写真はPOP作品の見本。(7月3日)

ヒヤリ・ハット・アクシデントは1276件          <7月1日>

 

昨年度より121件増 レベル3は8件 厚木市立病院

 厚木市立病院は6月21日、平成21年度に発生したインシデント・アクシデントの報告件数を公表した。医療事故につながる可能性のある潜在的なリスクを把握し、医療事故の発生を未然に防止するため毎年公表しているもので、インシデント・アクシデント合わせた昨年度の報告総件数は1,276件だった。平成20年度に比べ121件の増で、入院患者が増えたことや入院患者のうち高齢者(60歳以上の占める割合は全体の62・2%)の割合が高いことなどが増えた要因だという。
 医療事故は患者への影響の大きさに応じてレベル0からレベル5までの6段階に分けられ、0から1はインシデント(ヒヤリ・ハット)、レベル2以上はアクシデント(医療事故)として扱っている。
 アクシデントでは、高度の後遺症が生じるレベル4や死因となるレベル5はなかったが、患者に何らかの変化が生じ、治療・処置の必要性が生じたレベル3が8件(20年度5件)、レベル2が22件(同13)。またインシデントはレベル1が722件(同579)、レベル0が524件(同558)あった。
 レベル3(アクシデント)の事例としては、認知症のある患者がベッドから降りて、床に座り込んでいたのを発見、検査の結果骨折していた、家族が見守りながら患者が杖を使用して歩行していた際、前のめりに転倒して膝を打撲骨折した、自分で点滴スタンドを押しながら、トイレまで歩行したが、点滴スタンドが引っ掛かって転倒し骨折したなど。また、レベル2では認知症のある患者が、尿道に入っているチューブを引っ張り、一時的に出血が見られた。患者が入浴後、脱衣場で転倒し、頭を打撲し切った。静脈点滴の針を刺している部位が腫れて、小水疱ができたなど。同病院では再発防止策も合わせて公表している。(7月1日)

七夕飾りで住宅用火災警報器の設置をPR          <6月30日>

 

園児が火災予防を願って笹に飾り付け

 平成23年までに住宅への設置が義務付けられている住宅用火災警報器の普及を促そうと30日、厚木消防署本署(厚木市寿町3−4−10)で火災警報器をPRする七夕飾りが展示されました。7月7日まで、同署の正面玄関に展示されています。 全国では毎年、建物火災で1,000人を超える死者が出ており、そのほとんどが住宅火災によるものです。死者の過半数は高齢者が占め、主に逃げ遅れが原因とされています。住宅用火災警報器は逃げ遅れの予防に効果があるとされ、平成18年からの設置が法令で義務化されました。平成18年以前に建てられている住宅も平成23年5月31日までに設置しなければならないことになっています。 展示された七夕飾りは、約6メートルの笹に短冊や吹流しに加え火災警報器の模型を飾り付けたものです。消防職員が勤務時間外を利用して、笹を取ってくるなど7日間かけて作成しました。同正面玄関には子どもたちに飾り付けてもらおうと、約3メートルの笹も設置。厚木市立もみじ保育所の園児32人が消防署を訪問し「きれい」「大きい」「うまくできた」などと言いながら、飾り付けを行いました。 このほか市では火災警報器の設置期限が来年5月31日とせまっているため、ことし7月から消防職員の戸別訪問によるパンフレットの配布などの啓発活動を実施し、普及率の向上を目指しています。(6月30日)

厚木歯科医師会が口腔がん検診             <6月27日>

 

早期発見・治療を目指して 厚木歯科医師会

 厚木歯科医師会(田中恭三会長・会員数115人)が6月27日、厚木市歯科保健センターで、口腔外科の専門医を招き、厚木、愛川、清川の市町村民を対象に検診を口腔(くう)がんの無料検診を行った。
 検診は日本口腔外科学会の規定に準じた視診と触診が原則とされ、専門医1人と検診医2人によるダブルチェック方式で行われる。結果は即日、受診者に判定票を交付して知らされり。
 この」日の朝9時から始まった検診には、約400人の応募者の中から抽選で選ばれた市民ら60人が次々とセンターを訪れ、1人15分程度の検診を受けた。初めて受診したという飛川利男さん(81・同市棚沢在住)は「口が渇きやすいのが気になって応募したが、“今回は異常なし”と言われて安心した。時間も短く無料で診てもらえるのはとてもありがたい」と話していた。検診に当たった東海大学医学部・佐々木次郎名誉教授(74)は「検診は、口腔がんを見つけることだけでなく、意識を高めてもらうのが目的。口腔がんは、ほかのがんと比べて見つけやすいので、できるだけ早めに診てもらってほしい」と、受診の重要性を訴えていた。
 無料検診は、口腔がん・前がん病変の早期発見と不安の解消、口腔がんの認識度を高めることを目的に同歯科医師会が2008年から行っている。これまでに142人を検診し、初期がん1人、前がん病変3人、要精密検査7人を検出している。年々、受診希望者が増えるため、3年目の今年は同市からの補助金を受け、約2倍の受診者(約120人)を受け入れる形となった。
 田中会長は「この検診は、法令で義務化されていないので、県内でも実施しているところが少ない。年々応募者も増えているため、これからもできるだけ続けていきたい」と話していた。
 口腔がんは、歯肉、舌、口蓋(がい)、頬(きょう)粘膜、唇、口底部など、口の中にできるがんの総称。発生率はがん全体の22%で、中でも舌がんが最も多い(患者数=年間8,000人)。早期発見・治療できれば、機能障害はわずかで済み、通常の生活にも支障はないが、進行がんになると生存率が50%まで減少。後遺症も重く社会生活への復帰は困難といわれている。診は7月4日にも、60人を対象に実施された。
(6月27日)

市民協働事業提案制度で実施第1号「みんなの環境展2010−食と環境」  <6月27日>

 

美しいふるさとを子どもたちへ パネルディスカッション

 美しいふるさとを子どもたちへ引き継ぐためにはどうしたらよいのか考える「みんなの環境展2010」が、シンポジウムや展示など盛りだくさんの内容で6月26・27の両日、厚木市文化会館で開れた。
 このイベントは、環境をテーマに活動する市民グループ「あつぎ環境市民の会」(代表 狩野光子・会員50人)が6月の環境月間を捉えて企画したもので、厚木市の市民協働事業提案制度の第1号として実施された。26日に始まった「食と環境」をテーマとする展示では、安心安全な食卓は環境に配慮した農業が支えることをパネルで分かりやすく紹介していたほか、27日は、第1部で映画「未来の食卓」の上映会が、第2部では、阿部司さん(食品添加物評論家)による基調講演とパネルディスカッションが行われた。 
「食品の裏側」と題した阿部さんの講演では、「食品添加物のメリットとデメリットを大人がきちんと理解し、食べ物を選べない子どもたちのことを考えた食生活をしてほしい」と聴衆に訴えた。
 続く「安全な食を子どもたちへ」をテーマとしたパネルディスカッションでは、弁護士の中下裕子さんが最近のミツバチが減少している話題など身近な出来事から子どもたちの異変と合成化学物質との関係などを分かりやすく説明。また、JAあつぎ組合長の井萱修己さんは食品の提供者として「新鮮でおいしいは当たり前で、これからは食の安全をどうやって消費者に納得してもらうかが大切」と話し、生産者の取り組み事例などを紹介した。
 パネラーとして参加した狩野代表は、「食と環境の問題は会のメンバーだけで考えているよりも、もっと多くの地域の人たちと一緒に考えたいと思った」と今回の事業趣旨を説明していた。小ホールの客席を埋めた参加者は、ステージで語られる講師やパネラーの話に熱心に耳を傾け、食の安全について理解を深めていた。2日間の入場者数はのべ500人だった。
(6月27日)

厚木市が観光プロデューサーを募集           <6月23日>

 厚木市は専門的な知識や企画力及び実行力を持ち、市の観光産業を総合的にプロデュースする優れた人材を募集する。 多分野にわたる観光産業の連携の強化と継続的な観光産業の拡大、魅力ある観光都市を創造することで地域の活性化を図るのが目的。
 業務内容は観光資源の発掘・活用及び実態調査、観光客拡大への施策づくり・広報戦略、地域・大学・観光事業者との連携、旅行・観光商品の開発、観光振興検討委員会・観光協会への助言など。
 勤務は月20日程度(8時30分〜17時15分、週2日程度休み、変則勤務あり)、採用 期間は8月16日〜平成23年3月31日(更新の可能性あり)。応募資格は130〜65歳程度、2旅行業などに従事した経験があり業務内容に精通している、3旅行業務取扱管理者の資格を有する4パソコン(ワード、エクセル)が使える―のすべてを満たす方。募集人員は1人 。報酬は月額38万円(雇用・社会保険あり、通勤手当含む) 。
 希望者は観光振興課にある応募用紙(市ホームページからもダウンロード可)に必要事項を書き、7月5日(消印有効)までに〒243-8511観光振興課へ申し込む。書類選考の後面接する。tel:225・2820。

厚木警察署と厚木市消防本部がテロ対策合同訓練           <6月23日>

 

APEC開催を前に警備体制を強化

 11月に横浜市で行われる「第18回アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議」の開催に向け、厚木警察署と厚木市消防本部が6月23日、厚木市文化会館でテロ対策合同訓練を実施した。警察と消防の職員70人が参加し、市民が犯罪行為やテロの被害に遭った際の救助訓練などを行った。
 訓練は、集団テロが発生した際の通報や救出救護、消火、毒物の排除などの初動措置体制の確認といった実践的なもの。警察、消防の連携・協力体制を確認し、向上させるため合同での実施となった。 訓練内容は、建物内に不審者が液体の毒物を置き、発生したガスにより多数の負傷者が発生したという想定の下で行われた。通報後、化学防護服を着た隊員が内部に入り、負傷者に声を掛けたり、建物内に他に人がいないか入念に確認したりしていた。その後負傷者を搬出し、体に付着した毒物の除去や応急救護所(エアーテント)を設置しての救護活動など実践さながらの訓練となった。また犯人検挙のため、現場検証や足跡の採取などの鑑識活動も行われた。
 参加した市消防本部警備第一課の浅野真太郎さん(22)は「ここまで大きな規模での訓練は初めて。この貴重な体験を現場でも生かしていきたい」と話していた。厚木警察署警備課直轄警察隊の山口秀一さん(28)は、「合同での訓練はとても有意義だった。人が多く集まる場でのテロに備え、何かあった時は迅速に処理に当たれるようにしたい」と真剣に話していた。(6月23日)