2006年は腰を軽くして良く動き回れ

 暦の上では、「丙戌三碧木星」です。この三碧木星という星は、伸長、烈しい、電気、動く、神経、宣伝、希望など多彩な現象を表す意味がありますが、2006年の今年1年間は、この三碧木星という星がはたらき、私たちの生活や社会情勢、天候などに、この1年間現れてきます。
 デフレ脱却してインフレに
 経済面ではデフレを脱却して、緩やかな物価上昇が続いていますが、徐々にインフレになっていきます。大都市圏の不動産価格が上昇に転じてきました。物価は上昇が期待できます。しかし、高齢化にともない一般大衆は増税と物価の値上がりで厳しくなっていきます。
 いま世界で起こっている最大の潮流変化は「インターネット革命」です。
 国内政治は、与党の圧勝により、憲法改正問題にはじまり、毎年のごとく繰り返される歴史認識の違いを起因とする近隣諸国との論争や紛争、地球温暖化防止策をはじめとする様々な環境問題など難問が山積です。今年こそは政界を中心に純粋な若者たちによる新しい力と発想が世にあふれ、雷の過ぎ去った後のさわやかな安堵感を感じることができるよう願うものです。
 地震・噴火・台風は例年を下回らず
 今年は自然災害とともに降り注ぐオキシダント、花粉アレルギー症の広がり、ジワジワ進む海水面の上昇は、落ち着かない不安を増すばかりです。
 地下活動は活発さを増しており、地震・噴火・台風などの発生件数が例年を下回ることはありません。局地的にはかなりの被害をもたらすことが予想され、例年を上回る被害も心配されます。
 今年流行するものは、眼に見えないもの、例えば音楽、電波関係などが盛んになります。形や色ではマイクロフォン、望遠鏡のような長い形のもの、小さいもので青色の装飾品や紺系統の細かい模様の服が流行します。
 女性の進出目覚ましい
 今年は、動いたり、自分で宣伝して回る意味があります。、そこで今年の生活指針としては、「腰を軽くしてよく動き回る」ことが肝要といえます。新しいことにチャレンジする傾向が強くなり、文化面でも幅広い活躍が見られ、10代、20代の若さのパワーも多方面にみなぎります。
 女性の進出は今年は目覚ましく、個性を生かした活躍が注目を集めます。また、三碧木星の年は俗に不景気の年といわれています。しかし、伸長の年でもあり、希望の年でもあります。何から何までお膳立てが揃うというわけにはいかないもので、それを補うのが努力です。とくに家庭は、すべてのエネルギー源です。こういう年こそ努力をすれば、うま味があるはずです。私たちの本当の血となり肉となる充実した平和と繁栄は、盤石の家庭、しっかりした方針とたゆまざる努力でこそ実現できるものであって、それが世のため人のために貢献するものでなければなりません。譲り合う心、良き競争相手あっての自分、感謝の心からは優柔不断は生じません。
 医療制度改革は今年から動き出す
 いま、日本の医療機関は良質で効率的な医療サービスを提供するようになってきています。その結果が医療費の適正化につながり、財政基盤の安定した保険者はさらなる自律取り組みに向かいます。医療費の増大は高齢者医療制度の創設、診断報酬体系の見直しも含め、制度改革が今年から動き出すことになります。
 明るい家庭生活のもと、1年という貴い時間が、あなたにとって悔いないものでありますよう、この占いを参考に奮励努力されることをお祈り申し上げます。

 山口鶴扇・日本易学協会認定師範一級鑑定士(四柱推命診断・気学占い、密教宿曜星占術・相性診断)厚木市松枝在住。

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