4月25日(木)
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厚木市は昨年11月から12月、市民意識調査を実施したが、このほどその概要を冊子にまとめ発表した。調査は「あつぎハートプラン」の将来都市像「わたしもつくる心輝く躍動のまちあつぎ」の実現に向け、社会経済情勢の変化や多様化する市民ニーズなどを的確に把握して、今後の市政運営や計画の策定に活用するもので、市内に居住する18歳以上の男女3,500人を対象に郵送による方法で行なった。 質問項目は1定住意向2厚木市のイメージと将来像 3市政(地域生活、環境・福祉など)についてなど全部で45項目。回収率は67.4%だった。 定住意向については「ずっと住み続けたい」37.4%、「できれば住み続けたい」23.4%で、60.8%の人が「厚木市に住み続けたい」と回答した。前回11年の調査では「住み続けたい」が71.2%で、この2年間で10.4ポイントも下がっており、住み続けたい程度が大幅に弱まっていることが分かった。これとは逆に「市外に転居したい」が11.2%(前回10.8%)あった。 住み続けたい理由は「家や土地があるから」を挙げる人が最も多く、「住み慣れて愛着がある」「自然環境がよい」などが続いている。一方、「市外に転居したい」と答えた人は「交通の便が悪い」「通勤・通学に不便」などがその理由。 住まいの地区の将来については、「開発をもっとすべき」が12.3%、「自然環境と調和した開発をすべき」が57.3%、「これ以上開発すべきでない」は22.8%だった。 市のイメージについては「恵まれた自然環境を持つまち」が41.8%、「花火大会・鮎・温泉のまち」42.8%、「都市と自然が共存するまち」23.2%だった。将来どんなまちになって欲しいかでは「自然環境の豊かな都市」69.4%、「保健福祉都市」37.3%、「居住.生活都市」29.9%の順となっている。 まちづくり全般の変化について、5年間で良くなった項目は「ごみ処理及びリサイクル」が53.8%と最も多く、次いで「都市基盤の整備」27.5%、「スポーツ・レクリェーション活動の場と機会」26.9%の順となっている。逆に5年間で悪くなった項目は、「犯罪や非行の防止」が42.8%と最も多く、次いで「就業環境」38.3%、「商店街活性化の状況」36.7%、「放置自転車や歩行者の安全」34.7%の順。 今後必要な施設は何かの質問では、公園が24.9%で最も多く、次いで病院・診療所23.6%、駐車場・駐輪場23.1%の順。 また、市立病院への要望では、「市内の医院・病院との連携強化」46.4%、「現診療科目の維持」41.8%、「人間ドック等健康診査機能の導入」33.2%の順となっている。 このほかまちづくりの手法では、「住民合意による地区計画等」が41.2%、次いで「住民参加によるまちづくり条例の制定」28.9%となっている。
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