◆『うなぎやの歴史』追想の戸田とその歴史 

岩崎 稔著 B6判 408頁 2000円(税込) 
 「うなぎや」の屋号を持つ岩崎家と、戸田村(厚木市)の歴史を民俗学の手法で叙述した相川地区待望の郷土史。幼き日々、叔父や父母のこと、戸田村追想、先祖史素描、小塩家など戸田村の家々などを収録。  

「家郷喪失の時代が叫ばれて久しい。戦後の高度成長と社会変動の中で、何千何万の人びとが郷里から引き離され、家郷を失った。1944年生まれの著者も同世代の一人である。本書はこうした世代に向けて故郷とは何かを問うメッセージとも言えよう」(神奈川県地域史研究会会員・大畑哲氏序文より)