７月１日に行われた厚木市議会議員選挙で、0.059票差で次点に泣いた松前進氏（60・厚木市飯山）が、７月10日、票の再確認を求め、最下位当選者である井上武氏（40・田村町）の当選を無効とする「異議申し出書」を市選挙管理委員会に提出した。
　申し出書によると、最下位当選と次点が0.059票という僅差であるにもかかわらず、選管は確定前に票の再確認をしていない。自分の支持者に非識字者や障害者もおり、判読じづらい文字を記入している可能性があるとしている。
　松前氏は「『松』と『前』という文字を含む候補者が５人もいて、開票時に判読不明と思われる私の票が無効票にされた可能性がある。再度、無効票や不足票の確認をしてもらいたい」と話している。選管では30日以内に選挙管理委員会を開いて棄却か容認かを決定、本人に通知するが、決定に不服な場合は県選管に審査の申し出をすることができる。（2007年７月11日）