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投票率40.78%(男39.23% 女42.44%) 当日有権者数175,242 投票総数71,465 無効票700 不足票2 按分切捨票0.004 合計70,702.996 |
任期満了に伴う厚木市議会議員選挙は7月10日投・開票の結果、新しい28人の顔ぶれが決まった。今回は定数28人対して現職20人、新人11人、元職2人の計33人が立候補、少数激戦の選挙戦が展開された。 市議選戦国時代といわれる中で、現職に新人がどこまで迫れるか終盤まで混戦模様が続く選挙戦となったが、開票の結果、支持基盤の固い現職組が全員当選、元職は1人が返り咲き、新人は7人が当選した。(敬称略) |
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立候補者は各陣営とも防災対策、子育て、教育、医療、介護、環境、議会改革などの政策を掲げて、懸命な票の掘り起こしを行ったが、有権者の反応は低調で、投票率は前回を5.55ポイント下回る40.78%で過去最低となった。 選挙戦は組織や地域地盤を確実に固めた現職が予想通りの強さを見せつけたが、地域地盤や組織のない新人は苦戦を強いられた。 党派別では、公明党が寺岡まゆみ、田上祥子、川口仁の現職3人に新人の遠藤浩一を加えて全員が上位当選、4人とも10位以内に入った。民主党は現職の名切文梨と新人の古川たまきが当選して現有議席を守りきったものの、2人とも下位当選、特に名切は得票数を前回より1000票以上も減らす最下位当選で、今後の選挙戦に課題を残した。みんなの党は3人を擁立、党の勢いに乗るほか小林市長の支援を受けるなどして全員当選をねらったが、4月の県議選で落選した井上武が返り咲きをねらってトップ当選、最年少の泉修も27番目にすべり込んだものの、小林市長のおひざ元である上依知から立候補した作山豪は届かなかった。共産党は現職の釘丸久子、栗山香代子が当選して2議席を維持。神奈川ネットワーク運動は現職2人の引退の後を、新人1人しか擁立することができず、内川由紀子が当選したものの議席数は後退した。市民の党は現職の奈良握1人を公認して議席を維持。また、自民党から出馬した現職の徳間和男と松田則康も当選を果たした。徳間は当選12回の長老で、最多当選回数を更新した。 保守系無所属では、現職11人・新人3人の合わせて14人が当選した。現職では石井恒雄、難波達哉、石井芳隆の3人が上位当選を果たしたほか、松本樹影、越智一久、高田浩、神子雅人、松前進、沼田幸一、小島一郎、太田洋も順当に当選を決めた。新人では瀧口慎太郎が上位当選、渡辺貞雄、井上敏夫も順調に票を伸ばして当選した。高澤孝一、後藤由紀子は2回目の挑戦だったが届かず、新人の野上元、元職の竹松俊雄も出遅れが響き支持をまとめきれなかった。 改選後、保守系が1本にまとまるのか、それとも分かれるのか、会派の届けに注目されるが、みんなの党を支援した小林市長の議会運営にも影響を及ぼしそうだ。(2011年7月10日) |
氏 名 年齢 党派当選回数 得票数 当 遠藤 浩一(40) 公明党1 2772 (みんなはみんなの党・ネットは神奈川ネットワーク運動・共産党は日本共産党) |
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